22卒 インターンES
技術職
22卒 | 名古屋工業大学大学院 | 男性
- Q. 何を専門にどのような研究をしていますか。または、学業で主に取り組んでいる内容は何ですか。(500文字)
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A.
私は制御工学の知識を用いて遠隔操作ロボットの操作性向上を目的に、操作装置とロボット間の「力(作用・反作用)の伝達」,「位置の追従」を可能とする制御プログラムの構築を行っています。遠隔操作において重要となる情報は,位置と力の情報です。私の研究では,操作側に電磁力駆動ロボットと被操作側に空気圧ロボットを用いて遠隔操作を行っています。空気圧ロボットは主に,指令電圧を圧力に変換するサーボ弁と圧力により前後に駆動するシリンダで構成されています。空気圧ロボットは圧力変化に時間がかかるため,発生した磁力により前後に駆動する電磁力駆動ロボットに比べて,位置の追従と力の伝達が遅れてしまうという問題があります。そこで,圧力変化をしているサーボ弁に圧力制御系を設計することにより,圧力変化にかかる時間を短縮し,位置の追従と力の伝達の遅れを改善するというアプローチをしました。学部までの研究では,簡易的な圧力制御系を設計し,圧力制御系を設計することによる位置の追従と力の伝達の遅れ改善を確認できました。そして,今後の研究ではより高精度な圧力制御系を設計し遠隔操作ロボットの更なる操作性向上を目標にしています。 続きを読む
- Q. そのテーマに取り組んだ理由を教えてください。(400文字)
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A.
私が遠隔操作ロボットに興味を持ったのは,東日本大震災のような大災害の現場で災害復旧用ロボットの活躍が期待されるというニュースを見たときです。人間が立ち入れないような現場で活躍する姿に心を打たれました。研究室を選択するとき,私が現在所属している研究室に,空気圧ロボットで遠隔操作を行う研究テーマがあることを知りました。そこで空気圧ロボットについて調べてみると,クリーンであり磁場の発生がないなどの利点から災害現場での活躍が期待されていることが分かりました。まさに私が取り組みたい内容だと思い,現在のテーマで研究することを希望しました。また,空気圧ロボットは災害現場だけでなく先ほど挙げた利点に加えて,空気自体の柔軟性があるといった点からリハビリテーションなどの医療現場での活躍も期待されていることからこの研究に取り組むことで社会に貢献したいという気持ちで今後もこの研究に取り組みたいと考えています。 続きを読む
- Q. 上記の中で、自分で工夫したことは何ですか。(300文字)
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A.
研究するにあたって私が工夫したことは,実験時の測定方法を改善したことです。研究を進めるにあたって,従来研究の条件では圧力制御系を設計しない場合で実験を行うことは可能ですが,同様の条件では圧力制御系を設計した場合の実験を行うことができたいということが分かりました。圧力制御系を設計したときと設計していないときの違いを確認することを目的としていたため,実験の条件を同じにするために圧力制御系を設計したときと設計していないときで,同様の条件で実験をできるような手法を考え実験を行うことを可能にしました。また,シミュレーション上でも同様の条件を設定するためのプログラムを考えシミュレーションを行いました。 続きを読む
- Q. パナソニックのインターンシップで挑戦したいことを教えてください。(200文字)
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A.
貴社のインターンシップを通して、これまで学んできた制御工学の知識、能力を生かし生産技術や製品開発に携わることで,今できる最大限の社会貢献に挑戦したいです。さらに,大手メーカー企業の職場に触れることで,今後の大学での研究だけでなく将来的に技術者として社会貢献するためには自分に何が足りないのかを貴社の社員の方や他のインターン生から学ぶことにより,自分のステップアップにも挑戦したいと考えています。 続きを読む
- Q. パナソニックのインターンシップに期待することを教えてください。(200文字)
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A.
私は,大学では製品開発に直結できる研究を行ってはいないため,貴社での業務を体験することにより,実際に消費者の手に渡っている製品を開発する過程を知り,製品開発とはどのようなものなのか,私が学んでいる制御工学の知識はどのような場面で生かすことができるのかを知ることができる機会があることに期待しています。また,短い期間ではありますが社会人としての生活の厳しさを体験できることにも期待しています。 続きを読む