【データ活用の未来を拓く】【21卒】みずほリサーチ＆テクノロジーズの冬インターン体験記（文系/社会政策／コンサルタントコース）No.9162（早稲田大学/男性）（2020/7/7公開）

就活生に人気のコンサル・シンクタンク業界について理解を深めたかったため。コンサル業界は特に会社ごとの事業内容の差が分かりにくく、志望動機を面接で述べる際に苦労すると思い、インターンシップに参加し企業理解を深めておこうと思った。

採用ホームページが非常に丁寧に作りこまれたものであり、社風を知る上で大きな手掛かりになった。よって熟読し、それをESでアピールできるよう心がけた。

官公庁が公開しているデータリソースの最有効活用方法を検討し、コンペ企画書を作成せよ

1日目にやったこと

はじめに企業説明会があり、次いでワークの説明に入る。ワークの内容は資料をもとにデータ活用方法を考案したのち、企画書に落としこみ、プレゼンを行うというものだった。

５０台くらいの年次の社員

なし

コンサルタントの提案は『ゴールを決めて逆算しながら設計していく演繹式』だと教わった。資料を読み込み、帰納的に解答を導き出すような業務をイメージしていただけに、「コンサルティング」という仕事の何たるかに気づく印象的なフィードバックだった。

実際にみずほ情報総研が案件として取り扱った事業がモデルになったワークであり、シンプルに難易度が高かった。また選考がESのみであった関係上、学歴のみで選考を通過してしまい、コミュニケーションに難がある学生も中にはいた。よって意見を引き出しつつ議論のかじ取りをするのが難しかった。

現業コンサルタントの方の明晰な頭脳・多角的な知見を目の当りにできたことは良かった。ワーク中は部長クラスのコンサルタントの方が１班に１人ずつワークについてくださり、解答を与えるのではなく『導く』ような指導をして下さった。知識と経験に裏打ちされたコンサルティング力を拝見し、「自身もそうありたい」と思えたことが良い経験になった。

特にない。必要な情報はすべて資料に落とし込まれており、むしろ余計な事前知識は自然な議論の妨げになると思う。

ワークが行われた場所は実際のオフィスの一角であり、リアルな働き方が垣間見えた。またつきっきりで指導してくださった現業コンサルタントの方のお陰で業務理解が進み、将来の自分をコンサルタントの方に重ね合わせることで「みずほ情報総研で働く自分像」を明確にイメージできた。

自身の就職活動の軸に照らし合わせ、この会社で自己実現をはかることは難しいと考えた。面接で熱量を込めて志望動機を語ることは難しいと思い、最終的には選考を辞退するに至った。
ただ「情報総研」という看板はあるが、文系出身コンサルタントの方も数多く在籍しており、必要以上に門戸が高いと思う必要はないとも感じた。

コンサルタント業務は個人へのスキルの蓄積こそがモノを言うと理解し、チームで協働して仕事がしたいと考える自分には合わないと考えた。またコンサルタントのこなした案件の数によって給料が決まる成果主義的システムも、自分に合わないと感じた。
ただ社員の方は魅力的であり、企業への印象は大きく上がった。状況次第では当社単願でコンサル業界を志望したかもしれない。

参加者全員が早期選考に乗れる。おそらくESで落ちることもない。ES未提出だと人事の方から催促の電話がかかってくるなど、企業側から積極的にコンタクトを取りにきてくれる。

⓵社会に大きな影響を与えられる仕事⓶成果がかたちになって現れる仕事、の２点を軸に、鉄道やデベロッパーなどまちづくりに携われる業界を志望していた。ただどちらも採用枠数が少なく、併願業界を検討していた中で、自身が培ってきた論理的思考力が生かせると考えたコンサル・シンクタン業界へのインターンシップ参加を思い立った。

最終的には併願先をコンサル・シンクタンク業界にしようとは思わなかった。理由は①突き詰めると個人主義に帰結してしまう点⓶成果主義の側面が大きく、自身の性格に合わないと感じた点、の２つに集約されると思う。ただしみずほ情報総研の社員の方の人格や社風、明晰な頭脳への憧れは強く、最後まで本選考に参加するか否か迷っていた。シンクタンク業界に関心がある方は参加して損はないと思う。