【22卒】オービックの冬インターン体験記（理系/総合職）No.15014（東京工業大学大学院/男性）（2021/5/21公開）

自分のグループでは，全員が自分で考えた意見・提案を持っていて活発に議論が行われていた．まとめ役の学生は，始めに決めたリーダーではなく流れで適役の人がやってくれた．

IT業界には珍しく下請け構造を持たず，営業からシステム開発まで行って引き受けで行っている企業ということで，いい会社なのではないかと感じた．またSIerがその中で，営業とエンジニアの橋渡しをどのように行っているのかについても知ることができた．

グループワーク型のインターンに参加したことがなかったので，グループ内での役割分担などがわからず戸惑ってしまった．

オンラインであった上，1dayなので会社説明会としての色が強かった．ただ実際に就社したとして，どのような働き方が求められていくのか，また，ITスキルは必ずしも前提としていないことなどを学べたことは大きかった．専門職を目指している人にとっては，他の選択肢もあるように感じた．

文系の学生も多く，そもそもシステム開発において何が大切かを理解している学生が少なかった．グループワークでは，班ごとの提案を自由に行う部分と，あらかじめ答えが用意されている中で選択肢で回答するもの（テスト形式）があったが，その選択肢で正答できているグループが少なかった．自分の班は，一番点が高かったと思う．少しでもITスキルのある理系であれば十分選考に乗れると感じた．

SIerといっても，内情は様々でシステム開発のみに携われるというわけではないように感じたため．専門職やエンジニア職を志している人には必ずしも魅力的ではないように感じた．しかし，裏を返せば社内には様々な職があり，ITのみをやっていたい訳ではない人にとっては，とりあえず入社してから適性を図る機会があるようにも感じた．

グループワーク時には，社員さんが学生のことをよく観られており，本選考に応募した際には多少なりとも評価に関わると感じた．インターン参加でESも書きやすくなるのではと思う．

グループワーク後に，担当していただいていた社員さんから学生一人一人にフィードバックがある．しかし，終了後に特別フォローがある訳ではない．

金融系・IT系を主に見ていた．IT系は第二志望業界で有名企業のみを見ていたが，インターン 参加後はベンチャーなども見ていきたいと感じるようになった．大手・中堅企業だと結局，SIerであっても，開発には余り関わる機会がなくなってしまう気がした．一方ITベンチャーでは，目的が明確に決まっていたりするので，その方が開発に集中して関わることができると思う．

大手IT企業では，営業もできる無難な人材を求めているのではないかと感じるようになった．インターンを担当していただいた社員さんも体育会系の方も多く，自分のイメージとは少し違った．特に，専門職としてキャリアを積んでいきたいと考えている場合，ITベンチャーなどで業務が明確に決まった状態で入社できる企業を探すのが良いように感じた．