(1)What:私は留学で培った異文化適応能力を活かして、老若男女様々なバックグラウンドをもった訪れるゲストに安らぎを、去りゆくゲストに幸せを与えることを目標にして、外資系ホテルのベルガールのアルバイトをしています。(2)Result:ある日、館内説明をしながら年配の女性を部屋まで案内しました。最後に質問はないかと尋ねると、既に質問したことを尋ねられました。そこで初めて私の歩調と英語力に合わせるのに精一杯だったことに気づき、深く反省をしました。(3)How:それからは、子連れの家族には館内の案内よりも外のレジャー施設の案内を、カバンが大きい人や地方なまりがある人には観光マップの用意しました。年配者には歩き方も話し方もゆっくり、すみずみまで説明することに細心の注意を払いました。このように、ゲストそれぞれのニーズを少ない情報から確実に汲み取り、素早く行動に起こすことで、目標達成を目指しました。(4)Why:なぜならば、ゲストの時間の流れに合わせることは、必ずしも時間をかけることではなかったからです。どんなに長い時間かけて丁寧な説明をしたとしても、ゲストが何か他のものに興味関心を持っていたり、捕われていることに気付かずにいれば、それはコミュニケーションではないと学んだからです。(5)Learn to Next:それから4ヶ月が経ち、同じ注意を受けたことはありません。しかし、これから約一年間余りの学生生活の間に、見えない情報を集める力、それを活かす力、そして時間の流れを感じる力をますますレベルアップさせていきたいと思います。また、ベルガールの仕事は直接的に金銭が発生する役割ではありません。しかしながら、ゲストが数多い宿泊施設の中からひとつのホテルを選定する際には、少なからずともベルサービスのおもてなしが関わるでしょう。そこで、自分の営業力(ベルサービス)で誰かに影響を与えられるように、もう相手のサインは見逃しません。
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