- Q. 志望動機
- A.
株式会社日立システムズの本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2023卒株式会社日立システムズのレポート
公開日:2022年8月15日
選考概要
- 年度
-
- 2023年度
- 結果
-
- 内定
- 職種名
-
- システムエンジニア(SE)
投稿者
選考フロー
選考情報
- OB・OG訪問
- 実施していない
- リクルーター
- なし
選考時の新型コロナ感染症対策
選考はすべてオンラインでした。
企業研究
国内の大手SIerについて包括的に理解したうえで、日立グループが他グループと異なっている点、また日立システムズ自体が日立グループ内でどのような立ち位置にあるのかを調べた。
NTTや日立、日鉄SOLなど国内の大手SIerは類似した業務形態でありながらそれぞれに顧客の業界や強みにする分野、開発様式に違いがあるので、業界順位や各グループの規模感に加えて、それぞれがどの分野に強みを持っているかを調べた。
また、そのうえで日立グループにもいくつかIT関連事業を行う会社があるので、それぞれがどのような仕事を受け持っているかを理解し、さらに日立システムズ特有の強みや事業分野の理解に努めた。
選考面接では、日立システムズで入社後にかかわりたい仕事や、これまでの日立システムズの実績で興味のあるものなどを質問されたので、エントリー時に他社の企業研究と合わせて前述の点を理解しておくと、具体的に質問に回答できるのでやっておいてよかったと思う。
志望動機
技術のプロフェッショナルのキャリアと、PL,PMなどのマネージャー職のキャリア実績がともにあること、顧客の業界や案件に多様性があること。総じて、キャリアに潰しが効くこと。
ITが未経験で入社するため、キャリアに選択肢の幅があることは魅力的に映った。選考時は技術系のキャリアを考えていたが、いかんせん未経験のため技術系のキャリアとの相性が悪かった際に転職することなくキャリアを修正できると考えたため。この点について、選考では未経験で入社するため、様々な選択肢を選ぶことができる点に魅力を感じている、というニュアンスで伝えた。
顧客の業界や案件に多様性があること、も同様に、将来的に専門とする分野の幅が入社時点では大きく絞られないことが魅力に感じた。この点においても同様に、実際に業務を行ってみないと自分の向き不向きがわからないと考えたため、顧客の業界や独立系の案件、日立製作所の下での案件など、企業として受ける仕事の内容が多様である点が魅力に映った。選考では、キャリアに選択肢がある点や、様々な経験をしたいと考えている、というニュアンスで伝えた。
説明会・セミナー
- 時間
- 60分
- 当日の服装
- 指定はなかったが、基本的にスーツの参加者が多かった
- 実施時期
- 2022年04月 上旬
- 実施場所
- オンライン
セミナー名
説明会
セミナーの内容
業界説明、企業説明、座談会
参加前の事前準備や注意したこと、感想などを教えてください。
座談会があることがアナウンスされていたので、日立システムズのSEの働き方や業務内容について質問をまとめた
このセミナーは選考を受けるにあたって参加必須でしたか?また、選考に有利に働きましたか?
優遇があるなど、特別選考に有利になることはないと思う。
座談会があるので、そこから情報を得ることができる点は有利ということができる。
WEBテスト 通過
- 実施時期
- 2022年04月 上旬
- 実施場所
- 自宅
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
WEBテスト対策で行ったこと
日立システムズの選考のために特別対応したことはない。
非言語に関しては、インターン選考や他社選考でのWebテストで解き方がわからなかった問題や回答を出せなかった問題は受験後すぐに調べていた。
WEBテストの内容・科目
SPI:言語、非言語
WEBテストの各科目の問題数と制限時間
言語 48問15分
非言語 20問20分
対策の参考にした書籍・WEBサイト
なし
エントリーシート 通過
- 実施時期
- 2022年04月 上旬
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
ESの内容・テーマ
現在行っている研究内容について/自己PR/ガクチカ/志望理由
ESの提出方法
マイページで提出
ESの形式
Webで入力
ESを書くときに注意したこと
結論ファーストなどのフォーマットで気を付けた点は他社と同じ。
志望動機については、HPを中心に調べた情報について、可能な限り具体的な内容に言及し、入社意欲が伝わりやすいように書いた。
ES対策で行ったこと
自己PRやガクチカなど、テンプレを流用できる一般的な質問が多かったので、これらの設問に対して特別行ったことはない。
志望動機については、興味のある分野や実績について具体名を出して言及できるように、HPから組織図やプレスリリースに目を通し、入社後に理想とするキャリアプランについて考えた。
対策の参考にした書籍・WEBサイト
なし
1次面接 通過
- 実施時期
- 2022年04月 中旬
- 面接タイプ
- オンライン面接
- 実施場所
- オンライン
- 形式
- 学生1 面接官2
- 面接時間
- 20分
- 面接官の肩書
- 中堅の人事部の方、男女1名ずつ
- 逆質問
- あり
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
会場到着から選考終了までの流れ
入室後、同じ時間帯の学生が集められ、点呼と注意事項のアナウンス。その後各ミーテングルームに振り分けられ、選考面接が始まった。
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
明るくハキハキと話すことを意識したこと、志望動機を話す際に具体的な内容に言及したこと。
まず、声のトーンを上げる、ハキハキ話す、明るい雰囲気を作るなど、コミュニケーションの部分で欠けた部分がないように、少なくともそのように受け取られないように気を付けた。
また、志望動機はガクチカ等よりも前のめりで質問された印象があるので、HPを見た、このプレスリリースを読んだ、この部署に興味があるなど、具体的な内容について言及し、入社意欲が伝わるように意識した。
面接の雰囲気
人事部の方に続いて自己紹介。自己紹介の中から、学部や部活動の話で少し会話し、その後選考面接の質問に移った。面接官の方はお二方とも終始明るく、かなり和やかな雰囲気の中で進んだ。
コミュニケーション力が7割、志望動機や入社意欲が3割という見られかたの印象。ネガティブチェックの面接であるような印象を受けた。
面接後のフィードバック
なし
対策の参考にした書籍・WEBサイト
なし
1次面接で聞かれた質問と回答
学生時代に力を入れた活動について教えてください
私は他大学との合同イベントを幹部として運営しました。私が立候補したのは、前年の参加で他大学の部員との交流が面白い経験と感じ、そのような経験を多くの部員に経験してほしいと考えたためでした。
私達が運営した年は新型コロナウイルスにより、立候補のきっかけである「交流」が満足に行えないことが危惧されました。そこで私達は、極力参加者同士の交流が行われることを目標に解決策を模索しました。
私は参加者のプロフィール集の作成により、お互いを身近に感じることができると考え、作成、配布を行いました。結果として「楽しかった」「来年も参加したい」という意見を受け、私達の施策が参加者の交流に貢献できたと考えています。
[以下深堀]
[交流がキーワードになったと思いますが、具体的にどのような交流を面白いと感じて幹部に立候補されましたか]
部活動の活動内容や練習方法が大学によって異なるので、練習頻度や内容、指導者の指導方法などについて話しました。また、部活動以外の学生生活の部分でも、大学のキャンパスの特徴や交友関係について話したことが非常に印象に残り、立候補しました。
[オンラインでのイベント開催ということで、交流は難しい部分が多かったと思いますが、プロフィール集の作成以外に何か行ったことはありますか]
Zoom等のオンライン会議サービスを用い、合同練習会や交流イベントを開催しました。これらの交流イベントにはそれぞれ平均で○○人ほどが参加していました。ただ、やはりオンラインでの交流には限界があったと感じたので、対面での活動ができなかったことが非常に残念です。
志望動機について教えてください
私は一つの分野に特化したスペシャリストになり、自ら社会に大きな変革を生み出したいと考えています。
貴社は多様な業種に事業を展開しており、あらゆる状況、選択肢のノウハウが蓄積されていると考えております。それらを基に、自身のキャリアで備えた武器を活かすことで、変革の第一人者になるという目標を達成できると考えています。
一方で現状の私はITの知識に乏しく、業務経験もないため、具体的な将来像が描けていないという課題があります。そのため、様々なキャリアプランの実績を備える貴社は、自身のキャリアを考える上で非常に魅力的に映っています。以上の観点から、私は貴社のSEとして事業に従事することを志望します。
[以下深堀]
[未経験からIT業界、SEを志望しているのはなぜですか]
常に学習し続けることが求められる業界、職種だと考えたためです。IT業界の技術の進歩はとても早く、常に最新の情報を追い、必要な技術を学習し続けることが求められると考えています。
私自身、大企業に入社したらもう安泰。というようなキャリアは望んでおらず、その点において入社後も継続的な研鑽が求められ、学習が業務に活かせる職に就きたいと考え、SEを志望しています。また、御社には開発研究部が独自に設けられており、この特徴からも最新の技術に明るい社風であると考えており、この点も非常に魅力に感じています。
最終面接 通過
- 実施時期
- 2022年04月 下旬
- 面接タイプ
- オンライン面接
- 実施場所
- オンライン
- 形式
- 学生1 面接官2
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- 役員の男性1名/人事部の女性1名
- 逆質問
- あり
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
会場到着から選考終了までの流れ
一次面接と同様の流れ。
全体の部屋で点呼、注意事項アナウンス→各ミーティングルームで面接
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
一次面接よりも入社意欲や企業に対する理解は時間をかけて聞かれた。
特に法人、公共、金融とある3部門のうち、具体的にどこに興味があるか、どのような業務に興味があるか、それはなぜかなどを聞かれた。自分の場合は、HPの実績の中に非常に興味のある実績が紹介されていたため、面接で「○○を開発した記事を読み、非常に興味を持ったため、似たような内容の業務に携わりたいと考えています」と言及しました。
面接の雰囲気
一次面接よりは緊張感があったが、面接官の方は2名とも明るく、最終面接にしては和やかといった感じ。一次面接と同様に、自己紹介とその内容からの簡単なアイスブレイクの後に面接開始。
面接後のフィードバック
なし
対策の参考にした書籍・WEBサイト
なし
最終面接で聞かれた質問と回答
事前課題で伝えた、学生時代に力を入れた活動を教えてください
[事前課題として、一次面接とは別の学生時代に注力した活動のエピソードを話せるように準備してくださいとアナウンスがあった。]
一次面接では、部活動の一環として他大学と合同イベントを運営したエピソードを話しましたが、今回は部内の活動についてお話しします。
私は部の幹部として、2年生から3年生にかけて部の運営に携わりました。その中で、部の展覧会を2年ぶりに開催することに注力しました。私たちが幹部として就任したのは、新型コロナウイルスの影響で丸一年間、部の活動ができないという状況でした。その中で、私たちは2年ぶりに部の展覧会を開催することを目標に、活動を行いました。
展覧会の開催に際して意識したことは、第一に部員、観覧の方々の安全であることを心掛けました。そのうえで、これまで従来の部の活動を経験できていない後輩に対して、これまでの活動内容をできる限り引き継ぐことも意識し、企画、開催を行いました。
中でも私は、後輩が展覧会を開催するまでの流れ、開催意義を理解し、部の文化を継承できているかという点を意識し、積極的にコミュニケーションをとることで、後輩が不安に思っている点、理解が及んでいない点を明確にすることを心掛けました。そのうえで、私たちは展覧会の企画、開催の流れや、開催までの注意点を資料にまとめ、部員間で共有しました。
現在、幹部を引きついだ後輩が展覧会の企画を行っていますが、企画段階は概ね順調に進んでおり、特に部内で共有した資料は困ったときに重宝していると好評をいただいています。
[以降深堀]
[安全な展覧会の開催に向けて具体的な取り組みを教えてください]
当日に展覧会の案内役にあてられている部員には、参加の1週間前から継続して検温を行うように徹底しました。また、観覧に来られる方には入場時に検温を行い、連絡先を教えていただくようにお願いし、万が一体調に変化があれば部の代表者に連絡していただくようにアナウンスしました。
入社後にどのようなキャリアや仕事内容を考えていますか
技術のプロフェッショナルとしてキャリアを進めたいと考えています。
IT業界の技術の進歩は日進月歩であり、SEは日々の研鑽が欠かせない職種であると考えています。私自身も同様に、新卒で入社した会社で生涯安泰というキャリアは望んでおらず、お仕事の中で日々成長が感じられる職に就きたいと考えています。その中でも御社を志望する理由は、御社には技術職のキャリア実績があること、開発研究の部署を独自に備えるため、先端技術に対して明るい社風があると考えたためです。
他社の説明会や企業研究では、これまでの技術を使い続けており、先端技術に明るくない企業も少なくないと感じております。その中で御社のHPでは開発研究部の設立や、先端技術を用いた試験的なシステム開発のプレスが紹介されていました。そこから、御社は私の考える先端技術の学習を継続する技術職のキャリアに適した環境があると考えたたため、御社のSEとして業務に従事することを志望しています。
[以下深堀]
[これまでに何か1つのことを継続して学習した経験はありますか]
(所属する部活動の競技)は小学生のころから現在まで続けているため当てはまると思います。大学の部活動では、1年生の頃は週3日ほど講義の後に部室で練習を行っており、新型コロナウイルスの影響で部活動ができなかった1年間も自宅で練習の時間を設け、比較的熱中して取り組んだ経験ということができると思います。
内定者のアドバイス
- 内定時期
- 2022年05月 上旬
内定を承諾または辞退した決め手
内定後にOB訪問を行った際に、部署によって特色が異なるため、働き方等の実態がいまいち見えにくい印象があったこと、また1万人に迫る規模の企業であるため、1人1人がキャリアを能動的に決定できる環境が整っていない印象を受けたため。
企業研究の中でだんだんと感じると思いますが、良くも悪くも典型的な日系企業の色が強いと思います。そのため、個々の「こうしたい」「これがやりたい」はあまり採用されないという声を聴く機会が多かったです。
ただ、腐っても日立なので福利厚生や働き方の部分はかなりホワイトに近いと思います。言われたことをやって貰えるものを貰いたいという方は非常に向いている企業なのではないかと思います。
内定後の課題・研修・交流会等
納得したうえで入社をしてほしいという考えはかなり強いようで、社員座談会やキャリア講座のようなものは定期的に案内がありました。
内定者について
内定者の人数
200から300くらいだと思います。
内定者の所属大学
割といろいろな大学の学生がいました。
ボリューム層はMARCHくらいじゃないかと思います。
内定者の属性
男女比は特別偏りはないと思います。
内定者イベントでは、東アジア、特に中韓出身の留学生が割と多く、とても印象に残っています。
内定後の企業のスタンス
内定の連絡とともに、1週間後の社員座談会の案内がありました。
その座談会の中で内定承諾期間は1週間と伝えられたので、内定の連絡から承諾期限は大体2週間くらいだと思います。
ただ、承諾期限後にもキャリア講座が開講されていたので、そのあたりは割と寛容なのかなと。
内定に必要なことは何だと思うか
ESやWebテストについて採用ポイントはわかりかねますが、一次面接以降はコミュニケーション能力と入社意欲が鍵になると思います。
コミュニケーション能力については、特別口数を多くしたりする必要はないと思いますが、しっかりとハキハキ話す、明るく対応する、真面目さ、誠実さが伝わる内容を話すといったことが概ね重要になるのではないかと思います。
入社意欲については、終始熱をもって伝える必要があると思います。自分がITを通じて何をしたいか、日立システムズで何ができるのか、何をしたいのかを積極的に伝えるとよいと思います。そのうえで、話の中に具体的な内容を盛り込むとより好評を得ることができると思います。
内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか
ベースとしてコミュニケーション能力が必要で、そこから如何に入社意欲を持っているかという点だと思います。
内定者イベントでは全員明るく、隙間時間でもお互いの趣味や面接での話などで盛り上がったので、社交的で明るいことはベースとして必要になると思います。
そのうえで、2回の面接ではどちらも志望動機や入社後の姿についての質問があったので、その点について熱をもって伝えることができるかということが鍵になるのではないでしょうか。
内定したからこそ分かる選考の注意点
志望動機や入社後の姿は具体的に考えておいた方がよいと思います。
特に最終面接では、面接官の質問時間の2/3を志望動機や入社後の姿について質問された記憶があります。そのため、面接に際しては改めて日立システムズを志望する理由を、入社後の姿を具体的に伝えることができるように準備するとよいと思います。
内定後、社員や人事からのフォロー
採用人数がかなり多いので、内定後の個人に対するフォローは特にありません。
参加任意の内定者イベントが月に2回くらいのペースで開催され、アナウンスがある程度です。
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日立システムズの 会社情報
| 会社名 | 株式会社日立システムズ |
|---|---|
| フリガナ | ヒタチシステムズ |
| 設立日 | 1962年10月 |
| 資本金 | 191億6210万円 |
| 従業員数 | 9,838人 |
| 売上高 | 4569億1500万円 |
| 決算月 | 3月 |
| 代表者 | 柴原節男 |
| 本社所在地 | 〒141-0032 東京都品川区大崎1丁目2番1号 |
| 電話番号 | 03-5435-7777 |
| URL | https://www.hitachi-systems.com/.html |
