【車開発の挑戦】【23卒】本田技研工業の夏インターン体験記（理系/技術系3daysインターンシップ）No.32293（東京農工大学/男性）（2023/2/10公開）

もともと自動車メーカーには興味があったとともに，小さいころから好きだった自動車メーカーであったから．ちょうど就活を始めたころに募集を行っており，少しでも就職に有利になるのではと思い，とにかく参加できればと思い応募した．

特にこれといったことはしなかった．インターン応募時に選考がありESを記入する必要があるため，ESの質問一つ一つに対し丁寧に考え，回答した．ES通過後の面接では志望理由や自分自身のことを聞かれたが，あくまでも会話の一部といった様子で，担当者も面接に慣れていない分和やかな雰囲気で，ESに書いたことをしっかりと説明できれば全く問題なかった．

インターンへの参加動機も含め，自らの行動に考えはあるのか，行動に対しPDCAサイクルを回すなど自らの積極性を確認しているように感じられた．

四輪完成車の課題解決型グループワーク

会社紹介，会社見学，グループワーク，発表会，フィードバック

四輪完成車の開発の流れ

既存の車種に対するお客様の声から，現在の課題をどう解決するか．

1日目にやったこと

会社説明や人間工学グループの仕事内容解説，現場見学など，一般的な会社説明会より詳細な内容の紹介（具体的な業務内容や会社内部の様子の案内，社員へのインタビューや質問など）．

2日目にやったこと

グループワークの課題説明と個人作業，個人作業の中間報告．午前，午後と通して課題に対し個人で考え，資料を作成する時間が与えられた．最後に参加者全員と社員に対し中間報告をし，軽いフィードバックをもらった．

3日目にやったこと

グループワーク課題のグループでの話し合い，最終発表会，フィードバック．午前と午後の少しの時間を使ってブラッシュアップした個人の考えをまとめ，グループとして一つの考えにまとめた．それを発表会で発表し，考えやそのプロセスに対しフィードバックをもらった．最後に個人へのフィードバックと参加者同士の雑談会があった．

技術職四輪開発人間工学グループの社員

なし

物事を考えて相手に伝えるときは，対象に具体的にどのようなことを感じてもらいたいか，何を見せたい，何をしたいからこうするという目的意識や根拠をはっきりとさせた方がいいと言われた．

オンラインの弊害か，同じ場所にずっと座りっぱなしで作業をすすめていくのが苦痛だった．また現場見学もオンラインのライブ配信のようだったので，実際に現場に行き，見たらまた違った印象だったのだろうと，仕方ないが残念であった．グループワークの課題も検討事項が多すぎてなかなかアイデアを絞れない内容で，妥当性をもたせるのに苦労した．

グループワークではほかの学生があまり積極的ではなかったので，自分が会議の流れを引っ張りつつ意見を引き出すよう努力した．

Hondaのインターンは様々な分野に分かれて少人数でグループワークを行うが，課題内容がその分野に特化しているので，自分が希望する分野のないようならばかなり具体的な業務の体験ができると感じた．私は幸い希望した分野であったため，とても有意義な時間を過ごすことができた．

Hondaの製品にとらわれず，ほかの自動車メーカーのアイデアも知識として知っておくと考えられるアイデアの幅が広くなるのではないかと思う．

Hondaで働くならここでしょ，というような分野のインターンであったため，自分が入ったらこんなことを活かしたい，というような具体的なイメージができた．また，社員の方から実際の業務について事細かに教えていただいたのでその点についても理解が深まったから．

私は自動車が好きであるものの，それほど細かいことに詳しいわけではないのが心配であったが，ほかの学生や社員の方の話を聞く限りその点はさほど重要ではないということが分かったから．また，インターン後のフィードバックでもかなりの高評価を頂き，自身の考えと行動が間違いではないということに自信を持てたから．

インターン参加前からこの企業，この分野に抱いていたイメージが，インターン後でもそのままで，さらに具体的になったから．大変な仕事ではあるが，それを聞いたうえで私も挑戦したいと思えるような内容であったから．また社員同士の雰囲気の良さがインターン全体を通してにじみ出ていたことも理由の一つである．

本選考終了後，内定連絡の際の最終面接のフィードバックにおいて，インターンシップに参加したこと，そもそもインターンシップに参加した積極性と，そこでの積極的な態度も評価したとの内容が伝えられたから．

特にこれといった業界の絞りはなかったが，漠然と自動車メーカーや自身の趣味に関するメーカーの技術職を志望していた．理由としては自信が趣味に生きる人間で，どうせなら好きなことを仕事にしたいと考えていたから．また，機械系なので設計などをやってみたいと考えていたから．ただしインターン時期に様々な業界のインターンに参加しようと考えていたので，あくまでこの企業のインターンはその中の一つとして参加した．

この企業が若い意見を大事にし，時にはとてもチャレンジングな風土の企業であることは知っていたが，実際の社員の方の発言や雰囲気などをみるとその体質が顕著に表れており，さらに興味がわいたとともにその大変さも理解できた．そのうえで，その環境に自分も挑戦したいと思うようになり，志望度およびイメージはさらに良くなった．