2023卒の先輩が積水化学工業技術系の本選考で受けた2次面接の詳細です。自己PRや志望動機をはじめとする2次面接で聞かれた質問と実際の回答や、実施時期、面接時間、面接の雰囲気、評価されたと感じたポイントなどを公開しています。ぜひ、先輩の回答を選考対策に役立ててください。
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2023卒積水化学工業株式会社のレポート
公開日:2022年2月15日
選考概要
- 年度
-
- 2023年度
- 結果
-
- 内定入社
- 職種名
-
- 技術系
投稿者
- 大学
-
- 非公開
- 内定先
- 入社予定
選考フロー
選考情報
- OB・OG訪問
- 実施していない
- リクルーター
- なし
選考時の新型コロナ感染症対策
選考は最初から最後までオンラインでした。
2次面接 通過
- 実施時期
- 2021年12月 中旬
- 面接タイプ
- オンライン面接
- 実施場所
- オンライン
- 形式
- 学生1 面接官2
- 面接時間
- 50分
- 面接官の肩書
- 40代後半ぐらいの技術系社員
- 逆質問
- あり
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 1週間以上
会場到着から選考終了までの流れ
なし
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
研究内容はいくら面接官が研究を行っている人でも理解するのは難しいと思っていたのである程度専門性を持たせながら、わかりやすい言葉で補足をつけながら説明しました。
論理だてて話せていた部分と研究を熱心に行っている部分が評価されました。
面接の雰囲気
和やかという感じではなかったが、こちらの話をしっかりと聞いたうえで気になることを質問していただけるので、話しやすい雰囲気ではあった。
面接後のフィードバック
なし
対策の参考にした書籍・WEBサイト
ワンキャリア、就活会議
2次面接で聞かれた質問と回答
研究を始めたきっかけや、テーマはどう決めたか
まず教授にどんな研究をしたいかを聞かれ、その時私は誰も達成したことがない反応に挑戦したいと思っていたのでその旨を伝えた。その理由としては何かの分野でパイオニアになりたいということをずっと思っていて、この研究がそのパイオニアになることができるチャンスだと思ったからです。その後、教授から選択性出ていない反応をいくつか提示され自分で興味のある反応を選択した。この選択性を新たに出すところがパイオニアになる部分で、どうやって選択性出すかを自分で考えた。そして、イオン相互作用という力を用いた反応を見つけ、この反応を使えば新たな選択性の発現が期待できるのではないかと考え、教授に打診した。その結果採用され、私の研究テーマが決まりました。
研究概要を五分程度で発表してください。
私はイオン対を有する新規配位子を用いたベンゼン誘導体のパラ位選択的アルケニル化反応の開発を行っています。
まずは、この研究背景について説明させていただきます。医薬品や機能性物質などを構成する多くの有機化合物にはベンゼン骨格が含まれているため、このようなベンゼンを用いた安価で効率的な反応の開発は数多く行われてきました。その代表的な例として、2010年にノーベル化学賞を受賞したヘックさんが開発した溝呂木ヘック反応という反応があります。しかし、ノーベル化学賞を受賞した反応にも欠点はあり、環境負荷の大きいハロゲンを用いて、ハロゲン化物を合成する必要があるという問題があります。そのため、近年はハロゲン化物を用いないアルケニル化反応が盛んに行われています。
アルケニル化反応とはこのようなベンゼンとアルケンを反応させこのようなアルケニル化合物を得ることです。
このハロゲンを用いないアルケニル化反応は数多く報告されており、緑の点で示しているオルト位や青の点で示しているメタ位での反応はそれぞれ10例以上存在します。しかし、赤の点で示していますパラ位でのアルケニル化反応は未だ達成されていない状況です。この理由としては、パラ位だけで反応させる位置選択性の制御が困難ということが挙げられます。
位置選択性が困難である例として、このようにオルト位、メタ位、パラ位で反応したものが混合物として得られる反応があります。私はこの反応で用いられている配位子に着目し、このように位置選択性を制御できるようなイオン対骨格を導入すれば、未だ達成されていないパラ位選択的アルケニル化反応が実現できるのではないかと考えた。次のスライドから、位置選択性制御の説明をさせていただきます。
まず、反応容器内でイオン対を有するベンゼン誘導体とアルケンと先ほど紹介いたしました新規配位子とPd触媒を混ぜます。すると系中でこのように配位子とベンゼン誘導体がイオン相互作用と呼ばれる結合を起こし、ベンゼン誘導体が固定され、パラ位が反応点であるPdに近づきます。その結果、アルケンがパラ位選択的に反応が進行するのではないかと考えた。
この新規配位子は計算化学を用いて構造の結合間距離や安定性を求め、設計しました。現在は新規配位子の合成に取り組んでおります。
本反応の利点といたしましては、まず一つ目は、ハロゲン化物を用いない、原子効率の良い反応という点です。そのため、反応ステップの短縮や環境負荷低減につながります。
二つ目は、本反応の肝である位置選択性の制御が可能となる点です。さらには、新規配位子の、イオン対部分の構造を変換することによって、パラ位だけでなくオルト位やメタ位選択的な反応の開発が可能になると考えています。
今後の展望はまずは新規配位子を完成させ、パラ位選択性発現の有無を調べることです。
二つ目は、私の在学中に論文として発表できるような結果を残すことを目標としています。
また、この反応が将来的に実用可能となれば、医薬品や機能性物質の合成手法の幅が広がると考えています。
以上で発表は終わります。ご清聴ありがとうございました。
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積水化学工業の 会社情報
| 会社名 | 積水化学工業株式会社 |
|---|---|
| フリガナ | セキスイカガクコウギョウ |
| 設立日 | 1947年3月 |
| 資本金 | 1000億200万円 |
| 従業員数 | 26,685人 |
| 売上高 | 1兆2977億5400万円 |
| 決算月 | 3月 |
| 代表者 | 加藤 敬太 |
| 本社所在地 | 〒530-0047 大阪府大阪市北区西天満2丁目4番4号 |
| 平均年齢 | 43.9歳 |
| 平均給与 | 934万円 |
| 電話番号 | 06-6365-4110 |
| URL | https://www.sekisui.co.jp/ |
| 採用URL | https://www.sekisui.co.jp/person/recruit/ |
