【食品開発の魅力を体感】【22卒】Ｍｉｚｋａｎ　Ｊ　ｐｌｕｓ　Ｈｏｌｄｉｎｇｓの冬インターン体験記（理系/技術系コース）No.15934（千葉大学/男性）（2021/6/25公開）

食品業界のインターンシップに一度参加してみたいと思い、いろいろな食品業界の企業のインターンシップに応募しました。ミツカンもその企業の1つとして今回応募しました。選考内容も複雑ではなかったため、応募しやすいと感じました。

ガクチカが主な選考内容だったため、自己分析をより徹底して行い、今までに書いてきたエントリーシートの推敲を重ねました。

他の食品業界のインターンシップには参加できなかったため、どの点が評価されたかはわからないです。

商品開発のグループワーク

＜1日目＞会社説明会
＜2日目＞グループで商品企画の体験とフィードバック、その後に座談会

商品企画の進め方

商品開発を学ぶ

1日目にやったこと

一日目は1時間ほどの会社説明会だけでした。どのようなステップで商品を開発しているのか、どんな部署があるのかなど学ぶことができました。また2日目のグループワークで行う内容についての情報開示がありました。

2日目にやったこと

あるテーマに従ってグループごとに商品企画を行いました。事前に商品のテーマや決定すべき項目、市場ニーズ等が記された資料が配布されており、その情報を基に商品を1つ選んで詳細を自分たちで決めてプレゼンするという内容でした。

人事や現場社員

なし

プレゼンののち、グループワークについてフィードバックがありました。印象的だったのは、「今回の商品販売の目的を忘れないこと」と、「データに基づいた意見も重要」ということです。特に前者に関しては、議論を進めていく中で与えられた情報の多さに誤ってターゲット層が幅広くなってしまい、当初の目的からぶれてしまいました。議論の目的を忘れず、見誤らず、議論を進めていく難しさを実感しました。

商品コンセプトや市場ニーズ、生産コストや人員など考慮すべき点が多く、どの商品がメリット・デメリットを踏まえて最も良い商品なのか、非常に難しいと感じました。各々の異なる意見をどのようにすり合わせるか、限られた時間の中でどこまで内容を詰めるか、考えるべき点が多かったです。

テーマについて皆で意見をすり合わせましたが、各々の意見とその根拠が非常に多彩で、刺激的でした。

このインターンシップで始めて商品企画というものを体験することができました。お客様に商品を買っていただくために、どういった形状、内容、名前が良いのかなど皆で意見をすり合わせ、そして練り合わせていく難しさと楽しさを実感することができました。議論を行う上で意識すべきことなど、今後も活かせるようなことを学ぶこともでき、非常に勉強になりました。

商品企画において商品の宣伝方法という点にまで議論が発展しました。その点に関してはあまり知識が無かったため議論の中核には入ることができませんでした。少し予習をしておくといいと思います。

商品企画の体験は非常に勉強になり、その「商品開発」のみにフォーカスすれば自身の将来像を想像することができました。しかし、その商品が主にお酢製品ばかりであり新規成分を有する商品を開発するわけではないことから、この企業で働く姿を想像することはできませんでした。

ミツカンのお酢製品でいかに良いものを開発するか、発売するかという点が重要に感じられたため、食への強い気持ち、お酢への強い気持ちが選考で非常に求められると思いました。私自身はお酢に対してそこまで強い気持ちが持てなかったため、選考もうまくいかないのではと感じました。

ミツカンは当然と言えばそうですが、主にお酢を用いた商品を様々アレンジして発売するという会社でした。お酢の効果効能はすでにわかっており、そこに+αするといった感じなので、新たなものを創出する、発見するという研究体制がないという点が個人的にはデメリットに感じられました。

このインターンシップだけでは正直有利になることはないと思います。しかしこのインターンシップ参加者は、続いてstep2のインターンシップ選考に応募することができるため、そのインターンシップに参加すれば有利になるかと思います。私は落選してしまいました。

もともと製薬企業と食品企業の2つを見ていました。企業研究もかねて両方の業界のインターンシップに応募しており、今回ミツカンのインターンシップに参加することができました。ミツカンは新成分の商品開発をあまり行っていない印象を抱きましたが、食品業界の企業によってはそういった研究活動を行っているところもあるので、その後も変わらず食品業界も志望しています。

技術系コースといっても研究活動というよりは商品企画の系統が強いインターンシップでしたが、どの社員さんも知的で非常に仕事ができる方という印象を受けました。特に商品企画のフィードバックの内容は的確で、言葉にするのは難しいですが「周囲を巻き込んで議論を薦められる人」が商品企画で活躍するのだなということを直に学びました。