【自動車業界の未来を担う】【20卒】日産自動車の夏インターン体験記（理系/グローバルリーダー養成塾）No.5230（徳島大学/男性）（2019/4/10公開）

夏季インターン選考が本格化する前の実施で、早期に選考体験をしてみたかったから。また、多くの自動車メーカーが総合職と技術職に分けてインターンを行っているが、志望職種に悩んでいた時期だったので、職種を選択せずに参加できることも魅力であった。

TOEICの点数ボーダーがあるので再受験した。ESは就職活動が本格化していなかったため、自己分析が完成していなかったが、働く環境として「チャレンジ」と「ダイバーシティ」の重要性について持論を述べた。グループディスカッションはリーダーシップについて問われるため、NHKの「リーダーシップ白熱教室」を見て対策した。

日産リーフの販売台数を伸ばすには？/日産リバイバルプランと今後について

1日目にやったこと

リーフの販売促進案についてグループワークとプレゼン。まず日産自動車についての会社説明が半日程度行われた。午後から「電気自動車リーフんお販売台数を伸ばすには？」について6人グループに分かれ、日産のディスカッション方法（V-up）を用いて議論した。終業前に有志によるプレゼン大会が行われた。

2日目にやったこと

工場見学（日産テクニカルセンター）。開発本部が置かれるテクニカルセンターに移動し、風洞実験、耐久テストなどの施設を見学した。午後からは敷地内のテストコースに移動し、GTRやリーフなどの試乗会が行われた。

3日目にやったこと

日産リバイバルプランに対するグループワークとプレゼン。日産リバイバルプランについての説明（半日）の後、6人グループに分かれてリバイバルプランの妥当性と今後の販売促進地域について議論した。終業前に各グループ代表者によるプレゼンと質疑応答が行われた。

各部署の人事/採用課/開発職の社員

なし

インターン最終日に参加者全員に個別のフィードバックが行われた。グループワークにおける「協調性」についてコメントされた。時間内にアウトプットを意識することは大切であるが、多様性を尊重する社風からか、全員の意見を反映させることに重点を置いている印象を受けた。

短時間でグループディスカッションを進めていくため、積極的に参加できない学生の意見はあまり反映されない傾向にあった。また、留学生や海外の大学の学生を交えるために、グループワークを英語で進行しなければならない場合があり英語によるコミュニケーション力が必要とされる場面が多々あった。

7月という早い時期に他大学の学生と就活の情報交換ができる良い機会であった。説明会やディスカッションが多く英語で進められたため、グローバルに働くイメージができた。全工程において非常に細かい指導とフィードバックをもらえて就活に必要とされる社会人基礎力を培うことができたと思う。

幅広い専門分野の学生が参加しているため、視野の広い就活をしていれば有力な情報を入手できたと思う。自動車に対する知識よりも、大企業でグローバルに働く事への想いを持った学生が多く、参加者の志望企業は多岐にわたる。

日産の課題解決プログラム(V-up)によるケーススタディが何度も行われたため、実践を通じて日産流の課題解決が定着できたと思う。また、発表だけではなく質疑応答などのディスカッションも多くの時間が割り当てられたため、会社が重要視する「ダイバーシティ」による創造力についても学べた。

最終日に本選考へのアドバンテージはないと案内があったから。後にインターン参加者は本選考の初期ステップをパスできる案内を受けたが、夏季インターンの時点では参加者の志望起業がメーカーだけではなかった為、本選考における自分の位置はイメージできなかった。

業界研究が未完成であったが、自動車への興味のみで参加した。しかし、商品プロモーションやマーケット戦略に関するワークを多くこなすことによって、完成車メーカーの総合職への理解度と志望度が上がった。理系は研究開発職を選択する傾向が高いが、データ分析や戦略立案など、理系のバックグラウンドが役立つ職種が多くあることに気づかされた。

インターン参加者を対象とした会社説明会や早期選考が行われた。早期選考では適性検査と面談1回分がパスされる。面接での質問内容もインターン中に伝えられたため、対策がしやすいと思う。

機械系のメーカーを希望していた。キーエン、トヨタ自動車、日産自動車、デンソー、三菱自動車などを検討していたが、本選考の対策として、インターンシップは幅広い分野を見ていた。特に投資銀行とコンサルティングファームのインターンは評価が高かったため、アクセンチュア、ゴールドマンサックス、三菱モルガンスタンレー証券などのインターンに応募した。

インターン中の説明会や懇親会を通じて、メーカーに開発研究職は昇進までの道のりが長かったり、裁量権を得るまでに非常に時間がかかる一方で、コンサルティングファームでは実力主義かつ平均成長速度が非常に早いことを参加者から聞き、志望業界が変化していった。またメーカーでも総合職への志望度が高まり、商品開発とマーケティングへのエントリーをする結果となった。