【鉄の魅力、極めよ】【21卒】日本製鉄の冬インターン体験記（理系/技術系総合職）No.9710（神戸大学大学院/男性）（2020/6/26公開）

研究室に案内があり、2週間のサマーインターンに応募したものの落選してしまった。しかし2daysのインターンシップを案内されたため応募した結果、参加することが出来た。有名企業であるため見て損はないと思った。

落ちてしまったが、ガクチカを作ったり競合のJFEスチールの説明会を聞いて鉄が社会に何ができるかという理解を深めた。

鉄の生産ラインで利益を最大化させよ

1日目にやったこと

日本最大規模の製鉄所において、工場見学を行った。そのあと聞きたい部署の先輩の社員のところにいって話を聞いた。そして、夜は座談会に参加したあと、新人研修に使われる寮にいった。

2日目にやったこと

班のみんなとグループワークに取り組んだ。PCを2台使って、与えられた計算式をエクセルに打ち込み、予算との掛け合いをひたすら行った。計算式はかなり複雑であり苦しかった。

エリートの技術系社員/人事

忘れました。

50代の部長がおっしゃっていた話が凄く印象に残っている。しんどいことに対して色々な考え方が出来るため、自分の中でどんな価値を見出すかが大事、そして後輩に対しても学ぶ気持ちで接するべきということが非常に印象的だった。

ワークの内容が他のインターンシップ以上に難関であり、さすが社員のレベルが日本でもトップクラスの日本製鉄だと思った。全員がインターンシップ慣れしており、非常に議論についていくのが大変だったことを覚えている。他の班がどんどん議論を進めていく様子を見て焦ることもあった。

鉄鋼業界の圧倒的規模感、そして当たり前だが総合職のほかに高卒のオペレーターもいて、その人達がいなければ日本の産業は成り立たないことを再び実感することが出来た。また、合宿の寮には備え付けの道具が何一つもなくて、新人研修から返ってきたらこんな部屋に住むんだ、というイメージがついた。

他に鉄鋼業界のインターンシップにもいっており、知識はあったので業界知識をもっと入れてくるべきだった。

とにかくよく働きよく飲むといったイメージが強く、体育会系っぽいと思った。また、完成品に近い素材メーカーであるため、質量の大きい商材を扱うこともある。それ故に社風・製品の面でライフワークバランスが保証されないと考えたため。また、寮の雰囲気が厳しそうだった。

社員の方、そして内定者の方が優秀かつタフであり、自分には到底及ばないなと思った。また、リクルーター面談の回数がとにかく多く、13回の選考の末にサイレントを受け就職留年するといった人もいたため、本選考を受けない方が精神衛生上よいと判断したから。

社員の方が全員タフネスに富む人物であり、あまりネガティブなことを言わなかった。自分としては弱い部分もさらけ出してこそ人間関係が築けると考えており、社員の強いイメージが建前であろうと本来の姿であろうと社風に合わないかもしれないと本能的に感じた。

知り合いの内定者が公言していたが、はっきりとインターンシップ優遇は存在しないといっていた。優遇目当てなら本選考で工場見学にいき、リクルーター面談に力を入れる方がいいだろう。

化学専攻なので、化学業界を中心に受けていた。最初は周りも受けるからと消去法的にAGC、積水化学工業などの大手化学メーカーの研究職を受けていたが、サマーインターンシップ選考途中で適性に合わないと思い研究職を選択肢から外す。それからは化学が間接的に関わってくる企業の技術職を中心にエントリーし、選考を受けていた。

日系大手は厳格なコンプラ順守と細分化により、自由に働き方を選べないといったイメージがあった。特に日本製鉄は大規模な日本のリーディングカンパニーであり、インターンシップで社員の方を見るとやはり仕事に身をささげる覚悟がないと働けないといったような印象を受けた。また、社員の方のカラーが強かったため、今後他の企業を見る時に、業務内容や福利厚生だけでなく、属する社員の性格を見ていくことを重きにおいていこうと思った。