【21卒】島津製作所の冬インターン体験記（理系/営業系）No.9125（神戸大学大学院/男性）（2020/6/26公開）

理系といっても領域が人によってバラバラで、中には分析計測機器を全く使ったことがない人もいた。しかし、さすが理系ということか、自らの専門領域ではどうなるんだろうと考え、そこから理解をしようとしていた。やはり素質があれば経験のないことでもうまく身に付けられると実感し、本選考においても物事の捉え方をしっかり相手方に伝えようと思うようになった。

12月はインターンシップが立て続けに入っており、下調べの時間が少なかったが、製品ごとの特徴だったり、島津製作所の製品がどう業界や日本の技術に影響を及ぼしているかという繋がりをもっと調べればよかった。

あくまでも営業は営業であり、しかも自分のアイデアの介入の余地がない精密機械を扱うため、「自分のアイデアにより他者の可能性を広げたい」という軸を持っている自分にとっては働くモチベーションが確立できないと感じた。主となるプレイヤーはあくまで技術系であると考えた。

自分は化学の研究にあまり意欲がなく、もっと役に立つという実感が直接得られる業界で働きたいと考えるようになった。このインターンシップに参加して、「ホワイト高給」「自分の知識が生かせそう」「説明する過程が楽しそう」というところにしか魅力を感じなかった。

社員の方が少し生真面目な印象を受けた。また、こちらは既にやる気満々で活動するつもりでいるのに、真面目に受けてくださいといったような雰囲気があり、窮屈さを感じた。また、製品の力が大きいからこそ顧客に貢献できるという部分もあり、製品が売れた事が自分の力の証明にならないと思う部分もあった。

インターン参加者は早期締め切りコースで本選考にエントリーできる。また、しれっと一次面接が免除される。しかしSPIテストセンターの出来が非常に重視されるので注意すべし。

本選考までいっさい関わりを持つことはなかったが、前情報とは違い、実は優遇が存在する事を後からしった。

化学専攻なので、化学業界、そして化学の知識が必要とされる企業を中心に受けていた。最初は周りも受けるからと消去法的に大手化学メーカーの研究職を受けていたが、サマーインターンシップ選考途中で適性に合わないと思い研究職を選択肢から外し、生産技術職や事務系職などを受けていた。それ以外にも、ITや最終製品メーカーなどオファーをもらった企業を受けていた。

絞っているわけではなかったので、特には変わらなかった。営業職という仕事の捉え方が変わった。BtoBは根性よりも知力勝負の仕事だと感じた。相手のニーズを引き出しどういった知識や経験をもとに相手に購入の必要性を説得するか、そういったことを考えるようになった。万が一のことを考え、技術系と事務系の二本柱のスタンスで選考を進めた。