【感動を共有する新技術】【23卒】セガのプログラマ職の本選考体験記 No.33102（電気通信大学大学院/女性）（2022/7/11公開）

会社説明会

事業内容や選考ステップの説明

事前準備は特にしなかった。SEGAでの仕事内容や、社風、文化、社員の思いなどを把握することができて良かった。

参加必須だったが選考に有利になることはなかった

・ゲーム業界あるいは当社を志望する動機について教えて下さい。（300文字以内）
・あなたが会社に望む事柄を３つあげてください。（300文字まで）
・あなたの強みと弱みについて教えて下さい。（300文字まで）
・携わりたい事業について
・第1位の順位を付けた理由とその事業で活かせそうなあなたの強み・特技
・第2位の順位を付けた理由とその事業で活かせそうなあなたの強み・特技
・どのようなキャリアで活躍したいか
・選択した理由を簡単に(200文字)
・プログラミングを学習するにあたって、よく参照している参考書名・Webサイト名などを具体的に挙げてください(200文字)
・これまでプログラミングをしてきて、最も困難だったことはなんですか？また、どのように克服したかお書きください。(400文字)
・あなたが将来、セガで成し遂げたいことについてお書きください。（誰のために・自分の役割などを明確に）(400文字以下)
・あなたが最近１番熱中したものを１つ挙げ、そのコンテンツの良さを教えてください。(400文字以下)
・各プログラミング言語の使用経験と技術レベル
・自己PRにてプレゼンされる作品や研究の成果について

採用サイトのマイページから提出

Webで入力

自己PRの内容についてが重かったため、特に時間をかけました。

先輩や同輩に見てもらい、エントリーシートの多くを占めていた研究内容の説明がわかりやすい文章になっているかを特に確認しました。

なし

他の企業の適性検査を多々受けていたため特別対策は行いませんでした。

CUBIC：言語、非言語、性格

言語、非言語：各30問40分程度
性格：200問40分程度

なし

画面共有の準備、自己PR、成果物アピール、質問・深堀り、逆質問

成果物の5分間の発表の際に、短い時間でわかりやすく成果物の内容や魅力を伝えられた点が評価されたと感じます。

アイスブレイクなどはなく淡々と面接が始まりました。きつい印象はなかったが穏やかな印象もありませんでした。

なし

なし

この研究テーマを選択した理由はなんですか

研究活動では実空間上で映像が飛び出す表現を実現する手法である空中像を扱ってきました。私は特に空中像を表示するための装置を設計する際に用いることができるシミュレーションシステムの実現を目的とし活動しています。この研究テーマに決めたきっかけは本大学に入り空中像を初めて目にしたときの感動からです。映画の中でしか見たことがない光景を目の当たりにし、このような素晴らしい技術があるのか、ととても感動しました。現在、実用化されている空中像は少なく、一般の方々がこれを体験できる機会はあまりありません。そこで、空中像の数を増やすために装置を増やす、装置を増やすために設計者を増やすということを考えました。設計者を増やすためには使用しやすい設計ツールが必要であると考え、このテーマを選択しました。

将来SEGAで成し遂げたいことはなんですか

私は将来、実空間上で映像が飛び出す表現を実現する手法である空中像を用いたゲームの開発、製品化を成し遂げたいです。私が空中像を初めて目にしたときの、映画の中でしか見たことがない、このような素晴らしい技術があるのかといった感動と空中像を用いたゲームという新しい体験を多くのお客様に味わっていただきたいと考えるからです。空中像は裸眼で観察できるという特徴があるため、スマートフォン等の媒体を介する必要があるAR技術や、ヘッドマウントディスプレイ等の機器を装着する必要があるVR技術とは異なり、両手をあけたまま複数人で同時に同じものを観察できるという利点があります。このような特徴からゲームの面白さを友人等と共有しながらコントローラーを握るゲームに適していると言えます。貴社に入社した際は空中像に関する知識と研究活動経験によって開発に貢献し、新しい技術を取り入れたゲーム開発の先駆者を目指します。

大学の授業でプログラミングをやってきたため対策はしませんでした。

track：プログラミング

大問3つ、各60分程度

検索しながらテストを行いました。検索で一番上に出てきたサイトで調べていました。

スライドの共有の確認、自己PR、質問・深堀り、逆質問

ゲームに対しての熱意や、どのようなゲームを作成していきたいか、どのような役割を担いたいかといったところに注目していたと思います。

「緊張せずに自然体で受け答えしてください。」と一言いただきましたが、そのあとは淡々と進んでいきました。

なし

なし

この研究は何人で進めていたのですか。また役割はなんでしたか。

基本的に一人で実装から実験、装置の組み立てを行ってきました。まず3DCGソフトウェアのBlenderを用いて本システムを実装しました。次にシステムの有用性を示すため、既存の空中像表示装置を改善できるか実験で確認しました。また、システムを応用し、新しい空中像表示装置の設計を行いました。ここで、既存の表示装置との差を求めるため実験を行いました。最後に、この新しい空中像表示装置を用いて、アプリケーションとなる空中像を用いた飛び出す絵本を作成しました。研究室の一つ上の先輩である方にシミュレーターの動かし方を教えていただき、技術面に関するアドバイスをいただきました。また、指導教員の方に、研究に詰まったときのアドバイスやアプリケーションに関するアイデア出し、スケジュール管理にご協力いただきました。

研究で大変だったところは何ですか

空中像が観察可能な範囲を得る際、再現画像に欠損のない完全な空中像が写っているか判定することが困難でした。慣例的に光源として白い四角形の画像を使用した場合では、どの判定手法も上手くいきませんでした。例えば、完全な空中像に対する判定したい空中像の白いピクセル数の割合で判定する手法では、欠損はないがかすれている空中像と欠損している空中像が同程度の結果となってしまうため、正しく判定できませんでした。そこで、空中像が欠ける際は画像端から欠けることに着目して光源として白い領域が8点ある画像を使用し、再現画像の白い領域が8個であれば完全な空中像として判定する手法を採用しました。これにより完全な空中像が写っているかどうかを正しく判定できるようになりました。さらに、この方法は実際に再現画像を目で見て確認する際にもわかりやすく、判定用プログラムのコードが正しく動いているかのデバッグも容易になりました。