【エネルギー業界の未来を担う】【22卒】出光興産の冬インターン体験記（理系/技術職）No.12724（東北大学大学院/男性）（2021/2/9公開）

元々エネルギー業界の特に石油業界に興味があり、ENEOSやコスモ石油等の他の石油業界大手も見る一環で出光興産も見ることにした。新型コロナウイルスの感染拡大の状況下で、オンラン開催であったために参加を決めた。

選考はエントリーシートだけだったので、文頭に結論をもってきてから内容に触れていくというエントリーシートのひな型に当てはめて書くようにした。

製造技術ケーススタディと価値創造ワーク、社員座談会

1日目にやったこと

大まかな会社の概要説明の後、製油所の設備を一部置き換える場合のコストとベネフィット計算をするグループワークと、会社にある課題を検討するというグループワークの2つを行った。全体で5時間くらい。

2日目にやったこと

社員1人に対して学生数人の座談会を行った。潤滑油や機能性材料などの部門からは概ね1人以上の社員が参加していたと思われる。また、参加者限定の部門別セミナーの案内をされた。

人事社員

なし

各グループの発表に対して、それぞれに細かくフィードバックがあった。座談会では社員の思う出光興産の弱みや異動について、率直な意見を聞くことができたのが印象的だった。

1日目のグループワークに関しては情報量が多くて設定時間内にまとめて発表できる形にするのが少々難しい内容であった。また、オンラン開催だったが、回線が不安定で接続がうまくいかなかった学生が一人おり、途中で離脱してしまったために1人当たりの負担が増えた。

製造所のケーススタディに関しては、実際に近年出光興産が行った製油所設備の改造を基に作られた内容であったことで、仕事の具体的な理解が進んだとともに、その改造の背景についても解説があり、業界に対する理解と会社の対応に関する理解の両方が進んだと思う。

あまり事前に準備しておくべきことはないと思うが、強いて言えば事前に業界理解を進めておけば復習になってよいと思う。

製造所のケーススタディの内容が、実際に近年出光興産が行った製油所設備の改造を基に作られたものであったことから、出光興産で働いている自分を想像できるの内容になっていたと思う。石油業界が抱えている課題が見え隠れする内容で、自分が入社した場合には似たようなことをするのだろうと思った。

私が本選考で内定が出ると思った理由は、自分の専攻に近い分野の企業であることと、周囲にいた人たちがエネルギー業界で働くことに強い意識を持っていなかったからである。また、学生のレベルも自分と比べて極端に優れているという印象はなかったという理由もある。

元々エネルギー業界、特に石油業界に興味を持っていたが、実際の仕事内容や業界理解が進んだことで志望度が上がった。地方の製油所の勤務になる可能性が非常に高く、その点が自分の理想とは異なっているのでそれに対する不満は拭いきれないが、全体として志望度は上がった。

インターンシップ参加者に対して部門別セミナー等の案内はあったが、本選考で有利になるようなセミナーなどはなく、選考に直結しているわけでもなかった。ものすごく丁寧な会社説明会くらいに捉えておくと良いと思う。

インターンシップ参加前の志望業界・志望企業は、元々大学院での専攻が環境・エネルギー系であることもあり、エネルギー業界全般で、石油業界に属するENEOSや出光興産、電力業界に属する東北電力やJERAなどであった。また、インフラ系の仕事にも多少の興味があり、プラントエンジニアリング業界にも多少アンテナを張っていた。

インターンシップに参加してみて、志望業界はインターンシップ参加前と同じく志望業界・志望企業はエネルギー業界である。ただし、各社がこれまで基盤にしてきた事業ではルーティーンワークが多そうだと思ったため、これら大手企業内の再生可能エネルギー関係の部門を目指すか、新電力のベンチャーでもよいのではないかと思った。