【数字の根拠で心を動かす】【20卒】ゼンショーホールディングスの夏インターン体験記（文系/マーケティングリサーチコース）No.6619（明治学院大学/女性）（2019/6/26公開）

たまたまインターンシップの合同説明会で説明を聞き、何社か応募した中にゼンショーがあったので。また、当初は飲食業界にも多少興味があり、その中で自分のやりたいマーケティングリサーチの仕事を体感できるのであれば勉強になるかなと思った。

学校で行われる就活の講習みたいなものにはとりあえず出て、エントリーシートの書き方や心構えなどは学んだ。また、コースがマーケティングリサーチだったので、統計の知識は必要かと思い復讐はしていった。

すき屋の新商品をロジックに沿って考える

1日目にやったこと

ゼンショーホールディングスのビジネスモデルや歴史、マーケティング部での仕事内容についてざっくりと教わった。お昼ご飯は外の飲食店を用意していただき、社員さんと懇談しながら過ごすことができた。

2日目にやったこと

午前中、大まかに自分たちが行うワークについて説明を受けた。2日目から、それぞれ班員同士で外の飲食店にお昼を食べに行く、というワークもあった。午後から、実際にどのような商品を作るのか、あらかじめとっていただいていたデータを元に考える作業を行った。

3日目にやったこと

2日目に考えた商品をさらに詰めていき、発表のために模造紙に概要をまとめ、その後発表をする、という流れだった。全部の班に、社員さんからフィードバックをいただいた。そのあとは、マーケティング部の部長や社員さんに質問ができる時間をいただいて、終了となった。

マーケティング部の社員/役員

なし

何か新しいものを作るさいには、数字の根拠がないと人の心は動かしにくい、と教わった。経験論に頼るのもいいけれども、データからのロジックに沿って何かを作成することが一番大事だと話をされ、その理論は今でも自分のなかに残っている。

仕事内容を知る、というよりは、他の学生とのコミュニケーションをとる場面が多くあり、内容的に少し残念だった部分があった。お昼ご飯を班で食べに出なければならず、お店を決めたり、そこまで仲良くない人たちと外でご飯を食べる時間が少し苦痛ではあった。また、統計手法を少しは教えていただけたほうが、もう少しクオリティの高い発表ができたのではないかと思う。

誰にでもできるように、難しい統計などのやり方は教わる機会がなかったのだと思うが、その中でも班員それぞれが、どこのデータを見ればアプローチの方法を生み出せるのか考え話し合いながらすり合わせていく作業ができたので、そこは実際の仕事と似たようなものなのだろうなと勉強になった。また、飲食店の新商品を考える、という一見楽しそうに思える作業が、実際にはとても大変なものであるという新たな知見を得ることができた。

実際に、今出されている新商品を試すことは勉強になるかもなと思った。また、新商品の開発のインターンシップなので、今のはやりなど知っておくと考えやすかったかもしれない。

そこまで具体的な作業を行わなかったことがある。実際の現場では、データを集めて統計ソフトを使い分析をするのだと思うが、今回のインターンシップではそのような難しい作業は行わず、また、まとめるのも模造紙だったので、少し学生向け、という感じがしてしまった。入社してから数年は店舗勤めが多い、との話も聞き、なんとなく本社でこのような仕事を自分がしているとは考えられなかった。

インターンシップ生は皆割と優秀ではあったが、合格人数などを考えると、内定は出してもらえるのかな、と感じた。しかしその中でも最初から本社勤務で働かせてもらえる人数は全体の３割ほどらしく、狭き門となるため、そのなかに入るとしたら厳しいものがあるのかもしれないとも感じた。

基本的に食べることが好きなので、飲食を経営するホールディングスならば、さまざまな種類の商品の企画をすることができるので、その点では自分のやりたいことに沿った仕事ができるのではと感じたから。ただ、やはり院卒の社員さんもちらほらおり、頭がよいか仕事ができる人がマーケティング部に配属になるのだろうと予測できたため、自分が入れるかどうかを考えると他の企業のほうがよいのかも、と考えることもあった。

インターンシップ参加者のみ、早期選考を受けることができたから。早くから内定をもっていられるというのは気持ち的にも余裕が生まれるし、その後の就活にもいい影響がでるのではと思う。

飲食、お菓子メーカーを主に志望していた。岩塚製菓、グレープストーン、マルハニチロなど。夏のインターンシップ前は、食べ物にかかわる職で、できれば商品企画に携わりたいと考えており、合同説明会で見かけた大手に何社かインターンシップのエントリーをしていた。外食業界は、このゼンショーホールディングスのみエントリーしていた。

メーカーや飲食業界の商品企画、マーケティング部に入るには道のりが長いのでは、と改めて考えるきっかけになった。また、そこに配属されても改めて勉強しなおさなければならないし、統計の技術を身に着けてマーケティングがしたいのであれば、どこか分析が仕事の企業に入社した後に転職をするほうが自分のやりたい仕事が最短ルートでできるのかなと思った。