20卒 本選考ES
技術職
20卒 | 大阪市立大学大学院 | 女性
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Q.
希望コースで取り組みたいこと
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A.
私が取り組みたいことは,センシング技術を向上させることです.なぜなら,現在IoTが注目されており,IoTデバイスの価値創出のためにセンシング技術は必要不可欠であると考えるからです.例えば,ウェアラブル端末における心拍数センサーを用いた生体情報のリアルタイムなモニタリング,自動運転技術におけるミリ波レーダーを用いた物体認識などがあります.私はこれらを実現するためセンシング技術を向上する研究や開発に取り組み,より精度が高く,より処理速度の速いセンサーを世の中に生み出すことで,人々の生活を豊かにしていきたいと考えています. 続きを読む
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Q.
関心のある内容と理由
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A.
私はこれまでウェアラブル端末を用いた生体センシングの研究に取り組んできたため,様々なセンサーが組み込まれているプロダクトに関心があります.具体的には,スマートウオッチwena activeやaiboに注目しており,心拍センサー,加速度センサー,測距センサーなどのセンサーを用いてデータを取得し,睡眠状態を予防したり,人とのかかわりを促進したりすることができるプロダクトに興味を持っています. 続きを読む
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Q.
専門性(テーマ概要)
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A.
私は熱中症を予防することを目的に,ウェアラブル端末を用いた「光電容積脈波法に基づいた心拍数取得」の研究に力をいれています.心拍数は熱中症であるかどうかを判別する有効な指標とされています.しかし,光電容積脈波法での心拍数取得は,静止時であれば身体の比較的どの部位でも簡単に精度よく心拍数を取得が可能である一方で,運動時は体動によるノイズや異常値が混入するため正確な心拍数取得が難しいという課題があります.この課題解決のためにまず,運動中の測定に最も適しているとされるウェアラブル端末の装着位置や装着圧力を検討する運動実験を行いました.次に,体動ノイズを除去する信号処理や異常値削減アルゴリズムを複数考案してプログラムに組み込み,運動実験で取得したデータを処理しました.この結果,「腕」の「きつい」における特定の信号処理・異常値削減アルゴリズムにおいて,誤差を最大83%改善することができました.現在は,誤差をより減らすことが可能な異常値削減アルゴリズムを検討しています.これが実現できれば,手軽により正確な心拍数を把握することが可能になり,熱中症の搬送患者数の減少に繋げることができます. 続きを読む