22卒 インターンES
技術職
22卒 | 千葉大学大学院 | 男性
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Q.
志望動機をご記入ください。(500文字以内)
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A.
私は、今後IoT化が進んでいく世の中で、IoTの目の役割を果たすイメージセンサーに関わるものづくりに携わりたいと考えています。理由は新しい物事の実現にやりがいを感じているからです。私は研究生活で、有機EL素子の作成条件や工程を一から検討し、製造工程を確立させた経験があります。試行錯誤の結果、安定して出来の良い素子を作れる工程を創り上げた時に今までにないやりがいを感じました。貴社はCMOSイメージセンサーで世界一のシェアを有し、車載やFAなど新たな領域へ積極的に展開しています。高い技術力だけでなく、No.1に満足せずに新たに挑戦を続ける貴社の姿勢にも魅力を感じています。本インターンでは、ハイレベルな課題に取り組む中で、研究で得た半導体の知識や有機EL素子作成の経験を活かして自分なりの解決策を提供し、次世代のイメージセンサーやセンシング技術の開発に挑戦したいです。また貴社で活躍する社員の方と交流し、開発業務や貴社への理解を深めるのみならず、技術者としての視野を広げ、人々の生活を豊かにするソリューションを作る力を養いたいです。以上の理由から貴社のインターンシップを強く希望します。 続きを読む
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Q.
選択した領域・カテゴリーで最近注目しているプロダクト・サービスとその理由を記述してください。(200文字以内)
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A.
私は透過式メガネ型端末SmartEyeglassに注目しています。目の前の実物に情報を重ねることができ、人々の生活に新たな価値観が生まれると考えています。また、聴覚に障害を持つ人や工場や医療現場で手元で作業を行う人が持つ潜在的なニーズを捉え製品化できる貴社の技術力の高さを感じました。また、有機ELを用いた鮮明で優れた動作特性の映像は使用者の視覚的負担を軽減します。こうした素晴らしい製品に携わりたいと思いました。 続きを読む
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Q.
卒業/修士論文や、学科/専攻の授業の中で、最も力を入れて学んでいるテーマの概要を記述してください。(500文字以内)
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A.
私は現在、有機半導体そして強誘電体材料の物性に関して力を入れて学んでいます。私は有機EL材料の分子配向が成膜中の光照射によって変化することを明らかにし、現在はそのメカニズムの解明を行っています。しかし有機EL材料の成膜中に光照射を行った前例が少なく、メカニズム解明の糸口が掴めずに苦労しました。そこで他分野での似た現象からヒントを得ようと考え、様々な材料における配向現象を調べました。その中で強誘電体材料にたどり着き、有機EL材料と似た性質を持っていること、そして膜中の補償電荷の存在が分極を保持するために重要であることを知りました。有機EL材料では、光照射で膜中に励起子が発生します。その励起子が補償電荷と同じ働きをしているのではないかと推測しました。強誘電体材料に関する知識はなかったため、数多くの論文や教科書を読み漁ったり、その分野に詳しい教授と連絡をとり、実際に話を伺い、議論を通して強誘電体材料への理解を深めています。このような取り組みで培った強誘電体材料の配向に関する知識を有機の分野に持ち込むことでメカニズム解明が一歩進み、次に行うべき実験の指針を立てています。 続きを読む
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Q.
ゼミ・研究室で取り組まれている内容をご記ください。(なしの場合は「なし」とご記ください) ※理系の方で研究室に所属している場合は、必ず研究内容をご記入ください(500文字以内)
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A.
私は有機EL性能向上のために、「有機EL材料成膜中の光照射による分子配向制御」というテーマで研究を行っています。有機ELはその明るさやフレキシブルな点から注目を集め、テレビやスマートフォンのディスプレイ等に応用され始めています。しかし、寿命や生産性の悪さなど解決すべき課題も残っており、まだまだ発展途上の分野です。最近では、有機分子の配向と寿命や発光効率に相関があることが明らかになり、有機ELのさらなる性能向上のアプローチとして分子配向が注目されています。そのため、分子配向を制御できる方法の重要性が増しています。そこで本研究では、分子配向制御法として材料成膜中の光照射を提案しています。光照射で発生する励起子が分子間の相互作用に影響を及ぼすことで、分子の配向を変化できないかと考えました。私は有機EL材料成膜中に特定の光を照射した小型有機EL素子の作成を行い、暗条件で作成した素子と比較することで素子特性の比較を行っています。現状、素子内を流れる電荷の挙動は変化しており、分子配向が1.5倍向上していることを明らかにしました。現在は光照射で分子配向が変化するメカニズムの解明を目的として研究を行っています。 続きを読む
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Q.
これまでの学生生活であなたが力を入れて取り組んだこと、もしくは、現在力を入れて取り組んでいることについてご記入ください。(500文字以内)
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A.
私は研究活動で、有機EL素子の製造工程の最適化に注力しました。私は有機EL素子の作成とその解析をしています。そのため、出来がよく再現性のある素子の作成が必要不可欠ですが、時期や日毎に原因不明の要因で素子の出来にばらつきがあり、研究が思うように進まず苦労しました。そこで成膜条件や作成手順の最適化を徹底的に行うことを決めました。まずは気温や湿度、真空度などの条件に狙いをつけ、地道にこれらの条件を振り、何度も素子作成を行うことで湿気が素子の出来と重要な相関を持っていることを発見しました。また、文献で情報を集めたり、有機EL素子を作成している他研究室と連絡を取り、製造工程を見学させてもらいました。その研究室では、私が行っていない製造工程や湿気対策用の工程を行っており、その製造工程を導入するようにしました。その結果、安定して出来の良い素子を作ることに成功し、私の研究も順調に結果が出るようになりました。また、私が作り上げた有機EL素子の製造条件や工程は他の研究室のメンバーが素子作成を行う際にも役立っており、自分の発見が他の人の研究を支える喜びを味わいました。 続きを読む