21卒 本選考ES
技術職
21卒 | 同志社大学大学院 | 男性
-
Q.
研究テーマ(500字)
-
A.
「アイドリングストップ(IS)機能を用いた工作機械の省電力加工」の研究を行っています。近年の地球環境問題の深刻化から製品製造におけるエネルギー消費削減の取り組みが行われています。私は製品製造に不可欠な切削加工に注目し、IS機能を5軸工作機械のサーボ系に搭載することで、加工中に未使用軸で浪費されるエネルギーの削減に挑戦しています。しかし、本研究より、IS機能の問題点として、機能の解除時に発生する2秒間の時間ロスや投入電力といったエネルギー消費増加要因が存在し、エネルギー消費削減効果の低下を引き起こしていることが実験的に示唆されました。そこで、エネルギー消費増加要因も考慮した、IS機能によるエネルギー削減率を定式化し、IS機能が有効となる使用判断基準を設定しました。さらに、等高線図を用いて、総切削時間やIS回数ごとにエネルギー削減率を可視化し、一目でIS機能の使用基準の判断ができるよう工夫しました。その結果、IS状態を60秒以上続けることで省エネ化が達成されることがわかりました。現在はIS状態による加工精度への影響も考慮し、高精度と省エネ化を両立した部品加工の実現に向けて取り組んでいます。 続きを読む
-
Q.
学生生活で「最も誇れる経験」について教えてください(500字)
-
A.
スーパーマーケットでアルバイトとして、日配部門の売上げ向上に貢献した経験です。日配部門では、社員の方が高い売上げ目標を掲げており、仕事に対する前向きな姿勢に共感し、私も役に立ちたいと考えました。しかしながら、日配部門では要冷蔵の加工食品から冷凍食品まで商品を幅広く扱うため、品出しや値引き作業による仕事量が多く、なかなか仕事が進みませんでした。アルバイトという立場から担当部門の売上げ向上に貢献するためには、品出しなどの業務をいかに効率的に行い、賞味期限切れによる廃棄商品を減らすかが課題でした。これを解決するために、各従業員が商品に対して理解を深める必要があると考えました。そこで、同僚と意見交換を重ね、商品の種別に加え、賞味期限や配置場所も記した従業員向けの商品管理リストを新たに作成しました。そのリストを参照して、品出しと同時に陳列商品の賞味期限の確認を行ったところ、廃棄商品の約6割減少に貢献し、年間売上げの優秀店舗として表彰されました。この経験から、どんな状況でも、課題の解決に向けて人にアイデアを提案し、意見交換を通して情報を共有し合うことの重要性を体感できました。 続きを読む
-
Q.
将来の夢について教えてください(500字)
-
A.
私の将来の夢は、省エネ化技術を高め、地球環境の改善に貢献できるエンジニアです。近年、世界では、地球環境問題の深刻化から、地球にやさしいものづくりの実現が求められています。私の研究は、生産設備におけるエネルギーコストの削減を目的とした「アイドリングストップ(IS)機能を用いた工作機械の省電力加工」の研究です。ISに関する研究報告例は、自動車などの消費財を対象としたものが大半です。私は研究を進めていく上で、待機系統のエネルギーを遮断するIS機能を工作機械以外の製造機械にも導入することで、生産設備全体のエネルギー使用の最適化が実現できないかと考えました。私は貴社がエネルギー効率の高いブラシレスDCモータ製品を世界に提供し、エネルギー消費量の削減に貢献されている点に魅力を感じました。さらに、「製品」だけではなく、それを製造する「製造機械」に対しても省エネ化に取り組むことで、更に地球環境に配慮したものづくりが実現できると考えます。入社後は、生産技術職の一員として、大学院の研究で培った専門知識を活かし、自身の視野を広げながら技術と製品と共に成長し続けたいです。 続きを読む
-
Q.
自由記入欄
-
A.
私は、新しいことに諦めずに挑むチャレンジ精神を持っています。これまでの研究では取り組んでいなかった、IS使用で増幅する振動の低減という課題に対して、振動特性の解析方法の実装し、過去の先輩とは異なるアプローチで、ISの問題解決に向けて挑戦しました。高周波数の振動計測という困難にも諦めずに試行錯誤を重ねたことで、現在、有用な結果を得ることに成功しています。このような姿勢は、貴社で技術に関わる際に生かすことができると考えます。 続きを読む