【20卒】日鉄エンジニアリングの化学系の面接の質問がわかる本選考体験記 No.8019（京都大学大学院/男性）（2019/7/12公開）

・研究の分野、意義等
・就職活動の企業選びで重視しているポイント
・これまでにあなたが「情熱」を注いだ事柄

やはりここでも「情熱」に関する設問があるため、自身が取り組んできた内容にいかに情熱を盛り込めるかを友人などに見てもらい、ブラッシュアップしていった。

事業所見学を兼ねたグループ面談

学生4人程度に社員1名がついて、研究概要やNSENGIに入ってやりたいことなどを聞いていく。時間は30分程度。

・研究概要
・研究テーマを選んだ理由
・学生時代に最も力を入れたこと及びその成果
・上記取組みで「特に工夫した点/苦労した点」
・志望理由

ここでは社員（自分の場合は大学のOB）がメンターとしてESの添削などを行ってくれる。それを踏まえながら作成した。

筆記テストの内容までは把握していなかったので特に対策はせずに挑んだ。今まで大学で学んできた内容が理解できていれば大丈夫であると感じた。

・専門知識を問うオリジナル問題（必答問題と選択問題）
・ケース問題
筆記試験全体で２時間程度の制限時間が与えられる。

今まで何回も、そして何人もの社員さんとの交流があったので特別奇をてらった回答というよりは今まで伝えてきたことを改めて伝え直すといったスタンスだった。それによりロジックの破綻もなく、普段通りに話すことができたと思う。

非常に和やかな雰囲気。常に笑顔で溢れた環境の中で面接が行われた。少し言葉に詰まってもしっかりとこちらが話終わるまで傾聴姿勢を崩さず聞いていてくれた。

入社してから何をしたいのか

私は貴社に入社してからプラント建設、特にプロセス設計の部分で活躍して人々の生活基盤を支えていきたいと考えています。現在、私は○○専攻に所属しており、そこでは主にプロセス設計に関する知識・理解を深めてきました。それを今後の人生に役立てたいと思っています。また、その後はプロジェクトマネージャーとしてプロジェクト全体を統括していきたいと考えています。マネージメントするに当たって多くの困難が待ち受けているとは思いますが、それらを自身が部活やサークルを通じて身につけてきた周囲を巻き込む力を発揮していきます。それによって仲間と協力しながら乗り越えて、無事プラントを稼働させることができたときの喜びを共有していきたいと考えています。

自分の掲げるリーダー像

私が掲げるリーダー像は「下から支えるリーダー」です。おそらく、リーダーというと真っ先に思い浮かぶのは「人々の先頭・上に立ってみんなを引っ張っていく存在」であるという認識だろうと思います。しかし、私はもともと先頭でグイグイ引っ張っていくタイプではありません。その中で自分が部活やサークルの代表として活動する中で、裏方としてチームを支えていくことこそ実は重要な役割なのではないかという結論に至りました。トップの人間がボトムアップに努めることによって、意思疎通が捗り組織全体としての成果に繋がりやすくなると考えました。実際にサークルでは人数減少による存続危機を乗り越えることができました。この経験をもとに、リーダー像としては「下から支える」ことを大切にしたいと考えています。

選考通過の電話時に他社と迷っている旨を伝えると、2週間ほどの猶予が与えられた。もし話を聞きたい社員がいればその都度面談をセッティングするとは言われた。

やはり企業に対する「情熱」は欠かせない。特に同業他社との違い・なぜNSENGIなのかはしっかりと言語化できるようにしておいたほうがいいと思う。さらには自身のエピソードから何か情熱を注ぎ込んで熱中した出来事があると面接官の食いつきも良いとは感じた。また、技術系であれば研究内容の説明はグループ面談・最終面接まで一貫して問われるのでしっかりと誰にでも理解できるような言葉で説明できるように練習しておいた方が良いと感じた。

困難にぶち当たった時にしっかりと食らいついていけそうかは見られていると感じた。最終面接でも中間管理職になって板挟みになったらどうする？など少し定番ではない質問がなされたのでそのようなセルフマネージメント能力も大切であると考える。

理系職では珍しく、ジョブマッチング（面談）がやや多めである。そのため複数の社員と面接をするのでその間にロジックの破綻があると嘘つきであると判断されてしまうと思う。やはりしっかりと以前の面談で答えた内容などは整理した上で面談に臨むと良い。