19卒 本選考ES
土木系技術職
19卒 | 筑波大学大学院 | 男性
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Q.
学生時代力を入れて取り組んだことを記述してください。
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A.
私は修士1年の夏休みに、ケニアの現地学生を対象とした教育企画を、チームで運営しました。その内容は土木工学の授業を行った後、橋梁模型を製作し、実験により強度を確認することで座学と実現象の関係を体験してもらうものでした。この時、内容の詳細は決まっていなかったため、まず私は自ら詳細を考案し、授業資料と模型の製作手順書を作成しました。次に、教育効果を高めるためには、教えられる立場の考えが必要だと考え、自らメンバーに対し企画のリハーサルを行い、企画の改善点などを積極的に募りました。この際、特に学部生メンバーの意見を尊重することで、初学者の視点を取り入れるだけでなく、指導を行い知識の共有も行うことで、チームの統率を図りました。その結果、授業資料は図や導出過程を加え初学者でも理解できるよう内容に、模型製作は橋梁模型の強度を競うコンテスト形式にし、競争心をあおることでモチベーションを持続させつつ、深い考察を要する内容に改良しました。現地でも困難の連続でしたが、チームで積極的に連携を取り合うことで、無事企画を実施することができました。特にコンテストでは盛り上がり、現地学生のアンケートで楽しめたという感想を多数得られただけでなく、企画前後に実施した土木工学に関するテストの点数が2.5倍に向上したことから教育効果も確認されました.この様に、私は能動的に行動し、周囲をまとめることでより良い結果を生み出すことができます。この力を活かし、貴社のコンサルタントとして、様々な分野と連携し、高め合いながら総合力を発揮することで社会貢献していきたいです。 続きを読む
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Q.
学校で学んでいる内容・得意分野を記述してください。
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A.
大学,大学院と一貫して熟練技術者の主観に依らない,効率的な橋梁点検手法の研究をしています.具体的には、車両上に加速度センサを設置し,走行しながら橋梁振動を計測・分析し,橋梁の健全性を評価する手法の開発です。私は橋梁と車両の模型を用いて検証しており,複数回走行させることで統計データの収集・解析を行っています.しかし、当初研究室には模型設計・製作のノウハウがありませんでした.そこで,私は橋梁と車両の構造や3DCADの知識を独学で身につけ,最適な設計や製作の実現に向けて,試行錯誤を繰り返しました.実験時にはセンサ等のトラブルが幾度も発生しましたが,些細ことでも全て見改善し,粘り強く実験を続けました.結果,橋梁健全時と損傷時で橋梁振動が異なる傾向を示し,手法の有用性が確認されましたが,課題は未だ残されているため,今後改良を続ける予定です.また、大型橋梁模型と実車両を用いて行う実験に研究室全員で取り組んだ際は、橋梁の設計・施工班のリーダーを務めました。私は自身の研究での知見を活かし,計画を立て,メンバーの研究分野に近い作業を割り振ることで生産性の向上を図りました.また,自分自身も建材会社や技術職員等の専門家の方々から積極的に意見を求め、得られた知識を班で共有するなど能動的に行動することを心がけました.その結果、作業が滞ることなく、橋の設計・施工を予定通りに完了することができました。特に施工時は、コンクリートの打設や、ユニックによる架設、ボルト接合等の貴重な経験を積むことができました。これらの経験から,得意分野は維持管理の知見だけでなく、橋梁の設計、施工など多岐に渡る自負があります。 続きを読む
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Q.
日本工営でどんな仕事に取組み、どのように活躍したいかについて記述してください。
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A.
私は、貴社のコンサルタントとして、主に社会資本の維持管理や防災などを通じて、人々の暮らしに安心・安全を提供できる仕事に取り組みたいと考えています.私は東日本大震災などの自然災害だけでなく,笹子トンネル天井板落下事故などの老朽化問題など,普段私たちの生活を支えている社会資本が,機能を失うだけでなく人々の脅威になる得ることに衝撃を受けました.それをきっかけに,社会資本に安全を築くことが出来る維持管理や防災に興味を持ち,大学・大学院では維持管理に関する分野である簡易橋梁点検手法の研究に取り組んでいます.そこで,これらの業務に現地の人に近い目線で、プロジェクトの企画設計から施工までに幅広く携わることが出来、そして時には発注者にアドバイスをするなど、自らのアイデアを反映できる総合建設コンサルタント業界を志望しています.総合建設コンサルタントの中でも貴社は国内最大の規模を誇り,多くの実績と技術者を有しています。私は様々な事業に携わる中で、より幅広い知識・技術を身に付けながら総合的な技術者に成長していきたいと考え、貴社を志望しました。 具体的にコンサルティング業務で取り組みたい仕事は2つあります. 1つ目は社会インフラの維持管理です.社会資本老朽化が進む中,財政難により新規建設は難しく,ストックをいかに効率よく延命するかが重要になっています.私は特に、貴社の所有するレーザー計測システムでのトンネルの健全性評価のように、新技術により点検診断の効率化を行いたいと考えています。そして、合理的かつ省力化効果の高い維持管理計画を作成することで、インフラの安全を守りたいと考えています。 2つ目は国土の保全、住民の安心・安全を守る防災分野です.今後予想される南海トラフ地震など、今後人々が危険にさらされる危険は依然として少なくありません。私は特に、社会基盤の基礎である道路を土砂災害から未然に防ぎ、交通網を確保することで人々の安全や、救助の円滑化により、人々社会活動を守りたいと考えています。 この二つの仕事に共通して私は,現場を通して技術や知識を身につけるだけでなく,その知識を活かし,改善策や応用策を自ら提案することで様々な課題を解決していきたいです.また,MSP制度を利用し,中央研究所で技術開発力や総合力を身に着けた後、再び現業部署に戻ることで,貴社の事業展開に大きく貢献できるような一人前のエンジニアになりたいと思います。そして,将来は世界中で社会インフラの効率的な予防保全を実現し,コストの平滑化だけでなく,人々に安心・安全を提供することで社会貢献をしたいです. 続きを読む