22卒 本選考ES
交通分野
22卒 | 東京理科大学大学院 | 男性
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Q.
学生時代力を入れて取り組んだことを記述してください。
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A.
学生時代に、準硬式野球部のキャプテンとして活動した。私は、小学生の頃から野球を始め、野球から多くのことを学びながら、ここまで成長を重ねてきた。特に、大学時においては、高校時代に得た自身の体験をもとに、まとまりのあるチームを作り上げた。私は、高校時代に、苦難と戦いながらも野球部の創部を成し遂げた。入学した高校では部活動に対する意識が低く、創部に対して校長から猛反対を受けた。そこで、1年間自分の思いを伝え続けることで、高校2年時に野球部を創部することができた。限られた練習時間の中で、効率的な練習ができるよう、自身が中心となってチームをまとめ、高校3年時には初出場・初勝利を挙げることができた。この経験から、壁に当たっても自身の力強い行動によって、人の心を動かすことができると確信した。高校時代に培ったこのような力は、大学時にも発揮することができた。大学時代には、準硬式野球部に入部したが、部員の意識が低く、チームとしてのまとまりに欠けていた。そこで、練習内容は部員で話し合って決めるなど、1人1人の意見を取り入れたチームづくりを行うことで、部員の意欲を上げることを試みた。その結果、部員にメンバーとしての自覚が芽生え、皆が意見を出し合い試合に臨むようになり、チームとしての一体感を生み出すことに成功した。このように、私はこれまでの人生において、困難に対しても挫けることなく立ち向かってきた経験がある。さらに、まとめ役として、常にチーム課題を意識しながら組織を統率してきた実績がある。貴社においても、野球を通して身につけた行動力や統率力を発揮しながら、より良い社会の実現に向けて邁進していきたい。 続きを読む
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Q.
学校で学んでいる内容・得意分野を記述してください。
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A.
私は〇〇研究室に所属し、都市計画や交通計画等に関する知識を習得している。また、研究は「〇〇」という題名で、〇〇駅東口周辺の歩行者流動に焦点を当てている。この研究の背景としては、都市部の混雑悪化が歩行者空間を圧迫しており、早期の改善が求められている点が挙げられる。とりわけ、再開発地域においては、需要の増加に対して、歩行空間を考慮したマネジメントが不十分であると考え、本研究では〇〇地域を対象とした。手法としては、 Wi-Fiパケットセンサーを用いた解析を行っている。携帯から発信されるWi-Fi電波を用いて歩行者移動を観測し、モデルを作成することで、混雑箇所の把握や将来の整備順序の決定に活用されることを目標とした。卒業論文の結果として、今後、〇〇駅東口歩行デッキの階段部における混雑が予想されることを、モデルによって示した。また、この混雑を緩和させるためには、1.5倍の階段拡幅が必要であると結論づけた。一方で、モデルの精度についてはやや不安が残り、今後解決すべき課題と位置付けた。修士課程ではこの課題の解決に向け、モデルの精度向上に関する取り組みをしている。具体的には、観測時の観測エラーや観測時の誤差を考慮した歩行者経路選択モデルを構築することを目標としている。現在、欠損の取り扱いや観測誤差補正に関するモデリング手法について、既往研究の読み込みを進めている。さらに、プログラムの構築を1から行い、モデルの実装に向けた取り組みを進めている。このような情報技術を用いた人流の把握は、これからの都市開発の効率化や適正化に大きく貢献すると考える。 続きを読む
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Q.
日本工営でどんな仕事に取組み、どのように活躍したいかについて記述してください。
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A.
自動運転車の実装を我が国で最初に行い、車に頼る現代社会からの脱却を推し進めたい。私は根底として、まちの問題を解決し、社会を豊かにしていきたいという思いを抱いている。特に、我が国における地方の衰退は、今後解決すべき大きな問題であると考えており、まちの継続的な維持・発展に向けた取り組みに携わっていきたい。私は、〇〇という田舎に生まれ育ち、まち全体の高齢化を肌で感じてきた。その中で、80歳や90歳になっても、車を運転しなくては生活できないという現実に、問題意識を持つようになった。そして、その問題の背景には、このまちの交通整備が十分になされておらず、バス等の公共サービスが行き届いていないことが挙げられると感じた。私は、こういった問題を解決できる手段として、自動運転車があると考えている。そのため、自動運転車の実装は我が国においても、早期に行うべきである。私は、そういった問題意識の元、昨年度、〇〇市で行われた、自動運転実証実験プロジェクトへ参加をした。貴社や〇〇、大学、住民が一丸となり、新たなサービスの提供について考察した。私は、住民の生活実態の把握と行動変容の促進を促す役割として、1年間高齢者宅に訪問し続けた。プロジェクト発足時、住民の方々は自動運転に対する抵抗感から、実験参加に対して消極的な意見を聞いた。そこで、高齢者宅に通いながら住民との距離を縮め、車に頼らない暮らしの可能性について粘り強く説明することで、自動運転車の積極的な利用を促した。さらに、得た信頼をもとに、ワークショップを主催することで、地域の未来や自動運転サービスの可能性について意見を交わし、持続的な地域づくりを住民とともに考えた。結果として、住民の参加意欲を引き出すことに成功し、中山間地域での自動運転実験において最も多い乗車人数を記録したほか、密な関係を築くことで信頼を勝ち得た。このように、課題の解決に向け、自身の積極的な行動力から、住民の行動変容に結び付けられることを学んだ。この力を活かし、貴社においても、自動運転の普及に向けた取り組みに参画したいと考えている。その上で、自動運転者を運行するだけでなく、住民のニーズを正しく把握しながら、適切な交通サービスを提供していくことが今後の社会に必要である。最後に、人口減少の進む我が国では、「交通」のあり方を考えなくてはならない時代であると感じている。そのため、自動運転車の社会的受容を推し進め、新たなサービスの型について住民を巻き込みながらともに考え、創り上げていくことで、高齢化に悩むまちの持続的発展に力を尽くしていきたい。 続きを読む