
23卒 本選考ES
総合職
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Q.
学生生活において、もっとも力を入れて取り組んだ学問・研究テーマは何ですか。(100文字)
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A.
ワーク+アーク放電式の金属積層造形法(WAAM)を用いたMg合金-Al合金積層造形物の接合特性の評価 続きを読む
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Q.
また、その内容について具体的に入力してください。(500文字)
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A.
私はアーク溶接を応用した金属積層技術(WAAM)を用いて造形した、Mg合金-Al合金積層物の接合特性を改善する研究を行っています。 近年、軽量なMg合金の輸送機器への適用が期待されていますが、耐食性に乏しいため単体部品としての使用は困難です。 そのため、本研究ではWAAMを用いてMg合金上にAl合金を高強度に積層し、機能の向上を目指しています。 本研究における課題は、2つの合金の接合界面において凝固割れが発生し、積層ができないことでした。 私は課題解決の為、組成の異なる3種類のAl合金ワイヤを用いて積層実験を行いました。 その結果、Si系Al合金は熱膨張係数が小さいため凝固時の収縮が小さくなり、割れの抑制に効果を示すことを発見しました。 しかし、接合強度が低く、課題が残りました。 現在、強度不足の原因を2つの合金間に脆弱な金属間化合物層が生成することと推定し、合金間にインサート材を挿入することで脆弱な組成を変化させることを試みています。 他の接合法では、インサート材には金属箔が使われています。 しかし私は、複雑形状造形が可能であるというWAAMの特長を活かすため金属粉末を採用し、実用化に向けて研究を行っています。 続きを読む
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Q.
その学問・研究テーマにどのように取り組み、何を得ましたか。(300文字)
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A.
私は不可能を可能にしたいという思いから、多くの文献を読みながら研究を進めた結果、視野を広げて研究をする力を身に付けました。 最初はWAAMに関する文献を中心に調査していましたが、研究課題に対して有効なヒントは得られませんでした。 そこで、他の分野にも目を向けて文献調査を行いました。 鋳造や摩擦攪拌接合などの文献から有効なヒントを見つけ、それらを自身の研究課題の解決につなげました。 入社後も、事業領域が広いという貴社の強みを活かし、他の事業領域にも視野を広げることで課題解決の糸口をつかみます。 続きを読む
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Q.
学生時代に最も情熱を注いで取り組んだ内容について入力してください。(200文字)
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A.
私は高校時代、野球部のキャプテンを務めており、チームの目標であった甲子園での勝利を掴むため日々努力を重ねていました。 所属していた野球部には、練習の内容を部員全員で考える慣例があり、部員の主体性を重んずる環境でした。 私はキャプテンとして、40人余りいる部員の意見を取りまとめ、監督と部員の間を取り持つ役割を担っていました。 続きを読む
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Q.
取り組みの過程で直面した困難なことは何ですか。また、その困難を乗り越えるために「どうしたか」を、自身の想いなども踏まえて入力してください。(500文字)
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A.
監督に部員達の本気度を伝え、新たな規則を認めてもらうことに苦労しました。 私が3年生に進級した際、同期達の練習への取り組み方が全力でないことに違和感を覚えました。 同期の本音を確認するため個別に聞き取りを行った結果、甲子園への想いは本気だが、受験勉強に対する焦りがあるという意見が多く出ました。 このままでは練習の質が低下し、受験勉強も中途半端になってしまうと考えた私は、ミーティングを開き部員全員で議論をしました。 結果として、週に2日は個別練習の日を設け、自身で考えて練習または勉強をするという新たな規則を立案しました。 しかし、その旨を監督に報告すると、「ただ休みが欲しいだけだろう」と一蹴されてしまいました。 私は、部員全員で前向きに決定した案が大人の主観で叩き返されたことに憤りを覚えました。 納得がいかず外部コーチに相談したところ、「本気なら行動してみれば」という言葉を頂き、半ば強引に実行しました。 初めは監督に叱られましたが、言葉で説明するのではなく、私たちが本気で練習・勉強に取り組む姿勢を見せ続けることで合意を得ることができました。 この規則により、個々人の主体性が培われた良いチームになりました。 続きを読む
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Q.
その経験から何を学びましたか。それをどのように仕事に活かしていきたいですか。(300文字)
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A.
若くても、信念を持った行動によって事態を変えることが可能であることを学びました。 野球部での行動は、合意を得ていなかったという点で決して褒めれるものではないかもしれません。 しかし、学生という弱い立場でありながら、行動で意志を示すことによって監督に認められたという経験には価値があると感じています。 研究職では様々な疑問や課題に直面することがあると思います。 私は1年目から臆することなく、瞬発的に行動・徹底的に検証することで自身の成長につなげます。 そして、100年に1度の変革期と言われる今日の自動車業界において、皆の合意を得られる新たな技術を生み出し続けたいです。 続きを読む
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Q.
あなたが仕事を通じて成し遂げたいことは何ですか。 その根底にある想いや理由をあわせて入力してください。(500文字)
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A.
私は、小柄な女性でも容易に扱えるほど軽量な二輪車を開発したいです。 私の友人に、二輪車への憧れはあるものの小柄な体格であるが故に、大型で高重量な二輪車の操縦性・取り回しに不安を感じ、憧れの車両に乗ることを諦めている人がいます。 このような不安を持つ人は世界中に多く存在していると思います。 私はこの不安要素を解決し、二輪車をより親しみやすいものとしたいです。 具体的には、トポロジー最適化で導出された部品形状を実現する加工法を確立し、部品点数の削減を叶えることで、車体の軽量化・高剛性化を実現したいです。 しかし、トポロジー最適化で導出される形状は非常に複雑であるため、切削等の従来加工法での実現は困難です。 一方、私が大学院で研究を行っている金属積層造形技術は、3D-CAD等の三次元データから直接造形ができる付加加工技術のため、複雑な最適形状を実現する加工法になり得ます。 また、加工の自由度が高いため、従来は別々に加工した後に溶接していた部品を、一体化し部品点数を削減することも可能です。 私はこの技術を用いて、トポロジー最適化で導出される部品形状を実現し、高強度で軽量な二輪車を世の中に提供したいです。 続きを読む
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Q.
実現の場としてHondaを志望する理由を入力してください。(300文字)
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A.
私の目標と貴社が目指すものに親和性があり、私の専門性を活かせる場であると考えているからです。 金属積層造形技術を用いた加工法を確立し車体の軽量化・高剛性化を両立することは、二輪車に限らず、四輪車の燃費向上やEV車の航続距離延長にも繋がります。 こられは、貴社が取り組むカーボンニュートラル実現への一助になると考えています。 また、夏季インターンシップに参加した際、先進技術研究部門において金属積層造形技術をいち早く取り入れ、車両への適用を模索している社員の姿に強く共感を覚えました。 私と同じ目標を持っている方々と共に働き、実用化を目指したいです。 続きを読む
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Q.
これまでの入力内容に加えて、伝えたいことがあれば自由に入力してください。(200文字)
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A.
私は人生において人とのコミュニケーションを最も大切にしています。 特に私と異なる考えを持つ人と議論することで新たな考えを取り入れるよう心がけています。 貴社にはワイガヤという文化があり、自由で闊達なコミュニケーションが根付いています。 私もその文化の中に身を置き、自身の考え・技術を高め合い、貴社に、世界中に貢献できる人材になりたいと考えています。 続きを読む