
23卒 本選考ES
総合職
-
Q.
研究テーマを教えてください。(100字)
-
A.
私がもっとも力を入れて取り組んだ学問は「トライボロジー」であり、研究テーマは、「MPCポリマーの低摩擦化メカニズム解明について」 である。 続きを読む
-
Q.
研究内容を教えてください。(500字)
-
A.
清浄性と生体適合性が求められる医療機器に、広く適用可能な潤滑技術は未だ確立されていない。私の研究では、人工股関節での臨床使用が認められているMPCポリマーに着目した。MPCポリマーは、材料にコーティングしてMPCポリマー膜(以下MPC膜という)として用いられている。このようにコーティングされたMPC膜は水分を含むと水和ゲルとなり、高い潤滑性をもつことが知られている。しかし、MPC膜の低摩擦化メカニズムは未解明であり、人工股関節の信頼性の低下に繋がっている。そこで、このメカニズムを解明することで人工股関節の信頼性を確保するとともに、人工心臓など他の医療機器への応用を目指す。現在までのMPC膜のメカニズム解明手法は、摩擦試験を通して膜の状態を考察するというものであり、直接的な検証はされていない。そこで私は、MPC膜を直接解析することができるX線を用いた解析方法(XRR)を提案した。この方法により、間接的な方法ではなく、直接的に膜構造を解析することを目指す。さらに、XRR装置と併用できる摩擦試験機を開発し、摩擦試験と同時にMPC膜の解析を行うことで、MPC膜の低摩擦化メカニズムを解明する。 続きを読む
-
Q.
どのように取り組み、何を得ましたか。(300字)
-
A.
私は、他者と協力して装置の開発を行った。 最も苦労したことは、設計したパーツが加工限界よりも小さく、技術員の方に実現不可能だと言われたことである。その後、他の形状をいくつか考えたが、双方の条件を同時に満たせず、設計が滞ってしまった。そこで私は、技術員の方に連絡を取り、お互いの条件を照らし合わせた。そして、話し合いから得られたアイデアを基に改良を行ったうえに、考えうる形状から最適解を追求し、実験条件と加工限界を満たす装置設計に成功した。この経験から、立場の異なる人と協力する難しさと楽しさを感じた。さらに、協力相手の想いを汲み取って自身の設計に反映することで、課題を解決できると学ぶことができた。 続きを読む
-
Q.
学生時代に最も情熱を注いで取り組んだ内容を教えてください。(200字)
-
A.
所属する軽音サークルで、年に1回開催される「定期演奏会」への出場を目指し、予選に挑んだことである。私が所属していたバンドは2年時の予選に出場した。その際、私たちは普段よりも多くの合同練習を行い、万全の状態で本番に臨んだ。しかし、結果は20バンド中18位であり、自分たちの実力の無さを痛感した。そこで、演奏技術の向上とともに、同じメンバーでの定期演奏会出場を実現するために、3年時の予選に挑戦した。 続きを読む
-
Q.
取り組みの過程で直面した困難なことは何ですか。 また、その困難を乗り越えるために「どうしたか」を、自身の想いなども踏まえて教えてください。(500字)
-
A.
取り組みの過程で直面した困難は、メンバー全員の気持ちが一つでなかったことである。私たちは、2年時の予選で観客から得られた評価を基に、自分たちの改善点を話し合った。その結果、過度な緊張から本来の力が発揮できていないことが原因だと考えた。そこで私は、練習時間を増やすこと、場慣れをして緊張を抑えることを目的とし、予選以前のライブにも同じバンドで出演することを提案した。しかし、そのライブに向けた初回合同練習の際、メンバー1人の練習の詰めが甘く、メンバー間での温度差が明らかになった。私は今年こそ必ず予選を通過してリベンジを果たしたいという想いがあったため、必死に練習をして合同練習に臨んでいた。そこで私は、予選に対する想いを伝えること、さらには自分たちの現状を認識させることで全員が緊張感を持って練習できるのではないかと考えた。そして、お互いの想いを伝え合う時間を作り、本番までの細分化した計画を立てて共有することで、自分たちに余裕がないことを認識できた。この結果、全体の方向性を一つにでき、次からの合同練習では良い雰囲気で練習に励むことができた。 結果として、本番では20バンド中2位で予選を通過できた。 続きを読む
-
Q.
その経験から何を学んだか 、仕事にどう活かしていきたいか。(300字)
-
A.
お互いの想いを伝え合う重要性と、チーム全体が最終目標を意識する重要性を学んだ。私たちのチームは「想いを伝え合い、お互いに真摯に向き合うこと」と、「最終目標達成までの道筋を全員で共有すること」を通して気持ちを一つにすることができた。現在、大きな変革期を迎えている自動車業界では、インフラ業界など様々な業界と関わる必要性がある。他業種の方々と協力する際、関わる人全員がそれぞれの立場で異なる想いを持っていると考えられる。そこで私は、会話を通してお互いの想いを共有し、全員が最終目標を意識できるように取り組んでいきたい。そのために、チーム全体の細かな計画を考えた経験を活かし、全体をまとめる働き方がしたい。 続きを読む
-
Q.
あなたが仕事を通じて成し遂げたいことはなんですか。その根底にある想いや理由とあわせて教えてください。(500字)
-
A.
世界中の人々が快適に過ごせる車内空間を実現したい。今後、自動運転技術が普及する中で、移動中の過ごし方の選択肢が増え 、車内空間の快適さがより重要視されると考えられる。また、一台の自動車が合計で10万km走行すると仮定して時速50kmで走行すると考えると、お客様は2000時間もの間、自動車のシートに座ることになる 。その利用時間の中で感じる身体的、精神的苦痛を少しでも減らすことができれば、お客様に大きな 貢献ができると考えた。そのため、お客様のことを考え抜き、人体への負担を減らすシート開発に携わりたい。また、研究活動での「限られた空間で高機能なものを開発する」 という経験を活かし、新たなシート構造を開発することで、お客様の車内での生活を豊かにしたい 。さらに、自身の研究で「過去にとらわれずに新しいものを考え抜く力」と「他者の想いを汲み取って課題を解決する力」を得ることができた。この能力を活かし、困難に直面した際にも諦めず粘り強く考え抜き、仲間との議論を通して困難を乗り越えていきたい。 以上から、研究で得られた経験を活かして新シートの開発を成し遂げることで、快適な車内空間を実現したい。 続きを読む
-
Q.
実現の場としてHondaを志望する理由を教えてください。(300字)
-
A.
仲間と協力しながら自分の夢を実現できると考えたからである。 私はサークル活動等を通して、チームで成果を上げることに喜びを感じてきた。また、成果を上げるためには仲間の意見を取り入れることが必要不可欠であったと感じている。そこで、ワイガヤを通して仲間との議論を大切にしている貴社であれば自分に合った働き方ができると考える。また、先日のワイガヤイベントに参加させていただいた際、社員の方からの質問には「お客様はどう思うか」といったものが多かった。そのように、業務の先にいるお客様のことを常に考える社員の方々と一緒に、最もお客様が求めているものを実現できるような技術者になることで、自身の夢を実現したい。 続きを読む
-
Q.
これまでの入力内容に加えて、伝えたいことがあれば自由に教えてください。(200字)
-
A.
私の強みは、計画的にコツコツと努力できる点である。 私は大学入学時から現在まで、エレキベースの演奏技術向上を目指した。そのために、各年度で具体的な目標を決め、それを達成できるバンドを優先的に組むことで苦手を克服した。さらに、先輩からのフィードバックを積極的に受けることで、効率よく技術を向上させることができた。この強みを活かして、努力を惜しまず、他者の意見を取り入れながら快適なシートを実現したい。 続きを読む