【学生の人数】1人【面接官の人数】1人【面接官の肩書】会長【面接の雰囲気】社長面接においても会長面接においても非常に和やかに雰囲気で面接官が常に笑顔で質問されるため、学生はあまり緊張はしないと思う。【社長面接と同様に研究内容について】私は,食品化学ゼミに所属しており,「ウニ類の付加価値向上に向けた成分調査」をテーマとしてガンガゼの有効成分について研究をしています。ガンガゼは磯焼けの原因生物の一つとされており,毒のある長い棘や生殖腺が食用に向かないほど苦いことから,有効利用されてきませんでした。これまでの自身の研究から,生殖腺のリン脂質中に脳の神経細胞生成促進効果を有するアラキドン酸が他の食品と比較して高含量であることが分かり,このことをガンガゼの付加価値としようと考えています。また,ウニ類はアラキドン酸が高含量であることに対し,「ウニ類特有の脂質分解酵素が存在する」という仮説を立てて,アラキドン酸の人工的な合成方法を模索しています。と社長面接と同様に回答したが、その都度内容について質問されたため、分かりやすさを心掛けた回答をした。【逆質問「創業から現在に至るまで会社にとって様々な困難があったと思いますが、それをどのようにして乗り越えていかれたのでしょうか。」】幾多の困難がありましたが、リーマンショック時に銀行の融資を受けられない状態になりかけたことです。しかし、取引先の大手コンビニエンスストアとのつながりがあったため、融資を続けてもらえることになりました。また、一時期ある売れ筋商品であるグラタンの味が落ちたことがありました。実際に製造現場を確認しに行ったところ、間違った製造方法がとられていたことが原因と判明しました。そこで、勉強会を開き、製造現場の社員一同で正しい製造方法の共有を行いました。今でもこの勉強会は定期的に行い、製品の品質維持につなげています。質問内容と少しずれますが、消費者に商品のリピートをしてもらうこと、つまり固定客をつくることが重要なのですが、飽きられてしまうと危険です。そのため、飽きられない味付けを日々研究しています。【評価されたと感じたポイントや注意したこと】どの面接においても基本ですが、入退室マナーや声の大きさに気を付けつつ、笑顔で話すことはもちろん、相手の立場に立って理解されやすい言葉選びが重要です。また、面接官が会社のことについて語ってくれたら、「勉強になりました。」、「是非、挑戦してみたいです。」と意欲的な返答をしたこと。
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