【未来を拓くICT革命】【20卒】富士通の冬インターン体験記（理系/FEEL ICT ）No.5534（東北大学大学院/男性）（2019/4/18公開）

国内首位のサービスシェアを誇る、富士通さんのICTの技術力の高さに魅力を感じたのが一番の動機。もともとパソコンやタブレットを売るBtoCが主な売り上げを誇る会社だと思っていたので、全然興味がなかったが、実際売り上げの６割以上がBtoBによるものだと知り、さらに2020の東京五輪のゴールドパートナーにもなっている点に惹かれ、インターンを考えた。

インターンの1ヶ月前に行われた学内会社説明会に富士通さんが来ていたので、そこでもらったパンフレットを読んで事業内容を確認した。また、ICTが何なのかをググって調べたりすることで自分がチャレンジしたいこととICTでできることの整合性を確認したりした。

ICTについて/地方創生をICTを用いて考える

1日目にやったこと

午前中にICTに関する動画とスライドの説明があり、後半には小規模のGWを行った。午後は、午前最後のGWの反省点を活かした地方創生に関するGWをやり、時間経過後グループごとに発表した。そして最後に、グループの活動を終始見てくれていた方から一人ひとりにフィードバックをしていただいた。

なし

ICTありきの解決策は考えるなとフィードバックされたことが非常に印象的である。まずは物事の問題点の本質にできるだけ迫り、浮かび上がった事案をICTで解決できるかどうか考える思考プロセスが結果的にヒューマンセントリックなICT実現の近道であるとわかった。

最初A4両面にびっしり詰まった情報から問題点を探り、グループ内で共有する流れがなかなかスムーズに行かず大変だった。私のグループの方たちはみんな比較的静かな人が多かったため、お互い遠慮しながらやってしまったことが反省点である。終わってみてわかることは、議論が軌道に乗るまでは、遠慮せず意見を出すべきだと認識した。

FEEL ICTでは最後、個人個人にフィードバックが与えられる。GWのなかで個々がどのような貢献をしていたかや、もっとこうしたほうがいいと言ったアドバイスは、そうそう言っていただけない貴重な意見であるので、なるべく自然体の自分で臨むほうが後々の自己分析につながると思う。

富士通が実際に行ったソリューションをいくつか知っておくことで、ワーク中に実際の事例などを交えて意見することができ、貢献度が上がったと思われる。あとは場数を踏んでいれば体でわかってくることもあると思うので、他のインターンにも参加していたほうが良かったと思う。

自分は話し合いの際、議論を俯瞰してみることができていたとフィードバックを頂いた。富士通のSEの仕事は、お客様との関係も非常に大事なため、どちらかに視点が偏ることなく全体を見ながら議論を進めることができる点は自分の強みであると認識した。さらに、SEの社員の方がみな飄々とした雰囲気を持っており、私の性格とあっている気がした。

確かに、自分の性格的に富士通で働く様子は浮かんだが、逆に富士通にとって私はどんな成果をもたらす人材なのかについて私自身の認識があいまいなままだった。これから本選考に向かうに当たって、自分の強みは何で、富士通に入ったらこんなことをやって見せますみたいな事を言えるように、さらに企業研究をして自分の将来をリアルに描けるようにしたい。

上記で述べたような、今自分に足りいること・足りていないことを明確にしなければいけないことを気付かしてくれたインターンだったので、そのようなカリキュラムを組んでくださった富士通さんに対して、感謝の気持ちがまずある。そして、企業研究をする中で益々ICTを用いて人々の生活を豊かにしたいという気持ちが強くなったので、志望度が上がった。

FEEL ICTは実質的には本選考と無関係なインターンシップだったので、これに参加したから有利になることはないと思う。しかし、意識することが増えた点では本選考につながる経験にはなると感じた。

人々の生活を支えることがしたいという漠然な軸で業界を考えていたため、インフラやメーカーなど理系が今までの知識を活用できるような業界を中心に見ていた。特に、自分の専攻が化学や材料の分野であったため、化学メーカーで自分のキャリアを積んでいくことはわりと容易に想像できた。ちなみに、技術力を認められている企業に就職したい気持ちがあったので、BtoBを中心としている企業に行こうと思っていた。

ITに関してほとんど知識のない自分でも、活躍できるフィールドがありそうと思えたことは大きな転機だった。それにITは今後人々の生活を支える上で絶対に欠かせないものだし、いろんなところで普及しているので、需要は相当あるだろうと考えた。さらに、技術力を買われているBtoB企業に興味があった自分としては、富士通のような圧倒的なICT技術によって国内首位のサービスシェアを実現している点が最も魅力的に感じた。結局このインターンを機にIT業界を見るようになった。