【言語にこだわるな！】【20卒】富士通の夏インターン体験記（理系/職場受け入れ型インターンシップ）No.5826（東京理科大学大学院/男性）（2019/4/18公開）

自分の研究に関連するところで、就職に有利になる夏の長期インターンを受けようと思い、有名どころを片っ端から受けていたところ、引っかかったのがここだけだったのでここのインターンに参加した。AI系は全滅でシミュレーションを扱うIT系としてここだけ受かった。

インターン選考としてESと面接があったので、仕事内容と企業の事業をHPで調べ、自分が何をしたいかはっきりさせるなどの準備をした。

製造業向けシミュレーション開発、HPC数値計算プログラム開発／並列化チューニング

1週目にやったこと

HPC数値計算プログラム開発／並列化チューニングで可視化APIの並列化による高速化作業を行った。言語としてはアカデミア向けである為Fortran、C言語のOpenMPとMPIを扱った。

2週目にやったこと

追加で富士通に来た外部の案件として、金属材料CT断面画像に対しU-Net(AI)でSemantic Segmentationを行うPythonプログラムを作成した。

3週目にやったこと

２週目のPythonプログラムの続きと、最終日の前日にインターン先の部署の方に対し研究発表を行うことになったため、企業の方向けのスライドを作成していた。また、最終日発表に向けたインターン内容の振り返りシートを埋めた。

人事

なし

Fortranだから、Pythonだから、JAVAだからといったような言語にこだわることはやめなさいと言われたのが印象的であった。どんどん新しく学んでいくような姿勢が大事だと感じた。

基本的にわからない所はメンターの方に聞いていたが、自分で調べられることは自分で調べていたので大変であった。並列化プログラムとPythonプログラムを同時に処理していたので、優先順位をつけて処理することが大事だと感じた。また、社員とのコミュニケーションは自分から積極的にとることが大切だと感じた。

何事にも、新しい事にも積極的に挑戦していく姿勢が大事だと学んだ。また、ここの部署だけかもしれないが雰囲気がとても和やかで上司に対しても距離の近い非常に過ごしやすい職場であった。ただ仕事の性質上自分ひとりで作業する時間が長かったため自分には合わないと感じる部分もあるとわかった。

特に準備することはなかったが、しいて言うならば社員と思ったよりも話せなかったため社員に対し積極的に話しかけるべきだと感じた。

ほとんど実際の業務に近いことを体験でき、会社の会議やプレゼンも体験できたため企業で働く自分をイメージするには非常に良かった。一方で他のインターン生との交流がなく、社員の方も気を使って話しかけてくださったが自分としては少し物足りないと感じたので、そこも含めてよく知ることができた。

先に書いた通りインターン参加生は早期選考が受けられるため、選考が有利になると考えられる。また、企業側としてもプログラミング能力が高い学生を求めているというよりは志望度、マッチング度、将来性を見られるのと考えられるのでそこをアピールしていけば内定が出ると思う。

富士通が、というよりはシステムエンジニアの業務自体が自分はあっていないとわかった。特に黙って黙々と作業するよりも話し合って作業していきたいということが分かった。加えて、インターン参加後に業界研究をよくするようになり、首を切られるリスクの高い会社だと感じたため。

3/1にインターン参加者向けマッチング面談のメールがくる（期限が4日くらいしかないので注意）。従って志望度の高さをアピールでき、早期に内定を獲得できると考えられる。

プログラマに憧れていたため、システムエンジニアとして働くことを考えていた。IT業界を見ていった結果本インターンに参加したが、どちらかというとメーカー寄りのITエンジニアとして働き、話し合いながら仕事がしたいことが分かった。特に自分はAIを強みとしているため、無人コンビニ等の事づくりよりはモノに関するIoT関係の仕事が合うとわかった。

純粋なIT企業よりはメーカー寄りを志望するようになった。加えて有名な企業でも首切りが多かったり業績が傾いていたりすることがあるとわかったので企業研究の重要性が分かった。伝統的なIT企業のITコンサル的な仕事だと新たな技術を取り入れにくく、ことAIに関しては1から自分で学ぶよりも外部のベンチャー企業と協業する会社を選ぶようになった。