【データサイエンスの挑戦】【22卒】ＢＩＰＲＯＧＹの夏インターン体験記（理系/AI/Data 5Days INTERNSHIP 2020）No.13996（奈良先端科学技術大学院大学大学院/男性）（2021/4/18公開）

近年流行のデータサイエンスとしての働き方をインターンとして経験したいと思ったことが応募の理由である。また、コロナ禍では珍しく、対面でのインターンを挙行していた。実際に会社に行くインターンも体験したいとも思っていた。

データサイエンスに関連した専門知識は必要だろうと考え、近年の動向などは確認しておいた。やはり新聞などを読むと良い。日経新聞の電子版を使うと、企業名で記事を検索できるので選考対策にかなり役に立つ。

論理性や専門性といった能力だけではなく、社会人としての基本的な力も求められていると感じられた。選考もガチガチの質疑応答ではなく、言葉のキャッチボールを重視されていたように記憶している。

日本ユニシスが実際に導入した新サービスを、課題設定・立案から追体験するというような内容であった。

課題に対してチェックポイントが設定されており、早くチェックポイントを通過したグループが高いポイントが与えられ、順位が付けられる。
各グループに1~2名のメンターの社員がつき、相談することができる。

実際の課題を追体験するため課題設定は非常に具体的。実際に新サービスを導入するまでの過程を学ぶことができる。

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前半にやったこと

インターンシップの前半はグループワークだけでなく個人ワークの時間もある。また、ワークの合間合間に社員との交流の時間や、企業説明の時間も取られる。実際の課長級上司の方に進捗を報告し、アドバイスをもらう機会も用意される。

後半にやったこと

後半ではグループワークの時間がメインとなる。最終日には発表の時間があり、社員と学生からの質疑応答にも対応する。発表では、定量的にどれくらいの予算、導入期間、顧客へのリワードがあるかを全て定量的に見せる必要がある。

課長級社員

なし

毎日、1日の終わりにメンターの社員の方が各個人と班全員に対してフィードバックをくれる。班員一人一人を細かく見ていただいていた。周囲に熱意を持って働きかけることの重要性をフィードバックされたことを記憶している。

同じテーマに取り組んでいても、テーマの中のどの部分に問題意識を持つかは人それぞれである。誰か1人が気になった点を全員で議論していると話がなかなか進まない。課題を進めるためには議論をいくつかスキップしてでも前に進む力が必要だが、班員の不満を持たせないようにするバランス感覚が重要である。

コロナ禍では珍しく対面でのインターンシップであった。リモートのインターンと比較することでリモートの良さ、対面の良さをそれぞれ感じることができた。

私は日本ユニシス以外のSIerのインターンにも当時参加していた。同業他社のインターンでの経験と比較することでより俯瞰的に企業を知ることができたと思う。志望企業があるのであれば、その企業だけではなくあえて同業他社のインターンにも参加した方が良い。本選考の際の志望動機にも説得力を持たせられると思う。

インターンシップで自身が何を成し遂げたいかを意識しておくことが重要だと思う。私はこれが夏の最後のインターンだったので今までのインターンで学んだことを実践することを意識して取り組んだ。

具体的な課題設定に対して、実際の上司・先輩社員と共に取り組むため実際にこの企業で働くイメージはとても付きやすいと思う。対面でのインターンシップであったことも社会人として働くイメージをつけやすくなったと思う。しかし、今後はリモートで働くことが増えるかもしれないと思うと、対面であることは重要でないかもしれない。

インターンの参加学生の中で、私は優秀な方であるということが感じられたから。インターンシップ前半は学生も熱意があるためガツガツしている人が多いが、後半になってくると疲れが出てくるため元気の無くなってくる人も多い。そのようなときにでも議論を諦めないこと、班員を盛り上げようとする姿勢はチームで働くSIerに重要だと思う。

日本ユニシスはニッチな分野に強みを持つSIerである。そのためか企業としてのチャレンジ精神は少し弱いのかなと感じた。それは社員の方の雰囲気にも現れており、良くも悪くも穏やかな方が多かった。それ自体が悪いことでは決してないと思うが、私はその風土に合わないと感じたから。

インターン参加者のうち、一部の者は特別選考に案内される。
この特別選考はただの早期選考ではなく、通過すれば特別枠採用となり、一般の新入社員よりも待遇が良い職種での入社ができる。

夏インターンシップに応募する際は様々な業界を受けることを意識していた。具体的にはSIer、コンサル、電機メーカー、重工メーカーなどを受けていた。インターンも経験せずに先入観でのみ業界を絞ることはもったいないなと考えていた。日本ユニシスなど、SIerのインターンを経験することで、社会的価値・インパクトの大きな事業に携わりたいと感じるようになったと思う。

インターンを経験することで初めて意識するようになる就職活動の軸も多い。私が日本ユニシスのインターン後に意識し始めた就職活動の軸として、企業の海外への拡張性がある。日本ユニシスは今後の海外展開をほとんど考えていないということを知り、そこで初めて、海外展開も見据えた企業に就職したいと考えるようになった。