18卒 本選考ES
コンサルタント
18卒 | 京都大学大学院 | 男性
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Q.
研究内容(1000文字以内) ※研究内容が決まっていない場合は現時点で想定している内容について入力してください。
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A.
私の研究テーマは【惑星内部電磁気学】です。惑星内部電磁気学とは、電磁気学を用いて地球を始めとする太陽系の惑星の姿を捉え直そうとする学問であり、1.探査機による磁場観測から天体の電気的構造を知ること、2.固有の磁場を持つ惑星においてどのように磁場が生成・維持されているかを知ること、3.惑星の磁場と太陽の相互作用によって引き起こされる物理現象への理解を深めること、これら3つを主要な目的としています。その中でも私は特に水星磁場について研究しており、電磁誘導現象を引き起こす水星外部磁場の変動周期特性を明らかにし、その成果について16年度の地球電磁気・惑星圏学会で発表させて頂きました。 このテーマを選択した背景として、地磁気は地上の生物だけでなく現代社会に欠かせない人工衛星群をも有害な宇宙線から保護してくれているが、地磁気逆転のメカニズムなど未解明の点が多く、今後の宇宙開発にとっても地磁気のより深い理解は不可欠だということがあります。また、では何故地球ではなく水星の磁場に着目したのかといいますと、例えば日本という国について知るために、外国の文化や政治について調査することが有効であることと同様、地球型惑星に分類される中で、地球以外で唯一磁場をもつ水星の磁場がどのように地球と異なっているかを知れば、地磁気の本質の理解の一助になると考えたからです。 今回の研究では、NASAの打ち上げた衛星の観測データを利用させて頂いており、ここで問題になるのが、データを公開する前に初期解析は全て探査機を打ち上げた機関が済ませて論文にしてしまっているということです。そのため新規性のある研究方針を打ち出すことは難しく、実際私は研究を始めて数カ月ひたすら文献をあたって何が明らかになり、どこからが、なぜ未解明なのかを調べ、まだ十分に解析されていないが物理的に重要なトピックを探し続けました。そして、先行研究における外部磁場変動周期の仮定の甘さを発見し、天体磁場と太陽風がバランスする点をトレーサーにすればそれについて有益な情報が得られることに気づきました。研究の到達点が見えない期間は非常に辛いものでしたが、学会で結果を発表し、多くの方々から激励を頂いた時には大きな達成感を得ることができました。今後は研究活動を通じて培った多数の現象が絡み合った複雑な系を読み解く力を活用し、社会に貢献したいと考えております。 続きを読む
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Q.
志望動機、入社後に関わってみたい業務、キャリアアップイメージなど(300文字以内)
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A.
私が貴社を志望する理由は【環境・エネルギー等の科学技術に関する社会的課題の解決を通じてより良い将来の社会を実現したい】からです。私は、研究を通じて地球がいかに人間にとって理想的な環境であるかを実感し、この環境を多様性や生産性を可能な限り保持したまま将来の世代に引き渡すことに、強い義務感を覚えるようになりました。分野横断的な視点が求められる科学的課題と向き合うには、国・企業・研究機関の相互理解が不可欠だと思われますが、それは3者のハブとして働くシンクタンクの存在を抜きにして実現できるものではなく、個性を尊重した人事戦略をとっておられる貴社はこれらの課題に取り組むのに最適な環境だと考えました。 続きを読む
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Q.
自己PRをお願いします。 プレゼンテーション(300文字以内)
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A.
私はピアノを大学から始めたので、最初の数カ月は反復練習を繰り返す日々でした。その中で、何かサークルに貢献できないかと思い、音楽の文化的側面を調査し、得られた知見をサークル内で共有できればと考えました。音楽史を学ぶことで得た知識や感動を発信し続けた結果、それまで個人練習に終始しがちであったサークル内に、お互いの練習中の楽曲について関心を持ち会話する風潮が生まれ、最終的には演奏機会に恵まれない楽曲をコンサートで特集する、といった音楽文化を通じた交流が生まれるようになりました。演奏者として私は初心者でしたが、自分ならではの視点を持つことで新しい価値観を導入し、サークルに貢献できたと考えております。 続きを読む