16卒 本選考ES
システムエンジニア
16卒 | 東京大学大学院 | 男性
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Q.
学部での研究内容について(研究テーマがあればご記入ください)400字
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A.
私は学部時代、情報通信において究極の暗号システムとなる「量子暗号」に用いる半導体材料の研究をしていました。量子暗号の実現には均一なエネルギーをもった光子を、単一で安定的に発生させる発光源が必要です。私は発光源からの光子の発生能力の向上と安定化を目指す研究を行いました。実験では発光の性能をもつ複数の半導体サンプルに対して、サンプルの質を改善できるRTA法で加工し、発光性能の変化を計測しました。RTA法は瞬間的に炉で加熱する方法で、サンプル内の構造の欠陥を修復する効果があるため、発光性能にも効果があるのではないかと考えこの手法を選択しました。しかしRTAを施しても発光性能に大きな変化は見られず、加工条件・測定条件を変化させて実験を行っても結果は変わらなかったため「RTAは発光性能に影響しない」と結論付けました。この経験から予想した結果が出なくても、実験事実として受け入れることも重要であることを学びました。 続きを読む
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Q.
修士課程での研究内容について(修士・博士課程の方は必ずご記入ください)400字
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A.
修士課程では半導体を用いた太陽電池素子の研究をしています。今日、地球温暖化や化石燃料の枯渇などの環境問題の対策として、再生可能エネルギーを利用するクリーンな発電方式である太陽電池に注目が集まっています。現在一般的に使用されている太陽電池は変換効率の限界値が約30%程であり、今後の環境問題に向けた、より高い変換効率の太陽電池の開発が求められます。そこで考案された次世代型の太陽電池は、理論効率が60%を超える超高効率太陽電池として期待されており、私はこの型の太陽電池の高効率化に向けた研究をしています。まず作製された太陽電池の材料や構造の違いによる性能の変化を実験によって分析し、その結果を踏まえ、より高効率な太陽電池の開発に活かすというステップで研究を進めています。現在までに不純物注入をした太陽電池の性能評価を行い、今後は不純物の種類や作製方法を変化させながら、太陽電池の開発を行う予定です。 続きを読む
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Q.
自己PR 400字
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A.
私には困難に直面しても、状況を分析しチーム一丸となって乗り越えていく力があります。カフェでのアルバイトで、競合店の増加により来客数の減少したとき、私は自店の価値を高めて集客をしようと考えました。店舗内外の環境分析をした結果から複数の戦略を立てましたが、子連れ女性客の多さ、ハンドドリップブーム、コーヒーに関する相談の多さ、に注目して「お母さん向けドリップ教室」を企画し、そのリーダーを務めました。前例のない企画のため周囲の人と何度も議論を行い、方向性が異なる意見でも上手く組み合わせて、最適な企画内容を構築していきました。また講師役の人材育成も行うなど、周囲の人々を牽引して企画を進め、結果来客数は前年比111%を達成し企画は成功を収めました。この経験から最適な方法を考えて困難を乗り越える大切さを学び、「教室」という新サービスの形を作ったことでスタッフや店舗に付加価値をもたらすことができました。 続きを読む
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Q.
希望部門・理由400字
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A.
アルバイトで新サービスを構築して人々に貢献してきた経験から、将来は「未来の仕事の形を創りたい」と考えたため貴社を志望します。その一つとして官公庁事業において教育環境の整備に携わりたいと考えています。教育実習の経験から教員の多忙さを知りました。今後は大学入試の成績管理などが業務に加わり、教員への負担が増すことで多方面に影響する恐れがあると考えられます。そこで私は貴社の最先端技術を用いて業務やデータ管理をサポートし、さらに行政・学校・教員・生徒をつなぐ教育システムを開発して、教育環境の効率化をしたいと考えています。人と多く関わる事業のため最適化は大きな課題ですが、粘り強く挑戦したいと思います。またこの事業で活躍するために、まず貴社の技術の基礎を学び、様々な業務を通してお客様に喜ばれるサービス展開など仕事の基礎を学びます。将来はこのシステムを様々な事業に利用できるベースとして育てていきたいです。 続きを読む
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Q.
学会での発表内容があればご記入ください。300字
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A.
【第62回応用物理学会春季学術講演会】「SiをドープしたInAs量子ドット中間バンド型太陽電池における2段階光吸収過程の変化」太陽電池セルの性能向上の手法として、不純物ドーピングという方法がありますが、ドーピング条件による効果を系統的に調べた研究はなく、私はドーピング手法や不純物数による電気特性の変化を調べました。今回用いた太陽電池は1回の光子の吸収で電気に変換する従来型とは異なり、2回の光子の吸収で段階的に行うことができるものを使用しているため、本研究ではこの2段階光吸収プロセスに注目しました。結果としてドーピングにより2段階光吸収プロセスにおいて一定の改善傾向が見られました。 続きを読む
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Q.
得意な学科200字
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A.
私の得意な学科は物理学です。物理学には様々な分野がありますが、私は新しい分野に挑戦することが得意だったため、どのような実験や授業に対しても真剣に取り組みました。理解ができない分野があった場合は友人や先輩、先生に積極的に質問をし、根柢の原理を理解しながら勉強を進めたことで、学部時代の成績は優秀なものとなりました。学部で培った「新しい分野へ挑戦し、結果を出す力」を社会に出てからも発揮したいと思います。 続きを読む
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Q.
趣味特技クラブサークル200字
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A.
野球クラブに所属していたとき、チームを強くしようと強化計画を立てましたが、練習時間が少なかったため、現在の戦力を最大限活かすことを中心に考えていきました。このとき各選手のことを把握することが重要だと思い、コミュニケーションを通じて最適な戦略を考えました。結果チームは大会で準優勝する程の強豪になり、この経験から、仲間の力を最大限引き出して、チームにとって最適な戦略を立てることの大切さを学びました。 続きを読む