【18卒】ジョンソン・エンド・ジョンソンの冬インターン体験記（文系/1Day Workshop）No.1002（早稲田大学/男性）（2018/1/31公開）

社員３－４人にチームで質問する時間がある。その中で、特に他社から転職してきた社員の方が「Our Credo」の浸透度がすごいとおっしゃっていたのが印象的だ。日系企業でいう「社是」が、社員個々人の意思決定プロセスにおける基準となっているという、今まで見たことのない「社風」を目の当たりにできた。

当日の資料に載っていないような、ヘルスケア業界の「業界研究」の知識があれば、チーム内でも建設的な意見が出せるし、他チームとの差別化も果たせると思った。

社員への質問タイムでは、グループワークの中に組み込まれているという性質上、「Our Credo」に関することしか聞けなかった。懇親会もなかった。個人としての仕事内容については、全体講話という形でしか聞けず、この企業で働いている「自分」は想像できなかった。

１日イベントということもあって、全体の参加者は採用人数に対して非常に多いと思っていた。有利になるといってもES免除くらいであるし、後述のように、社員の方が個人レベルで評価している様子はなかったため、内定が出るかどうかという選考そのものには直結しないと思った。

世界でトップクラスのグローバルヘルスケアカンパニーであるが、やはり「日本法人」であるため、個人の働き方としては想像以上にドメスティックだった。また、商品開発や研究はほとんど海外にあるということから、「モノ作り」に関わるというメーカーらしい働き方がしにくいのではないかと感じた。

グループワークの様子を、社員はほとんど見ていない。社員の方が見るのは、ほぼ発表のみである。個人レベルで、評価をしている様子は感じられなかった。１日イベントであり、全体の参加者も多いので、ES免除は「有利」とは感じられない。

インターンシップ（「Workshop」という名称だが）参加者全員は、本選考のESが免除されるという。参加者限定の本選考イベントも実施された。

社会貢献性とグローバルな働き方を軸として、総合商社、マスコミ、メーカーを志望していた。メーカーの中でも、SIerのような情報システムを構築するIT系メーカーに興味があった。社会貢献性という点からすると、やはりヘルスケア業界が社会課題の解決に直結する商材だと考えていたので、製薬・医療機器関連のメーカーも研究していた。

外資系企業は全般的に志望度が低下した気がする。「日本支店」であるため、個人の働き方としてはドメスティックな面があることを目の当たりにした。一方で、外資の、ヘルスケア業界だからこその、福利厚生や「働き方改革」の進展も知った。登壇された社員の2/3が女性社員であったり、オフィスに喫煙所がなかったり、といったことだ。事業分野と働く環境の相関関係にも留意しながら、企業研究をするようになった。