
23卒 本選考ES
Sales/Businessコース
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Q.
あなたが人の心を動かし、人の行動を変え、成果を創出した経験を記述してください。
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A.
感染症により子どもの対面実験ができない中で、同期6人と協力して行った卒業研究。 私や同期は子どもを研究するべく研究室を決めた。だが感染症で、教授からは成人を対象にするよう提案された。同期は渋々受け入れたが、子どもの研究への熱意を諦め切れない私は、この状況下でできる研究手法を探し、同期を説得して研究協力体制を作った。結果、同期も私も乳児を研究することができた。教授からは国際誌に掲載できるとの評価を頂いた。 続きを読む
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Q.
上記テーマに取り組むプロセスで、苦労した点や課題と感じた点を具体的に記述してください。
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A.
実験によるデータを重要視している実験心理学という枠組みの中で、実験禁止要請が出ている状況で出来る乳児研究手法を見つけることが課題であった。 乳児を研究するという目標は共有していても、乳児のどの能力に興味があるかはバラバラな同期全員がどうすれば研究目標を達成できる研究協力体制を作るか、各人が就職活動や大学院入試という人生をかけた忙しいスケジュールを送る中でどのようにコミュニケーションをとるか苦労した。 続きを読む
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Q.
その課題を乗り越えるために、あなた自身が取り組んだこと、あなたならではの工夫を教えてください。
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A.
実験心理学過去の30年の文献を1日10本以上読み、深く学ぶ努力をした。加えて周辺領域である音声学や言語学の研究手法を各分野の教授に講義をお願いすることで、広く知ることを意識した。そして対面での実験なしでできる解析手法としてビデオ解析があることを知った。これは客観性を担保するために、時間と人手が必要な手法だった。実験心理学では嫌厭されている手法のため、学部生が研究者と対等に研究できる未知の分野だと考えた。 同じビデオを使用して研究協力体制を敷けば、実験を行うのと同様に客観性を担保したデータを得られるうえ、解析する着目点を増やせば各人の研究テーマに沿ったデータが得られると説得した。就職活動に忙しい時期は唯一大学院進学を目指していた私が、ビデオ解析手法について勉強を進め、知識を共有した。同期の進路が決まったころから、研究協力体制を一緒に作り、解析基準を明確にする話し合いを行い、ミリ秒単位の解析を進めた。オンラインの作業で、小さな疑問を共有しにくい環境だと思い、週に1度世間話をする機会を作ることで、齟齬が生じる可能性を発見できるよう意識した。指導教授から国際誌に掲載できる結果との評価をいただいた。 続きを読む