22卒 インターンES
技術職
22卒 | 横浜国立大学大学院 | 女性
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Q.
当社インターンシップの志望理由(希望テーマの選択理由も含めて)(800⽂字)
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A.
貴社のインターンシップに参加したい理由は主に二つあります。一つ目の理由は、貴社ならではのICT事業を体感したいからです。わたしは普段から、周囲の人が何をしてほしいかを考えて行動することにやりがいを感じます。そのため、企業や社会が抱える課題に対して最 適なソリューションを提供するICT事業に以前から興味がありました。貴社はCPSテクノロジー企業として各事業を展開しており、ICT事業においても製造業で得た膨大なデータをもとに、貴社にしかできないソリューションの提供が可能であると考えております。そこでイン ターンシップを通じて、CPSを生かしたICP事業がいかに社会に貢献していくかについて学びたいと思っています。二つ目の理由は、貴社が大切にする仕事の価値観に魅力を感じたからです。貴社は新しい未来を創るために、仕事に対する誠実さや、世界をより良くする情熱を持つことを大切にしていると存じています。また、新たな価値を創造し社会に貢献するという理念に大変共感しました。インターンシップでは社員の方と積極的に交流して、仕事に対する姿勢を実感したいです。わたしは第一志望で電力・エネルギー業界向けICTソリューションを選択しました。SDGsの達成に向けて、今後の電力・エネルギー業界ではICT事業にどのような需要があり、いかにソリューションを提供していくかについて、実際の業務を体験して学びたいと考えています。また、第二志望は高速道路や鉄道にかかわるICTソリューションの提案を選択しました。社会インフラは人々の生活の基盤を支える仕事であり、働きながら社会への貢献を実感できると考えています。インターンシップを通じて、身近な課題の解決に向けて仕事をすることのやりがいを感じたいです。また、両テーマとも多くの人と関わることができるため、ビジネスコミュニケーションを学び、一社会人として成長したいと考えています。 続きを読む
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Q.
研究内容、もしくは⼒を⼊れている学問の内容、もしくは、今⼀番頑張っていること(1400⽂字)
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A.
わたしはレアアースの再利用化のために磁気分離技術の開発を行っています。磁気分離とは磁石の力を使って混合物質を分離させる技術です。また本研究の磁気分離対象はレアアースです。レアアースは半導体などハイテク製品の製造に必要不可欠な物質であり、急速にIoTが普及する現代社会において、様々な領域や分野で需要が拡大すると想定されています。しかし世界生産の9割は中国が占めており、日本も中国からの輸入に依存しています。そのため、今後の需要を考慮して、リサイクル技術が求められています。そこで本研究では、貴重な資源であるレアアースをリサイクルするために、磁気の力でレアアースを分離する方法を確立することを目的としています。具体的には、レアアースのイオンを磁石の力で動かし、イオンの動きを観察することによって磁気分離の詳細なメカニズムを研究しています。先行研究では、磁石の力は微弱であるため、イオンの分離に長時間かかり、また実験誤差が大きいことが課題でした。そこでわたしは、より短時間で高精度の分離を目指し、これまでの実験方法の見直しを様々な角度から行いました。特に、従来の実験の各工程におけるパラメータの比較実験を行い、実験条件の最適化を行いました。その過程で、実験誤差の原因は大きく分けて二つあると考えました。一つ目は人的要因による誤差です。高い精度が求められる実験では実験環境や、実験器具の扱い方が非常に重要になります。そこで、実験をする人によって結果にずれが生じることを防ぐために、複雑だった実験工程を単純化しマニュアルにすることで、実験条件の統一を図りました。二つ目は、機械による測定誤差です。機械の精度を最大限に向上させるために、自ら製造元の技術者に連絡を取り、測定条件の最適化を行いました。そして、このような根本的な実験方法の改良や実験誤差を減らす工夫を重ねた結果、分離にかかる時間を720時間から30時間に大幅短縮することに成功しました。また、従来よりも実験精度が向上したことによって、イオン移動の詳細に関するデータをミクロなスケールで解析することができ、先行研究では見られなかった新たな傾向が得ることができました。この結果を分析することで、磁気分離におけるイオンの回収時間の飛躍的な改善が期待されます。この研究はこれまで有効な実験方法が確立されていない研究分野であったため、研究過程では誰も答えがわからない問題に何度も直面しました。その問題解決のために何度も検証実験を重ねたことで、困難なことでも諦めず、解決策を得るために挑戦するという精神が身につきました。現在は、実験で得られた結果をもとに、シミュレーションによって理論値と実験値の比較と評価を行っています。また実験方法については、さらなる実験精度の向上と高効率化を目指し、今後は他分野の技術も取り入れようと考えております。 続きを読む