21卒 本選考ES
技術職
21卒 | 関西大学大学院 | 男性
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Q.
研究概要(400文字以内)
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A.
私は「○○を用いた薬物徐放性ゲルの調製」を行っています。目的は薬物効果を持続させるために、薬物の放出量を調節できるゲルの開発です。これにより投薬回数が減らせ、治療コストや患者の身体的負担を軽減できるようになります。その中でも私は○○に含まれている天然の多糖である○○に着目しました。天然素材のため人体に無害ですが、一方で、水に溶けにくいため、使用に制限があります。そこで私は有機合成により、○○を合成し、水溶性を付与しました。○○は水と薬物を混合するだけでゲル化し、薬物を保持しやすい性質を持ちます。調製条件を変えることにより、薬物を保持し、時間経過とともにゆっくりと薬物が放出されるゲルの調製に成功しました。また、合成条件を変えることにより、放出時間の変更方法を確立しました。今後の目標としては、調製したゲルをマウスに投与し、生体に対しての効果を検討します。 続きを読む
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Q.
入社後最初にやりたい仕事は何ですか?そこでどのような知識・経験・スキル・専門性を活かしたいですか?(400文字以内)
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A.
次世代臓器灌流培養システムの装置化に関する研究に携わりたいです。これは、母が父の腎臓を半分移植したことがきっかけで、化学生命工学を専攻する理由でもあります。私は有機化学や物理化学、高分子化学などの基礎化学に加え、実際に使用されている生体高分子や材料について学びました。生体高分子や材料の知識から生体の構造を模倣することで生物の優れた部分を技術化させるプロセスを立てて、その結果、血液が装置内部で固まらないようにしたり、培養液が効率的に臓器届けたりすることで次世代臓器灌流培養システムの装置化に貢献したいです。しかし、装置化にするためのノウハウや貴社の半導体製造装置事業の流体制御技術対して私が直接生かせる知識や専門性は現在持っていないと考えています。そこで、私は自分の研究で逆境を乗り越えた時のように他分野の人の意見を聞き、協力を勝ち取ることで多種多様な視点をもって乗り越えたいと考えています。 続きを読む
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Q.
逆境を乗り越えて自分の力で成し遂げた経験を教えてください。(400文字以内)
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A.
「販売中止となった試薬の合成」私が必要とする試薬は、生成物の修飾率が6割以上のものでしたが、反応物が溶液状態にならず、それが原因で均一に反応が進まないことでした。最初は複数の論文を参考にし、化学的視点から分子に浸透しやすい溶媒の種類に着目しましたが、修飾率が3割を切る生成物しか得られませんでした。そこで多角的な視点を得るために専攻分野が異なる人や企業の方に自らコンタクトをとり、アドバイスいただく機会を設けてもらいました。その議論の中から、重要な事は溶媒の形を変化させることに気づき、溶媒である水の凍結、融解を繰り返すことで、水の膨張と収縮を利用し、溶媒を分子間に浸透させるようにしました。その結果、販売中止となった試薬と同等の生成物を得ることができました。この経験から、「できない」ではなく、どうすればできるかを考え、多種多様な視点から物事を分析していくことが結果に繋がることを再認識しました。 続きを読む
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Q.
今、あなたが1番自信を持っていることは何ですか?(400文字以内)
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A.
私は「お節介」な男です。困っている人を見かけたら、ほうっておけずに世話を焼いてしまう性格は反面、長所だと思っています。下級生の実験アシスタントのアルバイトでは当初、私が担当する実験テーマは失敗が多く、終了時間を大幅に超えていました。そして、その失敗は学生との会話を通して「説明をイメージ化」できていない点にあると考えました。常に機械的に実験を行う事が非効率と失敗の原因だったのです。そこで、教え方に2つの工夫を行いました。1つ目は、実際に自分で実験を行いながら口頭で説明する事。2つ目は「なぜそうなるか」を常に質問をする事。この工夫で下級生に「具現化」させて、実験の本質を理解してもらうよう努めました。結果として、実験の終了時間が1時間早くなるだけではなく、下級生から進んで質問をしてくれる信頼関係構築にもつながりました。この「お節介」により、現在は約40人の研究室総括に抜擢されています。 続きを読む
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Q.
将来、成し遂げたいことは何ですか?そのために何が必要であると考えますか?(400文字以内)
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A.
将来、高密度プラズマを生かした医療機器の開発を成し遂げたいです。この理由は、「貴社がプラズマ技術をもっており、医療分野での活用を視野に入れているから。」と「母が腎臓の病気で苦しんでいたことから、人の助けとなるものづくりに携わりたいから。」の2点です。プラズマは専門外であり、必要な知識や技術は分かりませんが、他分野の人と協力し挑戦したいです。不可能なことを可能にするには、貴社が他分野の知識を結集して、世界トップの装置を作り上げているように、他分野の人との協力が必要であると考えています。その協力を得るためには、私が長所と考える「お節介」と逆境を乗り越えた経験を活かし、他分野の人と分け隔てなく交流することで、信頼関係の構築が重要だと考えてます。入社後は必要な知識や技術を身につけ、他分野の人との関わりを大切にし、多角的な視点を得ることで、高密度プラズマを生かした医療機器の開発を成し遂げます。 続きを読む