18卒 本選考ES
ファシリティ技術職
18卒 | 埼玉大学大学院 | 女性
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Q.
◆キヤノンに入社してやりたいこと、実現したいことは何ですか?取り組みたい技術や分野を踏まえたうえで具体的に教えてください。 (ご自身の現在の専門分野と異なっていてもかまいません。)(500文字以内)
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A.
私は、キヤノンのファシリティ技術職に就き、さまざまなことに挑戦し、幅広い知識を身に着けたいです。私は新たな知識を獲得することに喜びを感じるため、その獲得を目指して、新しいことに積極的に挑戦することができます。さらに私は、人と関わることが好きであり、得意でもあります。そのため、「建設、設備、環境、法律などの幅広い分野の知識」と「社内外を問わない多くの人との関わり」が求められる貴社のファシリティ技術職であれば、私の「新たなことに挑戦しつづけようとする行動力」と「コミュニケーション能力」を活かせると考えました。また、私は人に信頼されることにも喜びを感じます。そのため、工場の建設の計画や、設備のメンテナンス、環境問題の改善といった幅広い業務の経験を積み、多くの人から信頼を獲得したいです。そして、その結果、一つの工場全体を統括するような人材になることで、貴社のものづくりを支える柱となり、より良い製品を生み出すことに貢献したいです。 続きを読む
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Q.
学業以外で力を注いだことについて教えてください。(その活動において、困難だったことや、その困難にどのようなアプローチで取り組んだか、またその経験から得られたことなどを具体的に記載してください。)(500文字以内)
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A.
映画館でのアルバイトです。その中で私は「社員の方との信頼関係を構築し、新しい仕事を積極的に覚えること」に注力してきました。その理由は、(1)社員の方とアルバイトとの仕事量の差が大きく、仕事の分担を行うことで社員の方の負担を減らしたいと考えたため、(2)新しいことが出来るようになると自分が楽しいためです。しかし、社員の方が行っているような仕事をそう簡単にアルバイトに任せてはくれません。そこで私は、まず社員の方に自分を信頼してもらう必要があると考えました。そのため、今何かすべきか常に考え、社員の方の予想より一歩先の行動をとるよう心掛けました。また、ミスなどの悪い事実もすぐに報告しました。さらに、社員の方に積極的に話しかけてどのような仕事があるか教わり、その中で自分ができる仕事はないか考え提案しました。その結果、納品書管理や週ごとの売上報告、舞台挨拶の手伝いといった仕事を任せてもらえるようになり、社員の方の残業時間も減少しつつあります。この経験から、信頼関係を構築することの大変さと重要性を学ぶとともに、周りから頼られることの嬉しさや新しい仕事に挑戦する楽しさを再確認しました。 続きを読む
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Q.
卒論について 1.研究テーマ・分野 2.テーマの選定理由 3.これまでに成し得たこと 4.研究における独自性や新規性 5.研究過程での気づきや発見 6.苦労した点・改善点 などを踏まえて具体的に教えてください。(500文字以内)
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A.
私は卒論のテーマとして、特異な発光挙動を示す金属錯体の研究を行ってきました。指導教授との相談によって目的錯体の骨格は決定しましたが、その研究目的に関しては自分で見出す必要があったため、苦労しました。研究目的を確立するため、関連論文を読んで知識を集め、地道に実験を行うことでデータを収集し、その中で何か興味深い性質はないか常に考えました。すると、ある溶媒Aを用いた場合、目的錯体の発光特性がわずかに変化していることに気づきました。そこで私は、その原因解明を目的としました。各種測定の結果から、溶媒Aが持つ特性に原因があると考え、論文や本を読み漁ることで、溶媒Aに関して徹底的に調べ上げました。すると、溶媒Aは光によって分解し、酸を生じるという知見を得ました。この知見をもとに、仮説を立て検証を行いました。その結果、目的錯体の発光特性の変化が酸に起因することを明らかにしました。この研究成果は、外部刺激(酸)を利用した発光色の変化という、これまで報告例の少なかった新たな分野を切り開くものであり、目的錯体は新規pHセンサーとしての応用が期待されます。 続きを読む
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Q.
修論について 1.研究テーマ・分野 2.テーマの選定理由 3.これまでに成し得たこと 4.研究における独自性や新規性 5.研究過程での気づきや発見 6.苦労した点・改善点 などを踏まえて具体的に教えてください。(500文字以内)
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A.
私は修論のテーマとして、光誘起型酵素モデル錯体の光反応の研究を行っています。このテーマの選定理由は、発光性錯体の研究を行う中で、光を自ら発する錯体ではなく、光を利用する錯体の研究がしたいと考えるようになったためです。研究開始当初、私はある酵素の反応メカニズムの解明を目的とした基礎研究を行っていました。しかし、それを明らかにした論文が先に発表されてしまい、研究目的を失いました。そのとき私は、この困難を「目的物の新たな可能性を拓くチャンス」と前向きに捉えるよう心掛けました。そして、目的物の性質を徹底的に調べ上げ、その性質で何か課題を解決できないか考えました。その結果、反応副生成物に注目することで新規医薬材料としての応用の道を切り開きました。また、その応用研究を進める中で、ある予想外の実験結果が得られました。私は、予想と異なる実験結果が得られた時こそ新たな知見を得るチャンスだと考えています。したがって、その原因解明のため、いくつも仮説を立てそれを証明する実験を地道に繰り返しました。その結果、酵素の反応活性に関する知見を世界で初めて獲得しました。これは、学術的にも興味深い知見です。 続きを読む