
23卒 本選考ES
技術系化学系
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Q.
将来、あなたが技術者として実現したいことは何ですか? (400文字以内)
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A.
環境負荷の低減と鮮やかな色を両立するインクジェットを開発し、世界中の人に喜びを届けたいです。前者が持続可能な地球社会を実現し、後者を通じてユーザーに視覚的な喜びを提供できると考えたためです。前者について、環境保全は世界全体で取り組むべき課題であり、環境に配慮した製品を開発できる技術者は市場価値が高く、目指すべき姿と捉えています。また後者について、私は貴社の大判プリンターを使用した際、PC画面に投影される画像よりも、印刷物の色の方が鮮明であるという印象を受け、感動を覚えました。そのため、人の目に届く「色」の価値を向上させる技術開発を行いたいです。私には研究活動で得た、色や光を発する化合物の評価に関する知見、および組織運営の中で異なる立場の人と協働して目標を達成した経験があります。これを活かし、様々な分野の人と協働することで「環境にやさしい色」を開発し、世界中の人が喜ぶ未来を実現したいです。 続きを読む
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Q.
なぜキヤノンを志望するのかを教えてください。 (400文字以内)
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A.
「世界第3位の米国特許取得数を誇る技術への姿勢」と「入社後も学び続けられる環境」の2点で貴社に強く魅力を感じたためです。【前者について】私は現在、XX事務所でアルバイトをしています。その中で特許化の面白さを学ぶだけでなく、開発した技術が拒絶査定を受け、特許化されない場面も多く目の当たりにしました。そのため、新しい技術を次々と特許化できる貴社の技術開発への姿勢に感動しました。そこで私も貴社の一員として、新規性・進歩性のある開発を行いたいという思いが芽生えました。【後者について】私は特定の分野を極めつつ、他の分野に対する知見も兼ね備える、T型人材を目指しています。技術の変遷が速い中で、様々な経験をもとに柔軟なアイデアを実現できる人材が求められていると考えるためです。そのため私は、貴社の学びのプラットフォームを喉から手が出るほど求めており、成長を通じて開発にイノベーションを起こしたいです。 続きを読む
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Q.
学生時代に力を注いで挑戦したことを教えてください。 (400文字以内)
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A.
XX人規模のテニス大会において、初心者の参加率を前年の2倍にしたことです。学部生時にテニスイベント運営団体に所属していましたが、初心者の大会への参加率が年々減少しているという課題がありました。私は初心者からでも大会で活躍できる環境を創りたいと思い、運営の全工程に携われる副代表に立候補しました。初心者へのヒアリング結果から、テニスの技術面で経験者に引け目を感じていることが分かりました。そこで初心者の技術を向上させるため、自ら著名なテニス企業に直接交渉することで、実業団選手による指導会を実現しました。メンバー・企業の方々と協働し、円滑な運営を行った結果、参加者の技術力は着実に向上し、大会への参加モチベーションの向上に繋げることができました。この経験から主体的に周囲と協働して目標を達成する力が身についたため、入社後は自ら新たな技術を提案し、積極的に他分野の方々と協働して価値を創出したいです。 続きを読む
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Q.
あなたの研究テーマについて教えてください。 (600文字以内)
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A.
生体中のXXという分子を光で可視化する蛍光化学センサーを開発しています。XXは生体内の至るところに存在し、細胞の機能や恒常性の維持を担う、生命活動に必要不可欠な分子です。そのため、生体内のXX濃度の増減は病気の発生と密接な関係にあり、細胞内外のXXを可視化することで、がんをはじめとした生活習慣病の、迅速かつ正確な診断・治療法の開発の一助となります。私の研究ではXXに対して特異的(他の類似分子に反応しない)に蛍光応答を示し、かつXXと強く結合する(実用性の高い)蛍光センサーの開発を目指しています。私はその中で、自律性と効率化の2点にこだわって研究を行っています。前者によって研究成果を自分事として捉え、よりよいアイデアを生み出す原動力となり、後者によって、より多くのアプローチを比較することができ、考察の解像度が高まると考えたためです。私は自ら課題解決に必要な情報を集め、画一的な合成法で数種類の蛍光センサーを開発する手法を確立しました。これによってセンサーの合成時間が大幅に短縮され、1年間で10パターン以上のセンサーを開発することができました。そしてXXに対して特異的に蛍光応答を示し、かつ従来の1000倍の強さで結合するセンサーを発見し、6回の学会で成果を報告することができました。今後はセンサーの細胞毒性評価や、本センサーを導入する具体的な場面・手順の検討を行う予定です。 続きを読む