- Q. 志望動機
- A.
株式会社東芝の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2021卒株式会社東芝のレポート
公開日:2020年7月22日
選考概要
- 年度
-
- 2021年度
- 結果
-
- 内定入社
- 職種
-
- 知的財産部門
投稿者
選考フロー
企業研究
同業他社との違いを明確にし、そのうえでなぜこの会社なのかを言語化する。東芝は事業が幅広いので、調べる他者の範囲を広くすると理解の助けになる。また職種別採用のため、職種の志望理由や業務理解が重要となる。したがって、企業研究ではホームページだけでなく社員の声や他社の同職種の話などを参考にするとよい。具体的に働くイメージとそこで成し遂げたいことを自分の言葉で話せると好印象だと思う。また逆質問に対して丁寧に回答してくださるので、いい質問をしようと考えるのではなく純粋に知りたいことを質問するほうが次回の面接にもつながる。面接で得た情報を面接直後に整理すると、忘れることなく次に活かしやすいのでやってほしい。
志望動機
私は次世代エネルギーの開発に携わりたいため貴社を志望した。環境問題や地下資源不足、原子力発電の安全性といった観点で、次世代のエネルギーへの需要は非常に高いが、未だ従来のエネルギーに頼っている。そのような状況を変えるためには、技術によるイノベーションが必要である。再生可能エネルギーだけでなく、それを支える水素や蓄電池の開発を行っている貴社であれば、次世代エネルギーに大きく貢献できると考えた。これらは安定で持続可能なエネルギー供給の根幹を担う技術である。このような新技術を普及させるためには事業の経済性が重要であり、その役割を担うのは知的財産である。知的財産を活用することにより次世代エネルギーの開発に貢献したい。
エントリーシート 通過
- 実施時期
- 2020年04月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以上
ESの内容・テーマ
研究のテーマと概要/東芝で実現したい夢/志望動機
ES対策で行ったこと
就活サイトで過去のESを参考にした。自身が書きたいことと企業が求めることを一致させるように内容を考えた。
WEBテスト 通過
- 実施時期
- 2020年04月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以上
WEBテスト対策で行ったこと
インターンからWEBテストは受けていたので特別な対策はしなかった。
WEBテストの内容・科目
言語、非言語、性格診断
1次面接 通過
- 実施時期
- 2020年05月
- 形式
- 学生1 面接官2
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- 部門ベテラン、人事中堅
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 3日以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
やりたいことを明確にし、それをできる能力があることを示せたこと。業務への理解度も評価されたと感じた。
面接の雰囲気
穏やかで会話をしているようだった。能力だけでなく内面も重視しているようで、課外活動についてなども聞かれた。。
1次面接で聞かれた質問と回答
他にどのような企業を受けていますか
エネルギー問題の解決に貢献することが目標であるため、それを軸に企業を選んでいる。例えば石油会社は、石油需要減後を見据えて再生可能エネルギーや蓄電技術の開発を行っているため選考を受けている。また新技術を普及させるためには政策を使った官民協力が必要であると考えている。したがってその橋渡しをするシンクタンクも受けている。シンクタンクにはインターンシップに参加し、事業内容を理解したうえでエネルギー問題の解決に貢献できると感じた。それでも御社のようなメーカー志望する理由は、石油会社の場合、石油を安定供給することに力を入れる必要があり、自身がやりたい仕事ができる保証がないことである。シンクタンクの場合は、仕事の意義ややりがいを感じた一方で、自身は技術開発に携わる立場として働きたいと考えたからである。
研究内容について教えてください
私の研究テーマは、○○によるバイオ燃料電池正極の出力向上である。バイオ燃料電池は、酵素を電極触媒として正極で酸素を還元し、負極で糖やアルコールを酸化することで電力を得る燃料電池である。燃料が自然由来であるため持続可能であり、また酵素は常温常圧、中性pH付近で活性を持つため生体親和性が高く、その安全性からウェアラブルデバイスなどへの応用が期待される。しかし出力が低いことが課題となっており、出力を下げているのは正極である。出力の向上には反応する酵素量の増加が求められる。私は、酵素量を増やすために○○を電極として用いた。そこに○○することでより酵素の吸着量を増やし、また酵素の配向性を改善することを目指した。酵素は活性中心が電極と近くなくては反応できないため、活性中心を電極に向けるように配向性を改善することは重要である。○○により、酵素の向きに関わらず活性中心が電極を向くように改善できる。出力の向上は実現したが、最適な○○によるさらなる配向性制御を検討している。
2次面接 通過
- 実施時期
- 2020年05月
- 形式
- 学生1 面接官4
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- 部門ベテラン、中堅
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 3日以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
論理的に話すことができた。部門の方が4人と多く、専門的な内容を理解できるので少し踏み込んだ話をした。
面接の雰囲気
温厚な雰囲気で行われた。事務的でなく、お互いの言葉でやり取りをできたので言いたいことを話しやすかった。
2次面接で聞かれた質問と回答
部門の仕事はどのように理解していますか
知的財産の仕事は、エンジニアとの仕事と社外との仕事がある。エンジニアとは、知的財産の立場から次の開発戦略を話し合ったり、開発した技術をどのように特許化するかを話し合ったりする。技術開発から特許化まで携わることができる。社外との仕事では、自社が特許侵害をしていないか、他社が特許侵害をしていないか、アライアンスを結ぶかなど、外部向けの特許戦略に携わる。他社の技術や市場を理解しなければならないため、日々の勉強が重要である。また弁理士の資格を取得することで特許化のプロフェッショナルとして働くことができる。このように技術とビジネスの最先端に携わることができるのが知的財産の魅力であり、私はこの仕事がしたいと感じた。
留学について教えてください
フランスで1か月間共同研究を行った。相手とは英語で研究に関するディスカッションをしなければならないので、意思疎通に課題があった。あいまいな表現をすることは難しいため、データや論文などを用いて具体的に話すことで伝えたいことが伝わるようにした。また、説明で理解できない部分は必ず理解できるまで聞き返した。研究者として受け入れられている以上、相応の研究をしなくてはならないので少しでも気になったことは質問し、対等にやり取りできるよう意識した。帰国後も共同研究を続けており、メールなどで研究内容についてやり取りをしている。この留学では、研究について、英語について、文化についてなど様々なことを学ぶことができた。
最終面接 通過
- 実施時期
- 2020年05月
- 形式
- 学生1 面接官3
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- 人事中堅2人、部門中堅
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 3日以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
聞かれた内容に対し、端的に答えることができた。また内面重視のため、内面を表現するような言葉を使った。
面接の雰囲気
内面の最終確認という感じだった。人事が中心となり行うので、生活全般の質問が多くそこまで深堀もされなかった。
最終面接で聞かれた質問と回答
研究以外で頑張ったことはなんですか
私が力を入れたことは、塾講師のアルバイトである。担当した受験生は、学校の定期テストで点を取る勉強をしてきたため、以前学んだことや他分野を組み合わせて解くような力が求められる入試問題が苦手であった。そこで私は、初めの4か月で復習をし、残りの期間で実践的な学習をする年間計画を立てた。復習の期間を分野ごとに厳しめに定め、ある程度進んだ段階で再度復習をするサイクルを確立することで学習内容の定着を促した。実践的な期間では、志望校のレベルを分析し必要な問題のみを抽出することで合格へつながる学習にした。このレベルの見極めが難しく、提供した問題をどの程度できればよいかを判断することが困難であった。高難度の問題であれば、途中まで正しい考え方ができていれば志望校のレベルに到達していることもあり、志望校に合った学習ができるよう意識した。その結果、生徒は志望校に合格することができ、私の成功体験となっている。
英語を多く使うが大丈夫ですか
フランスで1か月間共同研究を行った。相手とは英語で研究に関するディスカッションをしなければならないので、意思疎通に課題があった。あいまいな表現をすることは難しいため、データや論文などを用いて具体的に話すことで伝えたいことが伝わるようにした。帰国後も共同研究を続けており、メールなどで研究内容についてやり取りをしている。また、研究室は半数が留学生であり、ゼミやコミュニケーションを英語で行っている。留学生は様々な国籍のため、きれいではない英語に触れていることも強みである。ネイティブレベルというわけではないが、日常的に英語を使用しておりそれを楽しいと感じているため、仕事で英語を使用することがあれば抵抗なく楽しむことができると思う。
内定者のアドバイス
内定後の企業のスタンス
リクルーターが付き、面接の 日程調整や結果発表、フィードバックをしていただく。一次面接後に推薦への切り替えを熱心に誘ってい頂いた。
内定に必要なことは何だと思うか
企業理解、業務理解、志望動機は重要である。同業他社が多く、事業が幅広いため差別化が難しいが、それを言語化できれば自信をもって話すことができる。面接は穏やかなので、準備していればしっかり話せると思う。また、課外活動や内面についても興味深く質問してくるので、基本的な事項は準備すると良い。特別な経験や能力を示すのではなく、自身のありのままをわかりやすく伝えることが一番だと思う。そこまで気負う必要はなく、リラックスして面接に臨んでほしい。
内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか
やりたいことの本気度が問われると思う。仕事の理解が聞かれることから、具体的になにをするかを調べてそれをなぜやりたいのかを伝えることができれば好印象なのではないか。他人と違うなにかが強く求められる企業ではない。
内定したからこそ分かる選考の注意点
具体的な質問をしてくる。業務理解やエピソードなど、突っ込まれるわけではないが具体性を求めるような聞き方をしてくるのでそれなりの準備が必要。また内面に関する質問もあるので、エピソードなどを自身の内面とつなげることも重要かもしれない。
内定後、社員や人事からのフォロー
今後内定者懇親会を行う予定だとおっしゃっていた。
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東芝の 会社情報
会社名 | 株式会社東芝 |
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設立日 | 1875年7月 |
資本金 | 2014億4900万円 |
従業員数 | 105,331人 |
売上高 | 972億1800万円 |
決算月 | 3月 |
代表者 | 島田 太郎 |
本社所在地 | 〒105-0023 東京都港区芝浦1丁目1番1号 |
平均年齢 | 45.0歳 |
平均給与 | 866万円 |
電話番号 | 03-3457-4511 |
URL | https://www.global.toshiba/jp/top.html |
採用URL | https://www.global.toshiba/jp/recruit/corporate/newgraduates.html |