【色彩と化学の融合】【23卒】日本ペイントホールディングスの冬インターン体験記（理系/2daysワークショップ）No.27701（非公開/男性）（2022/6/17公開）

もともと化学メーカーに興味があり、そのなかでも色彩に関わる化学に興味があった。なぜなら以前同業他社のインターンシップに参加し、色を扱うことにやりがいを感じたからだ。特に日本ペイントは塗料において国内トップメーカーであるので、興味があり、インターンにも参加してみようと考えた。

このインターンシップに受かるために、同業他社のインターンシップに参加し、塗料業界について学んだ。また、企業のホームページ等で求める人物像を調べ、それを意識して選考に臨んだ。

ESと動画面接のみで参加出来た。動画面接では、第一印象が重視されたと考えている。

「あったらいいなこんな塗料」を考えるグループワーク

インターン１日目の午前は企業についての説明と、企業で行われている研究内容の説明があり、午後から研究開発職のグループワークがスタートした。テーマは「あったらいいなこんな塗料」だった。専門性が異なるグループのメンバーがそれぞれの専門知識を持ち寄ってアイデアを形にする形式であった。２日目の午後にそれぞれのグループでの発表会が行われた。

商品開発において、需要やコストなどを考える必要があること。
研究開発職は様々な専門性をもった人達と協働していく必要があること。

あったらいいなこんな塗料

1日目にやったこと

インターン１日目の午前は塗料、塗料業界、企業についての説明と、企業で行われている研究内容の説明があり、午後から研究開発職のグループワークがスタートした。テーマは「あったらいいなこんな塗料」だった。

2日目にやったこと

午前中は前日のグループワークの続きを行った。議論を重ねて案をブラッシュアップしていき、パワーポイントにまとめていった。午後は、それぞれのグループの発表会が行われた。

研究部門の長や偉い人が何人か参加していた。

優勝グループには景品があり

グループワークのメンバーの中に常に社員さんが１人入っており、その人がメンターだった。メンターの方から議論を論理的に進めるように指導してもらった。最後に、一緒にみなさんと働きたいというフィードバックをいただいた。

自分は化学系ではなくバイオ系であり、その他のメンバーは皆化学系を専攻していた。したがって、化学系のメンバーの議論についていくのが難しかった。また、化学系の中でもそれぞれ専門が異なり意見がまとまらなく大変だった。グループワークの時間も長く体力的にも大変だった。

グループワークを行ったため、グループのメンバー５人とは深く関わりがあった。様々な専門を持った人がいて刺激になった。

専門が異なる人達と議論を行う過程は非常に難しいことを学んだ。これが実際に企業で行われていると知り、体験出来て良かった。同じ理系修士の人達の研究内容を聞くこともでき、様々な専門を持った人がいることを知り、視野も広がった。研究開発職を希望している人は参加する意味があると考える。

かなり専門性が問われるインターンシップであるので覚悟が必要だと思う。あらかじめ塗料について学んでおくとスムーズに議論に参加できると思う。

このインターンシップでは、専門が異なるメンバーとの議論を通してアイデアを形にしていくワークを行った。実際に理系の専門知識を組み合わせて塗料について深く考えるため、研究開発職で働くイメージができた。このようなワークは、実際に企業で行われていると言っていた。

インターンシップに参加して本選考では内定が出ないと思った。その理由は、参加学生のレベルが高く、グループワークではメンバーの専門性に圧倒されたからだ。塗料に直接関係する研究をしている人もおり、自分には太刀打ちできないなと考えた。また、国内トップの塗料メーカーであるので競争率も高く受かるのは難しいと考えた。

志望度は下がった。その理由は、上記で述べたとおり、周りのレベルが高く、入社してからも活躍できそうにないなと考えたからだ。グループワークを通して、自分の適正を見直すきっかけとなった。また日本ペイントの積極的な姿勢が求められる社風にも合致しないと思った。

インターン参加者のみの座談会に招待された。また本選考では早期選考に案内してくれると言っていた。しかし、実際は23年卒の新卒採用が停止となり、有利になることはなかった。

インターンシップに参加前の企業は、化学業界の中でも、色や香りなどの五感に関係する分野に興味があった。その理由は、化学と感性の融合に惹かれていたからだ。また、その他に自分の研究室で使用していた分析機器を扱うメーカーにも興味があった。その理由は、自分の知識や経験を最も活かせると考えていたからだ。幅広い業界に興味があり、絞ってはいなかった。

このインターンシップへの参加によって、塗料は美観の役割だけでなく、様々な機能性を付与させることができ奥が深いと思った。しかし、自分の専門性を活かせるのは難しいと感じ、志望度が下がった。その後の就職活動では、化学業界で研究開発を行うよりも分析機器や半導体業界などが自分に適性があると考えるようになった。