【化学業界の挑戦】【23卒】旭化成の冬インターン体験記（文系/総合職）No.28460（非公開/非公開）（2022/7/12公開）

もともと化学業界に興味があり、実態のつかめない業務内容に対する理解の為。また知名度・実績共に申し分のないリーディングカンパニーの取り組みを、肌で感じてみたいと思った。エントリーのしやすさも、参加した理由である。

ESの文字数が少なく「何オタクですか？」という奇抜な質問内容であったので、なるべく人事の目を引くようなES作りを心掛けた。

奇抜な質問内容からも分かるように、「多様性」が重んじられていたのではないかと考える。

機能樹脂事業の営業体感ワーク

企業オリジナルのゲーム形式で、選択肢を選びストーリーが展開されてゆく。そして商社や研究者を巻き込みながら、顧客の求める化学品を合成し、提供まで行う。その後、社員との交流会の場も設けられている。

顧客や商社、研究職の人々の利害調整を行う事務系職種の仕事内容。また様々な事業部の取り組みなど。

機能樹脂事業の営業体感ワーク

1日目にやったこと

企業オリジナルゲームにて、事務系職種の業務理解。その後、ゲームのＦＢとゲーム趣旨についてのレクチャー。最後に様々な事業部の方との交流会を行い、各事業部の先進的な取り組みとカルチャーについて理解を深めた。

なし

化学という一見して、性能が分からない商材を扱っている以上、顧客との信頼が重要であるという言葉が印象に残っている。確かに社員の方々も信頼を大事にしている方が多かったように感じた。

選択肢型という事でグループ内で、意見を統一しなければならない。その反面、議論が白熱し一つの意見に取りまとめるのが難しかった。また時間もなかなか厳しく、最終ゴールまで到達できた班は非常に少なかったと思う。企業オリジナルのゲーム型という事で、操作方法や目標達成条件の理解にも時間を要した。

個性を問うESが課せられていただけに、様々な意見が飛び交った。時には衝突する事が他のインターシップに比べて多かった気がする。

実態の掴めない化学業界の働き方を、より深いレベルで理解する事が出来た。この点においては、会社が異なっても汎用性が効くものであるので本選考において有利になったのではないかと考えている。また社員懇親会では、様々な事業部の方と交流の機会が持てた為、網羅的な会社理解に繋がった。

事前にパンフレットやHPなどを読み込んでいれば、より具体性を持ってインターンシップに望めたのではないかと考えている。

今回のインターシップを通じて化学業界の営業職の業務内容を、理解する事が出来た。またグローバルな仕事であると、同時に商社や研究職などの様々な関係各所との利害調整が主な仕事内容である事が分かった。仕事をするにあたって「求められる力」もゲーム内に組み込まれていたので、自分の足りない点も含め想像できた事が大きい。

インターシップを通して、事業を網羅的に体験出来た事は本選考でも企業研究につながるのではないかと感じた。また旭化成自体、熱い社風である事が分かった。社風が分かる事で、面接で自分がアピールすべきポイントが分かった事は、かなり有利に働くのではないだろうか。

インターンシップを通じて、業務理解を深いレベルで掴み取る事が出来たのと同時に、自分の働いている姿の解像度が上がった為、志望度が上がった。また、社員懇談会を通じて事業部ごとのカルチャーと特に力を入れている製品について知識を深める事が出来た為。

インターシップ参加者は、早期選考に呼ばれる。化学メーカーは全体的に採用人数も少なく早期選考から枠が埋まってゆくと考えられる為、有利になると思う。ただしインターシップ参加者が集うが故に、選考が簡単になるという事は無いだろう。

元々、化学業界や重機械などのBtoBメーカーを志望していた。というのも個人プレイになりやすいBtoCメーカーに比べて、BtoBメーカーはチームで営業する事が多く、自分の適性からもチームで活動できる企業を志望していた。また裾野広く社会を支えられる業界という点から、結果として化学業界や重機械などに落ち着いた。

インターシップを通じて、想定していたBtoBメーカーの立ち位置と業務内容のイメージには変化はなかった。やはり事務系という事もあり、顧客と研究者を巻き込んで調整する力が最も求められるのだと痛感した。ただもともとの想定通りであった為、特に志望業界を変えるといった事はなかった。また大企業だからこそのスケール観も魅力的に感じていた為、ベンチャー企業に目移りする事もなかった。