【未知のプログラムに挑戦】【22卒】野村総合研究所の夏インターン体験記（理系/ITソリューションコース）No.13500（北海道大学大学院/女性）（2021/4/4公開）

もともとSIer業界に興味を持ち始めたタイミングで，内定者の先輩におすすめされて申し込んだ．最初は，正直規模がとても大きくてお給料が良い，コンサルの部隊もあると言うイメージくらいしか持っていなかった．インターンに興味を持った時にはまだITコンサルとSIerの違いさえあまりわかっていなかった．

NRIに関わらずこの辺の業界はグループディスカッションが選考に必ずあると把握した４月下旬からは，goodfindやencourageなどを利用して対策を行なった．さらに，内定者の先輩からSIer業界の企業は企業比較が意外と難しいから企業研究を早めに始めておいた方が良いと言うお話を聞いていたので，企業研究をこまめに行なっていた．

ガクチカについてはかなり深掘りされるので，なぜそれを頑張ったのか，何が困難でどのように乗り越えたのかなど，whyを5回繰り返して自己理解を深めることが大事であると感じた．

部署配属形式

１日目の午前にアイスブレイクを行なった後，午後から具体的な部署に配属される形であった．

過去案件を体験することができたことが非常に良い経験になった．

ECサイトの改修案件

前半にやったこと

部署配属後は，最初に部署や業務内容，インターン内容の説明があり，その後案件を自身で進めていく形をとった．自身で進めていく中でもわからないことがあったらすぐにインストラクターの社員の方に質問できる環境にあったことが本当に有り難かった．

後半にやったこと

後半は案件が早めに終わったので，多くの社員さんにお話を聞いたり，最終日の報告会に向けてスライドを準備したりした．途中，部署の部長さんと１時間ほどお話する機会もあった．

人事（特に順位を決める，というものではなく，単純にインターンで自分たちが行なったことをお互いに発表し合う場であった）

なし

案件に取り組んでいる最中は，ランチの時と社員訪問の時にお話させて頂いた．また，最終日の前日には部署内の報告会も設けてくださり，部署の社員さんに向けて案件の結果を報告してフィードバックを頂いた．

触ったことのない言語で書かれているプログラムの書き換えを行うことが困難であった．しかし，調べたりインストラクターの方に教えて頂くことでなんとか改修を行うことができた．実際の仕事を行なっていく中でも全く同じ流れで案件を進めていくとのことだったので，やはり学び続ける姿勢が大事なのだと感じた．

基本的に木場のオフィスでは1部署に１学生が配属される形であったので関わりはなかった．しかし，勤務後にご飯に行ったりして仲を深めることができた．

システム開発工程について知ることができたのが本当に貴重な体験であった．それまで開発工程については全く知らなかったが，このインターンを通して全体像から具体的な設計についてまで教えていただいて，かなり働くイメージが具体化された．社員さんの雰囲気も，部署に配属されたこともあり，肌で感じ取ることができ，このままギャップなく働くことができると感じた．

本当にどの部署になるかは直前までわからないので，事前に対策するのは難しいと感じた．ただ，開発工程について事前に知っていれば，もっと吸収が早かったかもしれないと考えた．

大きく理由は２つあった．一つ目は，実際の過去案件に携わることができたことである．入社してからも同じような仕事をする，ということで入社後のギャップがなく働くことができると感じた．二つ目は，部署配属型出会ったことである．実際に部署に行って9時から5時半まで働いていたことから，実際に働くイメージをかなり具体化できたと感じた．

内定者の方や先輩社員の方から，有利なルートがあるとのお話を聞いていたので，一般ルートよりは選考を進めやすいのではないかと思った．さらに，開発工程やNRIならではの魅力を知ることもできたので，選考を進めていく中で有利に働くのではないかと感じた．

もともと堅い人が多く，かなり忙しく余裕がない状態で働いているイメージがあったが，どの社員さんも非常に優しく穏やかな印象であったため，志望度がかなり上がった．さらに，どの社員さんも仕事に妥協せず，一生懸命こなしている姿を見て，私もこんな働き方がしたい，と思った．

インターン生限定のルートが存在していたため，有利になると感じた．それだけではなく，インターン参加者限定のイベントも用意されていたため，企業理解をできている，という意味でも有利であると感じた．

インターンシップに参加する前にはITコンサルとSIer業界を考えていたが，参加後にはoSIer業界に絞ることができた．というのも，インターンを通じて，実際のシステム開発に携わり，徐々に上流工程を担当するようになるSIerの方が私に向いていると感じた．そのため，これ以降はSIer業界のみに絞って企業を見るようになった．

SIer業界では，大企業でも思ったより小さい仕事もしているのだな，という印象を持った．しかし，だからこそ開発工程の全体を把握するまでの時間が短く，成長も早いのではないかと感じた．私自身，できる限り早めに成長して，複数案件を効率よくこなせるようになり，上流工程にも携わりたいと考えるため，理想的な環境であると感じた．