【挑戦と成長の旅】【17卒】エル・ティー・エスの夏インターン体験記（コンサルタント）No.252（東北大学大学院/男性）（2017/12/14公開）

私は理系の大学院生で，まわりの人間も大手メーカーなどの技術職を志望している人が多くいます．しかし，自分は理系だから，という考えで自分の進路を狭めてしまうのがもったいなく感じ，視野を広くインターンを探していました．そんな中で研究室の先輩がコンサルティング業界で内定をもらっていたこともあり，コンサルティング会社のインターンに興味をもちました．

選考とグループワークと筆記試験だった．筆記試験については特に対策はしなかった．グループワークについては，ここ以外の選考で参加したいくつかのグループワークでの反省点やそこで頂いたフィードバックを復習して，対策を考えた．

旅行会社の販売業務の改善

1日目にやったこと

午前中：アイスブレイクとして簡単な課題を個人で取り組み，チーム内でそれについて話し合った.チームは初めから決まっていた．それから取り組む課題の説明をされ，資料を渡された．午後：仮想クライアントとの最初の話し合いがあり，過去の議事録を読んだ上で現行の業務を理解するために聞かなければならないことをチームで洗い出し，話し合いにのぞんだ．夜には社員の方からチームごとにフィードバックを頂いた．

2日目にやったこと

前日から引き続き，複数回のクライアントとの話し合いの時間が設けられていた．ワークの進め方については特に指示がなかったため，各チーム明日の発表に向けて課題の特定と改善案の模索を行った．夜には社員の方からチームごとにフィードバックを頂いた．

3日目にやったこと

午前中：仮提案をまとめ，最後のクライアントとの話し合いを行いった．午後：午前中にうけた指摘をもとに提案を改善し，夕方に最終発表があった．発表を聞いていたのは仮想クライアントをして下さった社員の方と，仮想クライアントの上司役の社員の方の2人の前で発表した．全チームの発表終了後に優勝チームが発表され，全体と各チームへのフィードバックを頂いた．

人事2名

なし

仮想クライアント役の方から，「君たちのチームは，最初のころは非常に頼りない印象を受けたが，話し合いを重ねるごとに，自分たちが話し合いを引っ張っていこうという意思が感じられるようになって頼もしかった．」というアドバイスを頂いた．提案の内容だけでなく，ワークへの取り組み方，コンサルタントとしての姿勢というところまで踏み込んだアドバイスを頂けたことが印象的だった．

仮想クライアント役の方とディスカッションするときは，実際に近いように演じて下さり，非常に緊張感があった．相手の信頼を得るために自分達の話す事，振舞いひとつひとつに気をつけなければならなかった．

ワークをどのように進めれば答えに辿り着けるか(問題点がどこであるか，それをどのように見つけるか，その改善案)についてはほとんどアドバイスがなかった．正解のない問題に対して，自らの頭で考え抜く姿勢を学んだ．

コンサルティング業界についてもっとよく調べておけば，企業の特徴，競合他社との違い，求められる人物像への理解もより深くできたと思う．

仮想クライアントの設定，スクジュール感などコンサルタントの働き方を体験できるように非常に良く設計されていると感じた．実際にコンサルタントとして，クライアントのために正解のない問題に取り組んでいく上での姿勢を学ぶことができた．

チーム内では積極的に意見を言ったり，話し合いを前に進めるような発言で貢献できているように感じたが，最終発表のクオリティが非常に低く感じた．結果が求められる世界だと認識していたため，どんなに取り組みがすばらしくとも結果が伴わなければ評価されないと考えたから．

綺麗な言葉を並べたり，華やかさをアピールするのではなく，あくまで実際の業務に近いような泥臭い部分を体験するようなインターンであった．その意味で非常に誠実な会社で，学生との相互理解を大切にしているように感じた．

インターンがそのまま選考となっていた．このインターンを通過した人のみに，2回目のインターンへの参加資格が与えられ，2回目のインターンも選考のプロセスとなっていた．

研究でプログラミングの経験があったため，IT業界を中心に考えていた．また，IT系に限らず，どのような環境に行っても食べていけるようなスキルの身に付く仕事がしたいと思っていた．

理系の学生でも技術職だけでなく，ビジネスの世界で活躍できる可能性があることを知って，視野が広がった．特にコンサルタントは論理的思考や仮説検証など，研究で身に付いた力を活かすことのできる業界だと思い，志望度が上がった．