【19卒】ソニーグループの冬インターン体験記（理系/半導体デバイス・プロセス【研究開発】）No.2319（首都大学東京大学院/男性）（2018/4/10公開）

次世代のイメージセンサーの開発を行いたかったからです．ソニーのイメージセンサーは世界シェアは５割以上を占めており，イメージセンサーにおけるリーディングカンパニーであるソニーで次世代のイメージセンサーを作るための要素技術開発に取り組みたいと思いました．

ES，面接ともになぜイメージセンサーをやりたいかということを意識して思いを熱く伝えた．ソニーが出しているイメージセンサーの商品・技術に関して詳しく調べて面接でどのような技術に興味があり，どのような商品を実現したいかということを話せるようにしておくといいと思う．

エントリーシート → 最終面接

聞かれていることに対して自分が考えていることをはっきり熱意を持って伝えること．また，質問では自分がどのようなセンサーを実現したいかといったことも絡めた質問ができるとこいつ分かってるなと思ってくれる．私は３層DRAM積層イメージセンサーに関して質問した．

研究内容はなんですか？

ここが一番詳しく聞かれるポイント．自分の研究内容をしっかり整理して相手にわかりやすく説明できるようにしておくこと．私は，検出器の研究をしているため，そこからイメージセンサーに興味を持ったことを伝えた．在大学院で検出器の研究をしていることもあり，イメージセンサーに対して漠然とした興味がありました．そこで，イメージセンサーの世界トップ企業である御社でイメージセンサーに関する知識や経験を得たいと考え，参加したいと思っています．というような感じ．

本コースの志望理由はなんですか？

昔からカメラが好きでよく写真を撮りに行っていた．カメラの中でも核となるイメージセンサーの要素技術開発に取り組みたかった．私は，高等専門学校で機械工学を学び，大学院では宇宙物理の研究を行なっている．大学院での研究は高専時代と全く異なるものだが，機械工学科で学んだ知識が活かされていると感じることがよくある．次世代のイメージセンサーを開発するには特定の分野の知識だけでなく，様々な分野の知識を広く学び応用していく力が必要だと私は感じている． 貴社のインターンシップを通して実際に社員の方々と仕事をすることで応用力を伸ばすとともに，自分の課題を明確化させ今後の研究生活に活かしていきたいというような内容を話した．

フィードスルー量の新規評価手法の検討

1週目にやったこと

1日目はオリエンテーション，２〜5日目はイメージセンサーに基礎に関する学習がメインだった．それと並行してPCを１人１台支給されるため，環境構築，ミーティングへの参加などがあった．業務請負とは別に歓迎会も開いてくれた．

2週目にやったこと

テーマに沿って実際に開発中のセンサーを使って測定・評価・解析を行った．暗室にこもりっぱなしの時もあり，結構ハードな日もあった．10日目くらいから結果をまとめて発表準備も並行して行っていた．7日目くらいに技術セミナーと懇親会があり，他事業部の技術を学んだり話を聞いたりできる．

3週目にやったこと

最終日の成果発表に向けて発表準備・発表練習を行い，チューターの人に指摘されては修正，再度発表練習を繰り返していた．また，発表資料を作る段階で足りないデータの測定なども結構ギリギリまでやっていた．飲み会は週に２回ほど開いてくれたため，様々な社員の方と交流を深めることができた．

課長/部長クラス

なし

インターンシップを通じて感じたことでソニーは自由な社風があると思う言った時に，自由には責任も伴うと課長からフィードバックされたこと．自由な社風という反面，社員一人一人の責任も大きいのだなと思った．

初めの方は割と暇な時もあったが，最終日に向けて指数関数的に忙しくなっていき，発表前はかなりしんどかった．発表2日前に飲み会が入っていたりもして発表に間に合うのかという不安と闘っていた．また，テーマの難易度もかなり高く根本の理論を理解できたのが発表の前日になってからだった．そのため，発表が終わるまでは体力的にも精神的にもしんどい．