【21卒】ソニーグループの夏インターン体験記（理系/職場密着インターン）No.9890（東京工業大学大学院/男性）（2020/7/21公開）

専攻が機械系であるため，メーカーでインターンに参加することで，実際の現場の仕事を体感し，業界研究につなげようと考えていた．2週間と長期間のものだったので，1日のインターンでは得られない，企業のリアルさや実態を知ることができると思った．

具体的な企業に特化した対策は行わなかった．自己分析とガクチカ，研究内容についてはしっかりと一貫性を持った説明ができるようにしていた．モノづくりや自分のコースで取り扱っている製品に対して思うことを言語化しておいた．

エントリーシート → 最終面接

製品の使用感や使い心地に対して，自分なりの意見を持っており，どのように改良するべきかという考えを言えたこと．逆質問をたくさんしたこと．

インターンの志望理由は何ですか．

私は幼いころから，自分で何かを作ったり，壊れたものを自分で治したりすることが好きでした．それが転じて，モノづくりに興味を持つようになり，大学では機械工学を専攻し，将来はメーカーに就職したいと考えるようになりました．しかしながら，自分の学んできたことを仕事に活かすという経験や，実際に製品を使用するお客様を想定したモノづくりの経験はありませんでした．そこで，私は，貴社のインターンシップを経験することで，実際に企業のモノづくりの現場を体験し，自分の学んできたことがどのように活かせるのか，また自分にエンジニアとして何が足りないのかを感じたいと考えています．さらにインターンシップでの業務に本気で向き合い，社員の方と密接に議論を重ねることで，貴社の個性的で人々を感動させるようなモノづくりの精神を学ぶことができると考えています．この経験を通して，将来，人々の生活を豊かにするモノづくりができる技術者へ成長するためにも，ぜひ貴社のインターンシップを体験したいと思っています．

研究内容を教えてください．

大学院での研究はまだ構想段階ですが，人が””本当の意味で””使いやすい機械のデザインを最終的な目標としています．例えば，ウェアラブルロボットスーツや自動車の自動運転など，人間とロボットが協調・共存するような状態では，機械の操作の主体性が人にあるのかロボットにあるのかわからなくなってしまう（自分で操作しているという感覚とロボットに操作されいるという感覚）という問題があります．これは今後ロボットやAIと人間が共存していく中で避けては通れない問題です．このとき，人に操作感があるべきなのか，どうしたら人に操作感を残した設計にできるか，事故が起きた場合の責任は人にあるのか機械にあるのか，こうしたことを心理学・脳科学的な観点や法学的な観点から考えるために，実験でデータ収集を行い，最終的には人と機械の親和のための指標をつくりたいと考えています．

○○解析によるの○○有効活用検討

1週目にやったこと

1日目は全体でインターンのガイダンス，配属部署では担当社員によるオフィスの説明とテーマ課題の説明．2日目以降はオーディオやテレビの視聴体験，実機の組みバラシ，CADの練習．

2週目にやったこと

二週目は担当社員と相談しながら，テーマに基づいたCAD設計を行い，解析を行った．その後考察を行った．発表資料のPPTも作成．最終日にPPT発表を行った．その後，懇親会．

学生が配属された課の社員20名ほど

コンペではない

なんでも，すぐに質問していたことを非常に評価された．担当の社員もそのおかげでアドバイスしやすかったと言っていた．モデルの検討では考えすぎたり，細かすぎることがあまりよくないと言われた．仕事では効率を意識することも重要であうと助言された．

解析は他の課の社員さんに業務の間を縫って行っていただくため，構造検討のモデル数がかなり制限された．そのため，少ない解析回数で有用な結果を導き出すようなモデルの検討が必要だった．2週間という短い期間だったので，実機を使用した解析ができなかったのが残念であった．