22卒 本選考ES
情報系職種
22卒 | 東北大学大学院 | 男性
-
Q.
10年後の世界はどのようになっていると考えますか。それを踏まえ、 キヤノンに入社してやりたいこと、実現したいことは何ですか? (できる限り具体的な根拠を示しながら記載してください。) (600文字以内)
-
A.
10年後は「高齢化社会が進み,地方の医師不足が深刻化」していると考えます.その結果,高齢者を中心に医療を本当に必要としている人が受けられない可能性があると考えます.私はこの課題解決に向けて医療情報のIT化の促進が不可欠であると思います.現在一部地域ではオンライン診療が始まっていますが,将来的には全面的に普及すると思います.それが叶えば医療従事者と患者双方に対する負担が軽減できます. その上で私はオンライン診療に自由視点映像技術を応用できるのではないかと考えています.医師と患者の各々がいる場所で,彼ら自身を三次元データ化し,VRのようにお互いがリアルタイムで空間を共有できれば,対面診療に近い状況を作り出せます.そうすることで,医師が不足している地域では全国から医師がリモートで応援に駆けつけられます.また,患者はただのテレビ電話とは違った安心感が得られると思います. そのため入社後は,自由視点映像技術に関する開発や自由視点映像技術に関連した医療データを遠隔取得できるプラットフォーム開発に携わりたいと考えています. 私は研究活動を行う中で,医療のニーズを工学的視点で考える力を身につけてきました.こうした経験を貴社で生かしつつ,グループ会社のキヤノンメディカルシステムズと協力して新たな医療技術に関する価値を創造し,社会に貢献できればと考えています. 続きを読む
-
Q.
学生時代に力を注いで挑戦したこと(していること)を教えてください。 (その挑戦において、困難だったことや、その困難にどのようなアプローチで取り組んだか、またその経験から得られたことなどを具体的に記載してください。学業もしくは学業以外でも可) (400文字以内)
-
A.
【サークルの活動に力を注いだこと】 私はサークルのシフト作成リーダーを務めました.150人の4日間の動きを30分おきに規定します.人数が50人ほど増加した年で,例年通りの方法では間に合わないことが予想されました.その状況を打開すべく3つの工夫をしました. 1.シフト作成メンバーの予定把握や作業分配 2.終了時進捗確認,グループラインでの徹底した情報共有 3.作業のしやすい雰囲気作り 上記2点は早期に私が明文化したこともあって順調に進みました.大学祭が近づくにつれて不安に感じるメンバーもいましたので,意識的に声をかけてコミュニケーションを取るようにしました. そうした工夫が功をなしシフトは無事完成しました.また,大祭後の調査結果でメンバー満足度に関して最高評価を得ることができました. 私はこの機会にチームで課題を乗り切る際に大切なことを学びました. 続きを読む
-
Q.
「卒論について」1.研究テーマ・分野 2.テーマの選定理由 3.これまでに成し得たこと 4.研究における独自性や新規性 5.研究過程での気づきや発見 6.苦労した点・改善点 などを踏まえて具体的に教えてください。(500文字以内)
-
A.
「研究室で開発されたマーカーをAR技術に応用した○○○手術をアシストするシステム開発」に取り組みました.浪人時代の想いからテーマを選定しました.患者腹部の数点の穴からカメラや医療機器を挿入して行う○○○手術は,テレビモニタを見ながら行うため医師にとって難易度が高いです.そのため腫瘍やCT情報をカメラ映像にAR表示し,医療支援を行う研究が進んでいますが確立された手法はありません.この手法提案として,マーカーをARナビゲーションに利用する点に新規性があります.私はテーマ決定直後から精力的に取り組みましたが,医学と工学の融合領域であることを無視して工学的観点のみの研究を進めたため進捗が生まれませんでした.そこで,研究の仕方に変化を起こしました.見落としている分野の可能性も考え様々な研究分野の人たちと議論をしました.例えば,システム構築の際に外科医のレビューを取り入れ,工学系教授や学生には私の仮説を聞いてもらい客観的視点からの意見交換をしました.結果的に必要なデータを得ることに繋がり,それだけでなく物事の捉え方や議論を通じた問題解決プロセスも学べました. 続きを読む
-
Q.
「修論について」1.研究テーマ・分野 2.テーマの選定理由 3.これまでに成し得たこと 4.研究における独自性や新規性 5.研究過程での気づきや発見 6.苦労した点・改善点 などを踏まえて具体的に教えてください。(500文字以内)
-
A.
卒論で構築したシステムについて改良を行なっています.学部時代の研究をやり切りたいという想いからこのテーマを引き継いでいます.研究の進め方として学部時代と違いチームで取り組んでいます.ご時世でリモートによる活動が増加したため,後輩に直接指導ができませんでした.この状況を改善するため,チームリーダの私が率先してオンラインミーティングを週に2回開催し,またメッセージプラットフォームのSlackを導入することで,後輩が質問しやすい環境を整えました.後輩の成長がチーム開発力に直結すると考え質問回答も工夫しました. ミーティングで医師にシステムのデモ動画を見せたところ,リアルタイム性と正確性に課題があると意見を頂きました.現状,ARマーカーの配置を図形的に捉える手法を考案し,実時間処理を可能にしました.人命に関わる手術支援ナビゲーションの構築ということで,正確性については追及すべき課題であり残りの修士研究で取り組んでいきます.この研究が実用化されれば今以上に多くの医師をアシストでき,その先の多くの患者に医療を届けられます.ですから実現に向けて少しでも前進させたいと思い日々研究に取り組んでいます. 続きを読む