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伊藤忠商事株式会社 報酬UP

【多角化の可能性、新たな価値を】【21卒】伊藤忠商事の総合職の本選考体験記 No.9449(東京大学/男性)(2020/7/16公開)

伊藤忠商事株式会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。

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2021卒伊藤忠商事株式会社のレポート

公開日:2020年7月16日

選考概要

年度
  • 2021年度
結果
  • 内定入社
職種
  • 総合職

投稿者

大学
  • 東京大学
インターン
  • 財務省
  • 農林中央金庫
  • 三菱総合研究所
  • 三菱UFJ銀行
  • 日本政策投資銀行(DBJ)
  • ベイカレント
  • 東京海上日動火災保険
  • 三井物産
  • ファーストリテイリング
内定先
入社予定

選考フロー

企業研究

企業選びに関しては一次情報を重視した。そのため、まずは五大商社それぞれに1〜5人程度OB訪問を行った。OB訪問は基本的に自分と同じ大学・学科の人に卒業名簿から連絡した。OB訪問の結果、より知りたいと思った企業に対しては、OB訪問した社員から他の社員(興味ある部署の社員)を紹介していただいた。企業側から社員を斡旋された場合もある。また、インターンも参加できるところは参加した。実際に当初第一志望としていた会社にインターンに行って違和感を感じることもあったので、OB訪問→インターン参加という流れは良かったと思う。伊藤忠はOB訪問しか行っていなかったが、実際に選考を進める中で社員との話がマッチする場面が多く、そこが一つの決め手となった。

志望動機

まず、総合商社の志望動機を話します。それは、海外で現地の人と共に働きながら新しい付加価値を生み出せることです。留学経験から、バックグラウンドも考え方も全く異なる海外の方と打ち解けていくプロセスに非常に喜びを感じ、その当時から海外で現地の人を巻き込みながら働きたいと考えていました。中でも総合商社は世界中にビジネスの現場を持っており、現場での気づきから構造分析を行うことを重視していた私の研究スタイルとも共通した働き方ができると思い、志望しています。伊藤忠商事は自分の関心の強い食分野のビジネスが強いうえ、社員の方々が当事者意識を常に持ちながら働いていらっしゃることから、こうした方々と働けば自分の力を最大限発揮できると考え志望しました。

エントリーシート 通過

実施時期
2020年04月
通知方法
メール
通知期間
1週間以上

ESの内容・テーマ

あなたが大学入学以降、チームで取り組み成果を上げた経験について教えてください。
その取り組みを行うことになった背景や目的を教えてください。
その取り組みを行う際にチームやあなた個人が定めた目標を教えてください。
その取り組みを行う過程でどのような課題があり、解決のためにどんなアクションを行ったかを教えてください。
その取り組みの結果を教えてください。

ES対策で行ったこと

文字数が少ないため、自分のやったことを初めて読む人が理解するために重要であると思われる要素のみを簡潔にまとめた。

WEBテスト 通過

実施時期
2020年04月
通知方法
メール
通知期間
1週間以上

WEBテスト対策で行ったこと

メルカリで買ったテキストに一周目を通した。大体2時間くらいで目を通せるので不安な人はやるといい。

WEBテストの内容・科目

言語、非言語、英語、性格

1次面接 通過

実施時期
2020年06月
形式
学生1 面接官1
面接時間
20分
面接官の肩書
10年目ほどの営業
通知方法
メール
通知期間
即日

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

好奇心。実際に面接の最後に、「これまで様々なことに取り組んでいて、すごい好奇心旺盛だなあと思いました。」と言われた。

面接の雰囲気

雑談に近い雰囲気だった。ESも深く読んでおらず、雑談の中で気になったことに関して、1テーマにつき1−2回質問されたが、深掘りというよりも単純な興味という感じだった。

1次面接で聞かれた質問と回答

(長期留学はしていないが)英語は喋れるの?

ネイティブのレベルには程遠いですが、ビジネスで使う程度なら大丈夫だと思います。というのも、私は今シンガポールのモビリティ関連事業を行うスタートアップの日本オフィスで長期インターンをしているのですが、そこの社員は自分を含め2人しか日本人がおらず、大半はシンガポールなど東南アジア出身の社員です。そのため、社内公用語は英語で、週に何度も英語でのミーティングをしています。そのため、最低限の英語力は身についていると思います。(相手:へえ、面白いね!英語は勉強したりしていたの?)そうですね、昔から海外の友人が多いので、あまり英語に対する抵抗感はなかったです。最近はオンライン英会話を毎日するようにしています。

研究はどういったことをしていたの

静岡県の茶業の研究をしていました。茶業の経営多角化と関連政策の相関をテーマに、フィールドワーク研究を行いました。経営多角化を詳しく説明しますと、例えば、今までは葉っぱを生産していただけの農家が粉への加工をしたり、粉を使ってクッキーを作ったりという1段階・2段階の加工や、販路に関しても、今までは農協に全て卸していたところを地元の直売所にも売り出してみよう、インターネットで消費者に直販してみようといった1段階・2段階の販路多角化などです。こうした多角化を行う農家・行わない農家の違いは何なのか、どういった多角化のインセンティブや障壁があるのか、関連政策は多角化をどのようにサポートしていて、農家はそれをどのように認識しているかなどです。

2次面接 通過

実施時期
2020年06月
形式
学生2 面接官2
面接時間
30分
面接官の肩書
10年目以内の人事、20年目程度の人事
通知方法
電話
通知期間
即日

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

淡々と答えたこと。学生時代がんばったことの深堀がメインだったので、それをいかに簡潔にわかりやすく伝えるか意識した。

面接の雰囲気

穏やかではあるが和気藹々というほどではない。特に圧迫的な印象は受けなかったが、1つのテーマに対し6−7ほど違った角度から深掘りをされた。

2次面接で聞かれた質問と回答

学生時代の取り組みを含め自己紹介をお願いします。

私は学生生活では大きく2つのことを意識しました。1つは、中学から始めた硬式テニスを自分の軸としてやり通すことです。中高では部活、大学ではサークルに所属し、そのキャプテンを務めさせていただくといった経験の中で、スポーツを通した自己研鑽や、チーム運営について学ばせていてだきました。もう1つは、様々な場所に足を運び、多様な価値観に触れることです。中学で短期留学、大学で海外放浪をするなど、異文化に触れる経験や、研究においても実際に農村に足を運び現場の生産者や地域行政の方の意見を伺うなど、異なる立場によってどのように考え方が異なるか、自分に欠けている視点は何かというのを学んできました。以上が簡単な自己紹介です。よろしくお願いいたします。

尊敬する人を教えてください

私が尊敬するのは大学のOBの方です。40歳くらいの男性の方なのですが、その人のすごいなと思うポイントとしては、自分の仕事について語る姿勢です。学生時代に様々な社会人の方とご一緒する機会が多くあったのですが、その中でよく感じたのは、自分の所属する会社の名前で自分を語る人の多さでした。「俺は何何会社に勤めているんだ」みたいなことを語る姿勢を好きになれず、自分は一人間として、社名に頼らず、自分のやっていることなどを語れる人間になりたいと考えていました。その方は、自らのお仕事を楽しそうに語られるだけでなく、「自分はこういうことをしてきた人間だからこういうことができる、だから次はこういう仕事をしたいと考えている」という仕事への姿勢がおありで、そこがいいなと思っています。

最終面接 通過

実施時期
2020年06月
形式
学生1 面接官3
面接時間
20分
面接官の肩書
役員3名と思われるが説明はなかった。20−30年目と思われる
通知方法
電話
通知期間
即日

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

落ち着いて堂々と話したこと。また、情熱的な話をした際に反応が良かったので、後半、特に最後の一言などでは熱い話もしたこと。

面接の雰囲気

笑いが多いわけではないが、ボケたら笑ってくださり、積めるような質問もなく、穏やかな雰囲気ではあった。

最終面接で聞かれた質問と回答

当社の社員で印象に残っている者はいますか

〇〇カンパニーの○○様です。OB訪問という形でこの付近でランチをしながらお話をしていただきました。その方は、入社前には存在すら知らなかったバックオフィスに配属されたとおっしゃっていました。やはり大きな組織ではそのような話は多く聞くのですが、その方の印象に残っているポイントは、他社でそのような状況におかれた方はよく「仕事がつまらない、早く異動・転職したい」とおっしゃっているのに対し、「自分は確かにこの仕事を思い描いてはいなかったが、自分の仕事は会社や社会に対しこのように貢献できるという素晴らしさがある。それに加え、自分自身もこの仕事を通しこのような力を身につけ、将来にこのように結びつくと思っている」と語っておられ、そのような姿勢が印象に残っています。

銀行や商社を受けているが、デジタルが進む中そのような企業を受けているのはなぜか

確かに私が受けている会社は伝統的な日系企業で、そういった新しい技術へのスピードは一部のベンチャー企業などには劣るかもしれません。また、業務の大半が新しい技術などかというとそのようなこともないかもしれません。ですが、こういった企業には伝統的な業務の中で培ってきた資本力であったり優秀な社員といったリソースがあり、そういった会社の資源や体力を活かし、新しいことに挑戦していくことは不可能ではないと考えております。むしろ、貴社のように人的資源やネットワークが膨大であるからこそ、そうした新しい技術やビジネスへの挑戦も含め、世のためになる新しい事業に挑戦していけると考えています。ですから、そうした新しい部分に興味はありますが、それを伝統的な会社で行うことを選んだ次第です。

内定者のアドバイス

内定後の企業のスタンス

今受けている企業を受け続けることは容認され、他社と迷っていることを伝えると興味ある部署の社員との面談をセッテイングしてくれた。

内定に必要なことは何だと思うか

OB訪問は最低1人行った方が良い。というのも、印象に残っている社員を聞かれる場面があったから。一方で、OB訪問を多数行って評価を少しでも良くしようとするのは特に意味がないように思う。理解を深めるために自分から進んでしたいのなら話は別だが、評価を気にしてそんなことに時間を使うなら、学生の間にしかできない勉強や課外活動をする方がよっぽど自分のためになるし、それが就活にも結びつくと思う。実際私は伊藤忠の訪問は1人だけだ。

内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか

相手が自分の何を知ろうと思っているかを読みながら各質問に答えること。また、各質問に正直に、飾らずに答えること。相手が知りたいと思っている自身の内面を正直に、わかりやすく伝えれば、マッチングという意味で最適であろう。

内定したからこそ分かる選考の注意点

人をよく見ている。いろいろな企業で内定・内定オファー後のフィードバックで「あなたはこういう人だと思っている」というようなことを言われたが、伊藤忠が一番自分で思う認識と合致していた。正直に答えればそこからよく自分を理解してくれる。

内定後、社員や人事からのフォロー

他社の選考状況を尋ねる電話が複数回、現場社員との面談が1回あった。

内定後入社を決めた理由

入社を決めたポイント

  • 海外拠点で働きたい

入社を迷った企業

株式会社三菱UFJ銀行

迷った会社と比較して伊藤忠商事株式会社に入社を決めた理由

海外に行きたいという思いが何よりも大きく、実際に5年目までにはいけると確信したことが1点。また、事業を作る側の商社か、サポートする側の銀行かを考えた際、自分の性格や学生時代にやってきたことを踏まえ、自分は常識に捉われずやるべきだと思ったことに果敢に挑戦したい人間で、そういったことをできる風土は商社、特に伊藤忠にあると考えた。また、配属リスクはあるため、自分の志望度の高い部署以外にもある程度興味を持てることが大事だ。

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伊藤忠商事の 会社情報

基本データ
会社名 伊藤忠商事株式会社
フリガナ イトウチュウショウジ
設立日 1949年12月
資本金 2534億4800万円
従業員数 113,733人
売上高 14兆299億1000万円
決算月 3月
代表者 岡藤正広
本社所在地 〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田3丁目1番3号
平均年齢 42.3歳
平均給与 1753万円
電話番号 06-7638-2121
URL https://www.itochu.co.jp/ja/
採用URL https://career.itochu.co.jp/student/
NOKIZAL ID: 1130368

伊藤忠商事の 選考対策

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