16卒 本選考ES
技術系総合職、早期選考
16卒 | 東京大学大学院 | 男性
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Q.
あなたが日常利用しているITを活用したサービスの中で、 もっとも役に立っていると感じるものを、具体的な理由と共に、一つ挙げてください。 また、そのサービスを更に役立つものにするための工夫を考えて、示してください。 なお、その工夫はどのようにすれば実現可能であるかにも言及してください。 (800〜1000字)
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A.
■役に立っていると感じるITを活用したサービス:【クレジットカードと一体化している交通系電子マネー】 ■具体的な理由:【「切符を買う・精算するための行列の待ち時間」や「チャージをする手間」がなく、快適に移動できるため】これに加え、「誰かと一緒に行動している時に、上記の理由で相手を待たせなくて良い。」といった価値を生み出しているためである。 ■更に役立つものにするための工夫として、以下で2つの工夫を提案する。 ◆1つめの工夫の提案:【電車内で快適に過ごすための着席サービスの付加機能】現行の有料特急のような列車を導入できないが収益を高めたいという鉄道会社のニーズと、有料特急ほどのサービスは求めていないがもう少し通勤ラッシュを快適に過ごしたいという利用者のニーズにアプローチする。 ◆どのようにすれば実現可能か: <技術的に>座席にIC乗車券情報の読み取り装置を設け、乗車列車・座席位置を特定する。また同時に、降車駅を申告してもらう。そして着席希望のある他の会員に対して、アプリを通して座席の場所と降車駅の情報を紹介する。離席した会員にはインセンティブを付与し、着席した会員からは対価を受け取るしくみを作る。 <ビジネス的に> 【対鉄道会社】着席需要を調査し、鉄道会社に有料車両・号車の設定または増結による収入増を提案する。 【対駅周辺の商業事業者】電車のキャパシティオーバー時に、利用者に商業施設への案内やインセンティブを与えるというマーケティング提案を行う。【対ナビアプリ会社】鉄道会社との協業サービスとし、利用者の利用インターフェースとして提供する事を提案する。 【対私鉄系クレジットカード会社】着席サービスを上級会員の特典として設定してもらう事も一つの手であると考える。 ◆2つめの工夫の提案:【海外でもスムーズな利用サービス】 ◆どのようにすれば実現可能か:まず、SIMチップ化されたIC乗車券等の国際規格の技術要件の専門家になる。これを元に、携帯電話の通信サービスにおけるグローバルローミングのように、海外のIC乗車券利用や電子マネー決済においてもモバイルで利用できるサービスを提案する。更に、航空券としての利用や、宿泊先情報・移動先情報を搭載できるようにし、例えば空港からホテルまでのタクシーでの移動も携帯端末をかざすだけで伝わるサービス等の提案も、交通事業者や国、旅行会社等に対して行っていく。 続きを読む