【21卒】京セラの夏インターン体験記（理系/ワーク実習型（2 days+1））No.11228（2020/10/15公開）

大学の課外活動で留学生と日米の医療機器の違いについて議論し、京セラ株式会社の医療用製品担当の社員の方に対して発表したことがあり、その時に京セラ株式会社の製品に興味をもったことが一番のきっかけです。そこで、他の社員の方や部署、社風を知りたいと思い、応募しました。

このインターンシップは一次選考でES、二次選考で面接があったのでそれぞれ対策をした。具体的には、ESは去年同様のインターンシップに行った先輩添削指導をしてもらった。面接は応募の動機や自分のことを分かりやすく伝えられるようにするために、文章にして整理したり、自己分析を行った。

説明会・セミナー → エントリーシート → WEBテスト → 最終面接

ESと似たような質問が多かったが、自分なりにわかりやすく簡潔に伝えることが重要だと感じた。経験に基づいたインターンシップに参加する動機を伝えられたことも大事だと感じた。

なぜこのインターンシップを参加しようと思ったのか、そのきっかけと理由を教えてください。

私は生体高分子を研究で扱っていることから、貴社の「Aquala」に使用されているMPCポリマーについて学んだこともあり、以前から貴社の医療用製品に興味がありました。また、関西大学とアメリカの大学との学生交換プログラムの一環として「日米における医療機器の違い」について調べ、貴社で報告会を行うことが予定されています。私はこのプログラムの一員として貴社について調べ、さらに貴社について知りたいと思いました。これらのことを踏まえて、実際に貴社で働く環境を体験し、最先端の技術を取り入れた製品の開発に携わりたく思い、インターンシップへの参加を希望しました。

あなたの研究内容を教えてください。

糖を用いた薬物徐放性ゲルの調製」目的は手術後の麻酔薬効果を持続させ、投与回数を減らすことにより、治療コストや患者の身体的負担を軽減するための新たなドラッグデリバリー材料の開発です。糖として用いるキチンは、生体に有効な特性を示す天然の糖であり、医用分野での応用が期待できます。しかし、キチンは殆どの溶媒に不溶である為、利用に制限があります。そこで、私はキチンを有機合成により水溶性を付与しました。その後、ゲル化させることにより、徐放性を示す麻酔薬担持ゲルの調製に成功し、合成条件を変えることにより徐放時間の変更方法を確立しました。今後は、ゲルをマウスに投与し、生体に対しての徐放効果を検討します。

A4の紙を使い他のグループより高い構造物を制限時間内に作り出すこと/京セラ株式会社の技術を使い、世の中にないあると役立つ製品を考え発表せよ

1日目にやったこと

簡単な事業紹介の動画から始まり、次にアイスブレイクとしてA4の紙を使い他のグループより高い構造物を制限時間内に作り出すものを行った。そして京セラ株式会社が重要視している決まった時間内における利益率を上げるにはどうしているかの講義。午後から二つ目のテーマについて議論を始めた。

2日目にやったこと

引き続き議論をしてブラッシュアップしていき、時々OBの方からの意見ももらえた。次に議論して生まれた新たな製品案を大きな紙に図としてまとめ発表を行った。最後に京セラ株式会社の製品が展示されている資料室の見学も行った。

3日目にやったこと

三日目は10月ぐらいに行われた。そこでは各ブースに各々の事業部の社員の方がおられて、興味のあるブースを回り、説明を受けて軽い座談会が行われた。最後に就職活動に関して現在どのようにかんがえているかのアンケートを記入した。

人事部長/量子コンピュータの研究をしていたOB

京セラ株式会社のセラミック包丁

アイデアを足していくことで新たな製品はできるかもしれないが、アイデアを組み合わせて減らすことで、複雑でなく使いやすい新たな製品もできるのではないかという意見をもらい、違う考え方、捉え方がいかに大切であるかを感じた。

発表に向けて製品を考えているときに社員の方が違うグループがどういう製品を考えているかの途中経過が伝えられ、似たような案だったのでまた一から考えてオリジナリティを出していくのに苦労した。専攻がばらばらなこともあり、意見がなかなかまとまりにくかった。