最終面接
【学生の人数】1人【面接官の人数】3人【面接官の肩書】4年目の生産技術/2年目の生産技術/製造【面接の雰囲気】自己紹介から始まり、あとはエントリーシートの気になった点を気の向くままに質問されました。大学OBの方がいまして、他の面接官の年齢も近く、研究室のゼミのような、フランクな雰囲気でした。【紙飛行機を宇宙ステーションで飛ばしたら、どのような動きをすると思いますか。】「地上では、紙飛行機の翼に働く揚力と重力が釣り合うことでまっすぐ飛んでいきます。しかし、宇宙ステーションでは重力がありませんので、紙飛行機に働く力は揚力だけになりますので、宙返りすると考えられます。」でした。なるべく短く、しかし情報の不足はなく、かつ筋が通るような説明を意識しました。重要なのは文字数や時間を稼ぐことではなく、話の筋が通っている考えを過不足なく簡潔に伝えることだと思います。【あなたは安定気質の企業を希望していましたが、ベンチャー気質のわが社で大丈夫ですか。】私の回答は「安定志向でしたが、失敗を恐れず、常に新しい技術を求める姿勢を失わない技術者を御社で目指したいと思います。」でした。見学した際にも設備設計で失敗した裏話を聞かせていただいていましたので、この企業は失敗に寛容であると予想しました。また、ここで間違えると内定は無くなりますので、言葉を選びました。相手の性質を予想し、求めているであろう回答をその場で作り出す。これが本来予定の入っていなかった面接でできる最大の事です。【評価されたと感じたポイントや注意したこと】この志望者は、論理的に物事を考えられるか、面白い人間か、誠実な人間か、ということを見られていると感じた。エントリーシートに書いた好奇心旺盛という文章に対して、3回程どんな情報を漁っているか質問を受けた。これをすべて返せなければ、「所詮そんなものね」で終ってしまい、「言うほどではないな」のラベルが貼られていただろう。紙飛行機の質問では、回答の直後に何を聞きたかったのかネタばらしをしていただけた。それが、論理的思考についてであった。ちなみに正解は、「ロールしながら飛んでいく」だそうだ。
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