私は学部時代に初めて短期留学へ挑戦しました。
大学にて開講されていた授業の中に”海外演習”という2週間程度の短期留学の授業がありました。当時音楽や文化といった点で海外に興味があったことから英語の経験は殆どないものの,自身の可能性を広げるために初めての海外への挑戦を決行しました。しかしこれまでに履修者がいなかった授業だった為,担当教授らと話し合い,現地で何を行うかを決めていきました。在学していた大学が福島にあるということや,自分自身の興味からコロラド州立大学にて放射線関係についての演習を行うということに決まりました。
現地では日本の法律上,一般人の立入が難しい原発関連施設の見学や,実験,講義を多少苦しみながら受講しました。生活に少しずつ慣れていき,講義の内容が理解できた時や,現地の学生と共通の趣味の話などができた時には小さな達成感を味わうことができました。
この挑戦後,英語に対して自信がつき“TOEICスコア600”という目標たてました。学習を進めていきスコア735を取得し,目標を達成することができました。また,研究という視点では放射線物理へとつながる研究を行いたいと決心がつき,学部時代には放射線検出器への応用を目指した光検出器の開発を行い,現在は分野が変わり高機能な検出器として開発が待ち望まれるダイヤモンド半導体の材料開発を行っております。この挑戦は自分自身の可能性を広げた大きなきっかけとなりました。
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