20卒 本選考ES
科学工学系エンジニア
20卒 | 筑波大学大学院 | 男性
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Q.
研究テーマを教えてください。
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A.
繊維配向分散が皮革材料の力学特性に与える影響評価に関する研究 続きを読む
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Q.
研究内容を教えてください。(300字以内)
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A.
私は皮革材料を対象とした構造解析に関する研究を行っています。皮革材料は内部に繊維を有し、変形に「方向依存性(異方性)」が生じます。また、「繊維方向のばらつき(繊維配向分散)」により原材料が同じ皮革材料でも異方性の強さが変化します。これらの特性を考慮した従来モデルがありましたが、従来モデルでは皮革材料の正しい解析結果が得られませんでした。そのため従来モデルを皮革材料に適したモデルに改良し、有限要素法を用いた解析プログラムに導入した結果、皮革材料の構造解析が可能になりました。研究を進める中で様々な分野の論文を参考にしたため、問題に多角的にアプローチする力を鍛えることができました。 続きを読む
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Q.
あなたが学生時代に周囲と協力して取り組んだことや、あなたの役割・心掛けたことを教えてください。(全角500文字以内)
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A.
私は大学2年生の時に、所属サークルの合宿の運営を行いました。私がリーダーとなり、同級生の協力のもと合宿の運営を行いました。リーダーを担当する上で心掛けたことは、1.意思疎通を怠らないこと、2.自分が率先して動くことの2つです。私を中心に同級生と合宿の計画の話し合いを重ね、各々と頻繁に意思疎通を図りました。1を大切にすることで、同級生の性格や得意なこと、やりたいことを把握できました。その結果、各々が力を発揮できる役割を任せることができたと思います。2は私が合宿中最も意識してたことです。何事も指示するだけでなく、常に周囲に気を配り自分が一番に行動しない限り信頼を得ることができないと考えていました。もっと周りを頼った方が良いと言われるほど、自分から行動していました。その結果、さらに同級生と助け合えるようになり、スケジュールを円滑に消化できました。合宿終了時には皆から「ありがとう」「楽しかった」と声をかけてもらうことができました。この経験を通して、グループをまとめる力の必要性や周囲を頼ることの難しさ、協力して困難を乗り越える楽しさ、感謝されることの喜びを学ぶことができました。 続きを読む
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Q.
あなたの強みについてエピソードを教えてください。その中で、難しかったこと・工夫したことを教えてください。
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A.
私の強みは、問題に多角的にアプローチする力と忍耐力です。研究を通してその力が身に付いたと思います。私の研究は新しく立ち上がったテーマであり、新たに理論式を構築し、それを既存のプログラムに導入するといったものでした。研究を進める過程で難しかったことは、A.参考文献の理論の理解、B.新しい理論式の構築、C.解析プログラムの作成、です。これらを乗り越えるにあたり工夫したことは、1.文献を熟読すること、2.教授や先輩の着眼点を学ぶこと、3.紙に書いて頭の中を整理すること、の3つです。何度も文献を読み直し、紙に書いて順を追って理論を理解することに努めました。新しく理論式を構築する際、ゼミ発表の場で教授や先輩に助言をもらい、問題に対する着眼点を学びました。プログラムの作成に関しても、プログラム言語で理論式を紙に書き、正しい式を構築できているか、エラー箇所はどこなのかなどを確認しながら、粘り強くプログラムを作成しました。その結果、新しい理論式を用いることで良い解析結果を得ることができました。この経験を通して、問題に対してあらゆる角度からアプローチする力、忍耐力を身に付けることができたと感じています。 続きを読む
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Q.
CTCを志望する理由と、科学工学系エンジニアを志望する理由を教えてください。
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A.
私が貴社を志望する理由は、科学・工学的知見を用いてあらゆる物理現象を解明したいと思ったからです。また、科学工学エンジニアの仕事を通して、研究で培った能力を活かすことができると考えたからです。私は現在、スポーツシューズに使用される皮革材料を対象に、有限要素法を用いた数値解析を行っています。普段何気なく使っていた材料に対して初めて数値シミュレーションを行った際、材料が変形したときどのように力が働くのかを視覚的、客観的に評価できたことに感動しました。その際、私は既存のプログラムに新しい理論を導入することで、皮革材料の有限要素解析を可能にしました。新しい理論式を構築し、それをプログラムに導入する過程で、問題に対して多角的にアプローチする力を鍛えることができたと思います。またプログラムの作成の際、粘り強くトライ&エラーを繰り返すことで、忍耐力を身に付けることができたと思います。研究を通して培ったこのような能力を活かし、私は貴社であらゆる物理現象を、数値シミュレーションを用いることで解明したいと考えています。 続きを読む
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Q.
CTC入社後に取り組んでみたい点と、特に興味がある分野について教えてください。
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A.
私は構造解析に特に興味があり、貴社が自社開発している大規模非線形構造解析システムのソルバー開発に取り組んでみたいと考えています。構造解析システムのソルバーを日本で自社開発している企業は非常に珍しく、私は貴社でその開発に携わりたいと考えています。私は研究で、実際に材料試験から材料の定式化、新しい理論式の解析プログラムへの導入を行いました。その過程で、新しい物をシミュレーションできるようになることの素晴らしさを学びました。大学での研究では限度があるため、新しい技術をすぐに社会実装することは難しいと思いますが、貴社の技術力をもってすれば新しい解析システムを次々と社会実装できるのではないか、そして少しでもそこに携わることができればと考えています。また、貴社が抱えている幅広い業界のクライアントにより、私が知らない解析不可能な物や物理現象に出会えるのではないか、そしてそれを解析・予測できるようにしたいと考えています。このような点から、私は貴社の非線形構造解析システムのソルバー開発に携わりたいと考えています。 続きを読む