18卒 本選考ES
技術系(情報系)
18卒 | 慶應義塾大学大学院 | 男性
- Q. キヤノンに入社してやりたいこと、実現したいことは何ですか?取り組みたい技術や分野を踏まえたうえで具体的に教えてください。
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A.
私は、X線デジタル撮影装置を代表する医療機器の研究開発に携わり人々の健康に貢献がしたいと考えています。 現在私は、医療に関するタブレット端末向けアプリの研究開発に取り組んでいます。この研究は直接的に人々の健康に寄与できるものであることから非常にやりがいを感じ、社会に出てからも医療に携わりたいと考えました。また今日、日本や世界で高齢社会が急速に進む中、多くの高齢者の健康を維持する医療機器の発展が望まれます。 そこで、私は貴社のX線デジタル撮影装置の画像処理技術やその制御用PCで必要となるソフトウェアの開発、それに加えて私が研究を通して培ってきたスマートフォン・タブレット端末向けアプリの開発経験を活かして撮影画像を確認できるタブレット端末向けアプリの開発に取り組みたいと考えいます。 そのためにはまず、世界トップクラスの特許登録件数からわかるような貴社の高い技術力や貴社の技術者の方々から直々に技術を吸収し、その後それに応える成果を出したいです。また、近年貴社が買収した東芝メディカルシステムズの技術を融合させ新たな医療技術を創造し、社会に貢献したいです。 続きを読む
- Q. 学業以外で力を注いだことについて教えてください。(その活動において、困難だったことや、その困難にどのようなアプローチで取り組んだか、またその経験から得られたことなどを具体的に記載してください。)
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A.
私は、私を含む日本人2人とフランス人留学生2人の4人でAR(拡張現実)を用いたスマホアプリの構想から実装、プレゼンテーションまで取り組みました。 私はアプリ開発の経験があったためチームの中で中核的な役割を担っていました。アプリ製作に取りかかり始めた頃は、お互いに言葉の壁を感じておりコミュニケーションを取ることに消極的であったため、なかなかアプリのアイディアがまとまりませんでした。しかし、アプリ製作は約2ヶ月と短期間であったため、私はこのままではいけないと考え、LINEを使用して文字ベースで会話を試みたり、紙にアプリの構想図を描いて積極的にアイディアを共有しました。その結果、アプリの構想はどんどん膨らみ、それぞれの役割も決まりました。また、これまでは私から留学生に連絡を取ってきましたが、次第に留学生側から連絡をくれるようになり、最終的に満足のいくアプリを作り上げることができました。 英語で上手く話せないことを恐れず、積極的にコミュニケーションを取ることに挑戦した結果、相手もちゃんとそれ応えてくれたことから、私は不安を恐れず積極的に挑戦すれば為せば成ることを学びました。 続きを読む
- Q. 卒論について 1、研究テーマ・分野 2、テーマの選定理由 3、これまでに成し得たこと 4、研究における独自性や新規性 5、研究過程での気づきや発見 6、苦労した点・改善点 などを踏まえて具体的に教えてください。(500文字以内)
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A.
私は、GPUを用いたWarshall-Floyd法の並列処理の研究を行いました。 近年、CPUの処理能力は停滞気味であるため、GPUの並列処理による高速化が期待されています。例えば、カーナビのルート検索で用いられる様な経路探索アルゴリズムもその例外ではなく、並列処理による高速化が期待されます。そこで私は、経路探索アルゴリズムであるWarshall-Floyd法をGPUで並列処理する研究に取り組みました。 GPUで並列処理を行うには、まず処理するデータをメインメモリからGPU側のメモリに転送する必要があります。ここでGPU側のメモリには、一長一短の特徴を持つメモリがいくつかあるため、データをどのメモリに保存すれば高いパフォーマンスが得られるか検証しました。また、データはある程度の大きさに分割されてから並列処理されます。この時、データの分割具合により処理速度が変化するため、適切なデータ分割が望まれますが、データ分割はデータの大きさや並列処理の内容に依存するため、絶対的な方法がないことを知り非常に苦労しました。試行錯誤の結果、私の実験環境では最大でCPUの約80倍の高速化に成功しました。 続きを読む
- Q. 1、研究テーマ・分野 2、テーマの選定理由 3、これまでに成し得たこと 4、研究における独自性や新規性 5、研究過程での気づきや発見 6、苦労した点・改善点 などを踏まえて具体的に教えてください。(500文字以内)
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A.
私は、手の親指のリハビリを支援するタブレット端末向けアプリを研究開発しています。 手根管症候群と呼ばれる手の親指に痺れを引き起こす病気があり、これはものを掴む動作が困難になる等、日常生活に多大な影響を与えます。手根管症候群の完治には親指を積極的に動かすリハビリが必要ですが、この作業は単調であるため長続きしません。そこで、私はスマホ・タブレットアプリを開発していた経験を活かして、ゲーム感覚でリハビリを行うことで継続的なリハビリを支援するリハビリアプリの開発に取り組み始めました。 研究を進める過程で手根管症候群患者の多くは高齢者であることを知り、高齢者が親しみやすいモグラ叩きを元にしたリハビリゲームを開発し、アプリのユーザーインターフェースは簡潔明瞭なものを心がけて実装しています。また、これまで医師は患者がいつ、どの程度リハビリを行っているのか具体的に知る術がありませんでしたが、本アプリで収集したリハビリ記録をクラウド上に保存するこにより、医師は随時患者のリハビリ状況を確認できるようになり、患者の親指の動きをデジタルハンドモデルで復元することで遠隔で回復状況を診ることができます。 続きを読む