
23卒 本選考ES
ソフトウェア技術センター
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Q.
研究テーマについて [800-1500] 改行なし
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A.
私は現在,信頼認証と生体認証のマルチモーダル認証方式の研究をしています. 現在,スマートフォンが広く普及し,個人認証技術の重要性が非常に高まっています. 主な認証技術として知識認証や生体認証のような「本人が持つ固有の情報」を使う多様な方式が考案,実現されています. しかしその「当たり前」にメスを入れた新規性に富む認証手法として,過去の論文から「信頼認証」を発見しました. この手法と従来手法を組み合わせることで,可用性や機密性が向上した認証手法になるにと考え,この研究テーマに決定しました. 信頼認証とは,被認証者の一定メートルの周囲に,予め携帯端末の登録を済ませた協力者が既定の割合以上存在していれば,本人であると断定する方式のことです. また,この「協力者の登録,存在確認」はBluetooth通信を用いて行われます.従って,協力者はスマートフォンなどの端末を持っている前提で行われます. この信頼認証の課題点として,海水浴場といった不特定多数の人間が周囲にいる環境では,既定の割合に届く確率が著しく減少することが考えられます. このような問題を解決するために,信頼認証と生体認証の両方を用いることで,実用化や可用性を担保した新しい認証手法の提案が目的になります. 現在は,どの生体認証が信頼認証方式と上手く適合するかを,実用化面とセキュリティ面を考慮して考察中になります. 私の考えと致しましては,信頼認証は携帯端末を用いるので,既存の生体認証と同様に,手軽に提供可能な生体情報が良いと考えています. 例えば顔や虹彩が考えられます.しかし虹彩に関しては,携帯端末から取得可能な画素数が圧倒的に不足していることから,実用化が難しいと考えています. 顔認証は実用化例があり,手軽に提供可能な生体情報として.有用であると考えています. また顔認証に関して,セキュリティの観点では,信頼認証だけを用いたシングルモーダル認証で発生し得る「他人であっても認証できてしまう」問題の解決の 有効策として考えています. この技術成果は,最終的にソーシャルエンジニアリング等の情報盗取の被害を最小限に減らすことができます. なぜなら,従来の生体認証に発生する「指紋,顔情報の盗取」や「技術的な複製」による被害を減らすことが可能だと考えられるからです. それらの悪用ケースは信頼認証の条件である,協力者が周囲にいる環境では発生し難いと考えられます. 従って,より安全性の高い認証技術の提供を社会に対し還元することが可能です. 続きを読む
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Q.
仕事をする上で夢や目標,東芝という自己実現の場を目指して自らが社会で実現したいビジョンを教えて下さい[300]改行なし
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A.
私は,社会全体のQoLを上げ,システム開発を通して生活の質が高い社会の創造を目指す野望があります. 特に,セキュリティ知識を発揮し,画像認識技術に特化したシステム開発に挑戦したいと考えています. この理念の基で学生時代に,個人が抱える課題やQoLの向上を目指してシステムやアプリの設計開発に携わりました. また,セキュリティの研究活動で,信頼性と可用性に考慮した認証技術の提案開発に携わっています. これらの経験や知識を活かし,貴社のプラットフォーム事業で社会の幸福追求に貢献したいと強く考えています. 続きを読む